【備忘録】睡眠学会2024
こんにちは~
先日、「日本睡眠学会第48回定期学術集会」に参加してきました!
超時差投稿ですが、その備忘録です~
※当日メモしていたものに加筆して投稿しています。
睡眠学会2024
私は「概日リズム睡眠障害」の患者会「rhythm and sleep(通称R&S)」の一員として参加してきました。
R&Sについてはこちら
↓
簡単ではありますが、以下感じたこと等です。
苦労を分かり合える存在がいる安心感
会場では、「概日リズム睡眠障害」をはじめとする睡眠障害の当事者や関係者の方々とお話することができました。
診断までの経緯や現在の生活について等、話題は尽きませんでしたが
特に、これまで苦労したこと・大変だったことをいろいろな方と共有できたのが良かったです。
ネットで当事者仲間を見つけたときから感じていることとして、
「『自分がしてきた苦労』に対する共感」が、最も「過去の自分」を救ってくれるという持論(?)があります。
ずっと一人で悩んでいたことを共感し合い、笑い飛ばせるような仲間が増えて心強い限りです。
「眠り」に寛容な雰囲気
睡眠の専門家と睡眠障害の当事者しかいない場ゆえの安心感のようなものがありました。
特に印象的だったのが、(概日リズム睡眠障害ではない)過眠症の当事者の方とお話させていただいた際に、
互いの睡眠障害に関する不明点をごく自然に質問し合えたことです。
呆れるでも揶揄するでもなく、でも過剰に気を遣うわけでもなく、
純粋な疑問として訊き合える空間が心地よかったですし、教えていただいたことはもちろん勉強になりました。
「睡眠」に個性があることを全員が理解しているので、
「怠けと思われるのではないか」「理解してもらえなかったらどうしよう」などと構える必要もなく、肩の力を抜いて過ごすことができました。
(逆に普段、健常の方に睡眠障害について話す際に殺伐とした空気を出しがちだなぁと反省、、)
世間の学校や職場がこんな感じになると良いなぁ…という理想像が見えた気がしました。
睡眠障害との付き合い方の多様性
前述の通り、たくさんの睡眠障害の当事者と直接お話することができました。
中には睡眠障害と数十年付き合っている方もいらっしゃいました。
様々な工夫を重ねて、生活への支障を最小限にする努力をされている方もたくさんいらっしゃいました。
学校に通っていたり、仕事をしていたり、家庭を持っていたり、状況は様々ですが、
各々が睡眠障害と付き合いながら過ごされている姿を見て、良い刺激となりました。
興味深い研究の数々
「学術集会」ということで、発表の一部を拝見させていただきました。
私は全くの素人ですが、睡眠に関する研究の世界に触れることができてわくわくしました。
中でも、やはり「概日リズム睡眠障害」に関連する研究は興味を惹かれるものばかりでしたし、
様々な睡眠にまつわる研究がある中で、私が想像していたよりも多くの割合を占めており、個人的には期待が高まりました!
とはいえ私は今後の発展を祈ることしかできませんが!
今後もアンテナを張っていこうと思います~(何か面白い研究等あれば教えてください)
社会への問題提起
何度か見聞きした、「リズム障害は医療だけでは解決できない(≒社会に問題がある)」という主張が印象的でした。
私も診断された当初は、治療をして朝型になったら社会に適応できる=解決!と思っていましたが、最近はそうではないという実感があり、、
個人的にも今後の人生のキーワードとなると思っています。
当事者のみならず専門家の方からそのようなことを発信していただけるのは、非常に心強いです!
「社会を変える」というと果てしなく、とても難しいことだと思ってしまいますが、
どうすれば我々が生きやすくなるのか、私も当事者の一人として考え続けていきたいです。
まとめ
個人的に昨年の睡眠学会は非常に思い入れがあるもので。
というのも、昨年の睡眠学会では一般公開された講演があり、それを視聴したことで、睡眠外来への受診・診断や、疾患の理解に繋がりました。
(こちらの動画の前半で、その講演と同じ内容のものを視聴することができます。
有料級の情報が詰まった動画だと思っているので是非…!)
そんな特別な場に、一年越しに現地で参加できて嬉しかったです。
縋るような思いで配信を観ていた一年前と、
当事者や関係者の方々や、様々な研究に触れて更なる学びを得た今年。
自分も少しは成長できた気がして感慨深いです。
来年以降も開催されるようなので、都合がつけばまた参加したい所存…!
最近noteサボり気味でしたが、また書きますー!
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