人の美しさについて
人が人に感じる美しさにおいて
造形の占める割合は
非常に少ない
見た目の良さはわかりやすいけど
それを美しさの全てだと思ってしまったら
浅すぎて勿体無い
全く関係ない、とは言わない
しかし、見た目ではないところから感じる
美しさというものが確かにある
それも見た目と同じで
たくさん持っている人もいれば
あんまり持っていない人もいるのだろう
あるいは、人と人においては
その間に築かれた関係性によって
感じ方は変わってくる
そしておそらく
それは自分で育てていくことができる
そういう意味では造形も同じ
なかなか簡単にノウハウにはならない
言葉にしてしまうと語り尽くされた
ありきたりの表現になってしまう
昔の人も同じことを言っているけど
やっぱり今も同じことを言うしかないのは
うまく伝えられないことなのだろう
人の本当の根っこのところは
時代や環境が変わっても
変わらない、とも言える
人の美しさを知ると
その種が、ほとんど全ての人の中に
あることを感じる
きっと、わたしの中にも。