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入院日記⑧増殖するロダン
入院生活9日目の弥生です。こんにちは。
今日は日曜日ということで、リハビリがお休み。自主練の日です。
自分の性格を考えると、おそらく昼過ぎになったら面倒くさくてやらないので、朝ごはん食べた後に、部屋の外のバーを使って自主トレ。
片足立ちとはいえ、立てるようになったことで窓の外の景色が見えるようになりました。
今日は快晴。良い天気です。窓の下には運動公園があり、使われてない汚れたプールが見えています。
とはいえ、気分は上場。
天気がいい日って、なんだか気分が良いですね。
さて、多少体を動かすと、おなかの具合もよくなってきます。
ちょっと今日は汚いお話になるかもしれません。
くれぐれも食事中の方はご覧になられませぬように。
私は術後数日、全くベッドから動くことができませんでした。
その間のお手洗いがどうなっていたかというと、バルーンカテーテルのお世話になっていました。
バルーンカテーテルっていったい何?と思ったら検索してみてください。
「ああこれね」ってわかるはずです。
カテーテルが入っているとトイレに行く必要すらありません。
知らない間に勝手に排泄物がベッド横にたまっていくのです。
出してる自覚すらありません。不思議で仕方ありませんでした。
「トイレいかんでいいやん、楽やーん!!」と私は、大量の水分を摂取。
全身麻酔をしたときに喉に挿管された影響で、喉の上側が痛かったんです。
それをケアするためにずーーーっと水を飲み続けた結果、バルーンから排泄物が漏れそうになる事態を引き起こしました。
看護師さんがめちゃくちゃ焦ってました。私もびっくりしました。
入院5日目あたりに車いすに座れるようになって、バルーンが外れ。
私はお手洗いで「ロダン」になりました。
術後5日間、ベッドに寝続けた私は大層なお便秘様になっていたのです。
2日間下剤を飲み、お手洗いで片足をあげたまま、考えました。
「ロダン、できない」
ロダンのポーズをすることで、お便秘様を解決できるはずなのに、足があがっているから全くもってロダンにならないのです。
ロダンの考える人のポーズは、日本人の平均的なお手洗いスタイルだと思っております。私もロダンスタイルです。
ロダンスタイルできない私は1時間ほど、頑張っていました。
頑張った成果はちゃんとあったので一安心しましたが……
ロダンスタイルができないことが
こんなにも影響があるとは思いませんでした。
ロダンスタイルの効果とありがたみをかみしめている、今日この頃です。(いまもできないから、若干お便秘様ぎみです)
同じ病室の奥様方もお便秘様に悩まされているようです。
入院患者さんのあるあるなのかもしれません。
1.今日見た映画
入院前にTwitterでおすすめ映画を募集しておりました。
今回は、学生時代からの友人。
そしてピッカピカLEDが光る変態的な自作PC作品を発表している、PCモデラ―・銀ちゃん(https://twitter.com/jisaku_gin)からのおススメ。
ダウントンアビー
【あらすじ】
イングランド・ヨークシャーの邸宅「ダウントンアビー」に暮らすクローリー家。多くの使用人を抱え、貴族として暮らす彼らのもとに国王一家が訪れるという手紙が届いた。
パレード・晩餐会・国王一家を迎える準備で大変な騒ぎが巻き起こる。国王一家に仕える執事・料理人・メイドたちと対立するダウントンアビーの使用人たち。家を切り盛りするメアリーは、この事態をうまく切り抜けられるのか……?
紹介された時の印象!
銀ちゃんが、めっちゃ好きそうな作品だ!!!
