アイロニーな隘路にはまる「わたしたち」の物語——伊藤計劃「ハーモニー」感想
こんばんわ。弥生です。
普段は近代陶器を中心にプチ骨董を販売するEC事業をやっております。
仕入れが止まってそろそろ10日。
次の仕入れ日を明日に控える中、あまりにも退屈に倦んだ私は一冊の本を手に取りました。
この本があまりにも良かったので、今回はその感想などをしたためていこうと思います。
伊藤計劃にはまるきっかけつい半年前でしょうか。
ちょっとした物語を思いついて、その肉付けに使えないかと手に取ったのが「屍者の帝国」でした。
生きてない生者と、死んでない死者の対立を描く