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はじめに

ロックンロールおじさん、ロックンロールおばさんに捧ぐ。

S県の田舎町で育った。町には1軒だけレコード店があり、川を渡った隣町にも1軒レコード店があったがこのレコード店は半分が時計店だった。
そんな田舎町だったので入ってくる音楽情報も2~3年ぐらい遅れていた。
電車に乗って一番近い「K市」に行くと、大きなレコード店が3軒ほどあり、そこでは音楽情報の遅れは1〜2年だった。
昭和の50〜60年代はこういう地方の田舎町が日本中至る所にあって、見てきた物、聴いてきた物、経験してきた事、色々と共感してもらえる部分があるんじゃないかと思い、この文章を書いてみることにした。
音楽情報、特に洋楽の情報はほとんどなくて、音楽雑誌に掲載された写真を見ては想像を膨らませていたものだ。
テレビでは動く洋楽ミュージシャンを見ることはなかったし、歌謡曲にも興味を持てなかった田舎の音楽好きの少年が、どのようにして音楽に目覚め、どのような人生を送ることになったのか。
これは還暦を迎える私の自伝兼エッセイ兼ラブレター兼遺書のようなもの。


追記
タイトル曲の解説や評論ではありません。
難しいことは書けません。
その曲にまつわる私と友人、知人たちとの関係を綴った極々私的な文章です。
当時の世間の様子なども少し付け加えたりもします。


超蛇足ながら、「はじめに」の後、60年代から順を追って70年代、80年代、90年代、00年代と読み進めてもらい、最後に最終回を読んでいただくと、不肖わたくしと家族、友人知人との心温まるロクでもない人生を追体験していただけます(笑)


私が死ぬ前に妻に読んでもらうために書いていますので、
本当に時間に余裕がある方だけ読んでください。


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