「俺は紳士なんで」と、学生時代に謎の主張をしていた紅茶大好き・銀ちゃん。とっても彼らしい作品のチョイスだなぁと思いました。
さて、作品の感想。
テレビシリーズからの劇場版ということで、人間関係がわからないかもなーとか、作品の面白さを理解できるだろうかと思ってました。
実際見始めると、テレビシリーズを1mmも知らない自分でも、お話の筋はわかるし、数多く出てくる登場人物も把握することができました。
キャラクターの特徴的な部分をエピソードで拾ってくれるので、キャラクターの特徴がつかみやすい。
そしてセリフのやり取りがあっさりしているので、2時間という限られた枠のなかで10人以上の登場人物がどういう関係で、どんな性格なのかを丁寧に描いています。
この作品で特筆して素晴らしいと感じたのは劇伴音楽。
上質なオーケストラが作品全体を通して流れていることで、作品全体のテイストをまとめ上げてます。
音が派手すぎないので、びっくりしない。穏やかにダウントンアビーの人間模様を楽しむことができます。
一番良いキャラクターだったのは、先代伯爵夫人のバイオレット・クローリー。
貴族としての上品さを持ちながらも、ウィットにとんだセリフで愛らしさのあるお婆ちゃん。
次ぶりのお婆ちゃんキャラ大好きな私は、あっという間にこのバイオレット伯爵夫人の虜になってしまいました。
決して一筋縄ではいかないけれど、愛嬌とかわいらしさのある不思議なお婆ちゃん。口うるさい、小言の多い、けれどどこか可愛いお婆様。
「涙は悲しいことのためにとっておいて。今は何も悲しくはないわ」
「大丈夫の嵐に見舞われるのはごめんよ。簡単なことよだめになるまで大丈夫。それだけのこと」
クライマックスに近いシーンなのですが、この二つのセリフは心にじわっと染み入って涙が思わずこぼれました。
20世紀初頭。近代文化と現代社会の間で揺れるダウントンアビーの人々。決して派手ではありませんが、当時の生活やそこで巻き起こったであろう人間模様を丁寧にドラマ化してあって、生きている博物館のような作品でした。
くすっと笑えたり、じんと泣きそうになったり、どうなるんだろうってちょっとだけハラハラしたり。
ゆったりと楽しめるタイプの映画なので、映画を見ながら穏やかな時間をすごしたいと考えている人におすすめの作品です。
2.今日のリハビリ
今日のリハビリはお休みでした。
自主トレを疲れない程度に。
病室のそばにあるバーをもって、腿肉の運動。
ベッドに戻って、腿肉の筋トレを多少しています。
「1日やらないと3日分状態がもどるから」
と、リハビリのおにいさんが笑顔で言っていた言葉を思い出します。
私の3日前はそれはもう大変な状態でしたので、さぼるわけにはいきません。
それにしても。
リハビリの時間がないと、時間の流れがとってもゆっくり。
静かな病室・クリーム色のカーテン・明るい日差しにうっとりしちゃう。穏やかすぎてたまらん。眠たい!!
3.今日のごはん
ご飯のボリュームがどんと上がって、満足感を感じやすいご飯に。
今日のご飯で一番美味しかったのは、お昼ご飯(1枚目の写真)の、お豆腐と豚肉の肉豆腐。
豚肉の食べ応えと、お豆腐のボリューム。
重すぎないけど、お腹にたっぷり満足感を感じる内容でした!!
昨日、夫くんが差し入れでお菓子やお水を持ってきてくれました。
その中に、丸美屋のしっとりやわらかソフトふりかけ「ちりめん山椒」が!!!
もしあなたが入院する予定があるならば、このふりかけは必須アイテムでしょう。
これをご飯に振りかけるだけで、ごはんの満足度がワンランクあがります。
あなたがもし、明日お米しか食べられないと悩んでいるなら、このふりかけは必須アイテムでしょう。
このふりかけで、どんぶり1杯米を食べられる。すばらしい。
私は次、金欠になって白米しかなくなったら。
このふりかけだけは絶対に買うと心に決めています。
ふりかけまみれだ!!!
※ふりかけすぎましたが、滅茶苦茶美味しかったです。
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