激務ワーママ流、「欲」とのうまい折合い方
おはようございます。
稲盛和夫さんの「生き方」の本には
「利を求める心は人間活動の原動力となるものです」
とあります。
だれしも、儲けたいという「欲」はあって良い、と。
今日は、それならば、その「欲」と自分の生き方をどう折り合いをつけるのか?という話です。
詳しい「生き方」という良書の読書感想文は、こちらの記事にも書きました。
よろしければこちらも、どうぞ♪
アラフォーがキャリアの岐路で考えていること。
私は現在転職活動中です。人生迷子中。
稲盛和夫さんの本は、生き方の哲学・思想・道徳の本です。
戦前の道徳教育が戦争に向かわせたという反省から、大人は戦後、軸となる生き方を子どもに教えてこなかった、といいます。
私も、アメリカでキリスト教文化に触れ、宗教・思想という軸があまりない国だな、と感じています。
自分自身についてもそうです。
そのなかで、「日々の生活費としてのお金を稼ぐこと」を最も大事にワーママとして10年以上、突っ走ってきました。
ふと、アラフォーで立ち止まると、私には軸がありません。
キャリアも、これまで必死に走り続けてきたところ、森の中で迷子になってしまいました。
まわりに経済的に成功している人は多く存在するけれども、その「欲」と「生き方」はどう折り合いをつけるのか。
私はどう、何を目指して、何のために生きたらよいのか?
暗い森の中で、星空を見上げながらどっちに進んだらよいのやらと、方向性を決めかねているような状況です。
利他に徹することの意味
本当に久しぶりに時間ができましたので、いろいろな本を読み漁っていますが、
この「生き方」の本を何周かするうちに、解答らしきものを見つけました。
おおお!
(自分が)豊かになりたい!と思って、方向性もなく突撃しつづけてきたワーママ時代。
自分なりに頑張っていましたが、私には「人にも良かれ」という
「大欲」が足りていないのでした。
会社の経営をするという行為を取ってみても、それだけでおのずと世のため、人の為になる「利他行」を含んでいる。
私は、この「大きな欲」まで見えていませんでした。
会社で出世すること、子どもを育てること、起業をすること、
ボランティアをすること、これすべて「大欲」なのです。
小さな私欲(利己)は、利他と裏腹の関係。
「私や私の家族だけが良い」と思うと、利他心も利己心になる。
低いレベルの利他にとどまらないためには、より広い視点から物事を見る目を養い、大きな単位で自分の行いを相対化して見ることが大切になってくるそうです。
自分だけ儲かればいい、ではなく、
取引先も、消費者も、株主も、地域の利益にも貢献し、
国や世界、地球や宇宙へと利他の心を広げる。
すると、おのずとより広い視野を持つことができ、失敗も回避できるのです。
なるほど、とても深いお言葉。
自分がこれまで行ってきたことも、小さい利他だった
こうして考えると、自分がこれまで行ってきたことは、仕事であれ、家族であれ、「利他」の積み重ねではあったものの、
それ以上の単位で相対化して見ることができていませんでした。
(スティーブ・ジョブズの点と点状態ですね。)
では、それがどう大きな利他につながるのか。
よーく考えてみれば、働いていた産業はとても重要な役割を果たしている。
お金がなければ世の中うまくまわらないからです。
大きな会社の、1チームの中で、私は必死に利他を重ねてきました。
1つの家庭の中で、私は必死に家族に貢献しました。
学校、地域、コミュニティのボランティアも行いました。
でも、取引先や、株主についてはまともに考えたこともなく、
友人についても時間がなく、視点を大きく広げられていませんでした。
一息ついて、まわりを見渡せば、「大欲」につながることは個別にしていたものの
その方向性や、マクロな視点を見失っていました。
あふれるほどの夢を抱け
最近は、連絡を取っていなかった昔お世話になった方や友人に声をかけているところですが、
やはり、人のつながりが人生を形作るもの。
そして、
潜在意識に沁み込むまで、自分の夢を思って、思って、思い続ける。
夢が大きければ大きいほど、遠いものではありますが
成就したときの姿や、そこへ至るプロセスもイメージして、
「見える」までに濃密にイメージしていると、実現への道筋がしだいに明らかに見えてくるとともに、
様々なヒントが得られるようになる。
な、な、なるほどおー!
ということで、私は「日本のワーママを底上げ(ラクに、笑顔に)して、日本をより経済力もある国にする」という夢の実現のために、こつこつと続けてきたNoteやKindle出版に加えて、
何かもっともっと役に立つビジネスができたらいいな!
と考えています。
あと、バーキン欲しい。これは「利己」。
これもオッケー!と稲盛さんにお墨付きをもらったので (笑)
エルメスパトロールも頑張りたいと思います。
心から、日本のワーママのみなさんが少しでも楽しく、ラクにキャリアを追求できる社会になればいいな、と思っています。もっと大きな「大欲」と「夢」を抱いていこう!
稲盛さん、素敵な気づきをありがとうございます!