(ライフ)ミレーナを低容量ピルの代わりに使ってみた話。
おはようございます！
女性であれば閉経まで悩むのが生理痛や避妊や、PMS(月経前の精神不安)
とにかく「社会で特段注目されていないけど」「女性が実際にはすごく困ること」の一つです。
女性のリプロ＝リプロダクティブ（再生産・出産）のヘルス・ライツです。
人口の半分を占める女性のためにも、ピルを無料にしてほしいと常々思っているのですが、何事も避妊目的だと保険が効かない、国の「塩対応」分野です。
よくバイアグラは即国会で承認されたことと、対比されますね。
結局、シニア男性陣は、女性の体の苦労なんて「知ったこっちゃない」わけです。
政治家全員、自然分娩、一度やってみろ！と思ってます。
考え方が絶対に変わるはず。
あなたの娘が、緊急避妊ピルやにアクセスがなかったり、生理痛で苦しんでいたり、同じ思いをしていても、興味はないですか？
と思ったりするのですが・・・。
男が安いガールズバーに通っている間、同じ月１シート３５００円払ってピルでしっかり避妊している女子も多いかと思いますが、基本的にピル代は男性と割り勘すべきですし、学校でもそのように男子も女子も教育すべきです。
以前は海外輸入もできましたが、円安でそれもだんだんと難しくなってきましたね。
香港では薬局で処方箋なしでピルを買えましたので、日本でもそのくらいの気軽さがあってほしいと思います。
ところで、私は生理不順でずっとピルを飲んでいますが、
最近は飲み忘れも多くなり、結果的に生理が始まってしまうことも多くなり、
生理痛もあることから、休暇中に思い切って「ミレーナ」という避妊リングなるものを産婦人科で相談し、使ってみることにしました。
ミレーナ52mgは、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システム(IUS: Intrauterine System)です。低用量経口避妊薬(OC)の避妊効果と、子宮内避妊用具(IUD)の長期の避妊が可能であるという特徴を持っています。
IUD（ホルモンがないリング）はこれまでもありましたが、ミレーナの場合、子宮の中でピルのホルモンをずっと放出し続けるため、避妊効果に加えて、生理がほとんどこなくなります。しかも５年間、検診を受けて入れば継続して使えます。そのあとは新しいものに入れ替えます。
これって生理痛に苦しむワーママ必須じゃない？
と思いました。
PMSはそこまで効果がないのですが、ピルの煩わしさや生理痛に悩む場合にはとても良い商品だと思います。
T字型のミレーナを子宮内に入れます。何人かの知り合いは装着後、とても快適だと言っていました。
一方で、私は合わなかったことから、とても苦労する結果になりました。
そのミレーナを着けた時の体験談をお話しします。
・ミレーナ（IUS）を装着する際の注意点
まず、ミレーナは産婦人科で相談し、装着するかを決めます。
「人権侵害に」限りなく近いあの日本特有のカーテン付きの産婦人科の椅子に座って、医師が装着してくれるのですが、
入れるのは５秒くらいなものの、そこそこ痛いです。
（ちなみにあんな内診の拷問椅子がある国は、知る限り日本くらいです。）
しかも、その後、しばらく軽い出血・鈍痛・下腹部痛が続きます。
「（ミレーナ入れるの）結構痛いですね」と言うと、
男性医師だったのですが、「自然分娩だった？」と嫌味を言われました。
セクハラ発言の上に余計なお世話です。
男性医師には申し訳ないですが、実際に産んでもいない奴に診てもらうとろくなことがない・・と思いました。
入れた直後、席を降りると、冷や汗をかいて気分が悪くなりました。
待てとも言われなかったのですが、会計後にソファでしばらく座っていました。
めまい、冷や汗、悪寒のようなものが続いたため、しばらく待たせてもらいました。
２０分くらい休んで、歩いて帰ろうとしていたのですが、道の途中でもめまいがあり、座り込んだりして、やっとのこと家に帰ってしばらくベッドで寝ていました。
ミレーナを入れる場合、３０分程度、病院で休む時間を確保した方が良いです。
自転車や車の運転は避けましょう。
下腹部痛がしばらく続くため、病院で痛み止めを出してくれることがあります。私は持っていたロキソニンやバファリンを飲んで我慢しました。
耐えられないほどではないのですが、着けた後のめまいや気持ち悪さは「先に言ってくれよ・・」と正直思いました。
医療費は生理痛で保険適用となったため、２万円ほどでした。
避妊の目的だと６万円ほど自費負担です。
もちろん、夫と割り勘です。
・ミレーナは快適なのか？
入れた後は鈍痛が２週間くらい続きました。１週間後、１ヶ月後、３ヶ月後、半年で検診が必要です。
私の場合は２週間経ってもかなり痛みがあったので、あれ？と思いつつ、こんなものかなーと過ごしていました。
確かに生理は２回ほどきたものの量が少なく、特段痛み以外は深いなことなありませんでした。
ピルを毎日飲むという煩わしさに比べたら、だいぶ快適です。
一方で、１ヶ月経っても、２ヶ月経っても、左下腹部のジンジンとした痛みが消えないことが気になっていました。
同じくミレーナを入れた友人には痛みがないそうで、いろいろなウェブサイトを調べましたが、下腹部の鈍い痛みがずっと消えませんでした。
特に野外でスポーツをしていると痛むため、湯たんぽでお腹を温めたり、痛み止めを飲んだりいろいろな工夫をしましたが、だんだんと痛みで鬱っぽくなってきてしまいました。
精神的にも、子宮に異物が入っている感覚がどうしても耐えられませんでした。
三ヶ月検診の後、医者は「そんなものです」と何もしてくれませんでしたが「やはり、私の体に合わないから外そう」と決意しました。
あのデリカシーのない医者の入れどころが悪かったのでは？など不信感にもつながりました。（本当に医者の入れどころが悪かっただけかもしれません。）
・ミレーナが外れてしまった！
メンタルにも悪いから、次の検診でミレーナを外そう！と思っていた際に、ちょうど健康診断があり、婦人科検診の超音波検査で、「自己申告されていたミレーナが見当たりません」と言われました。
いまだに軽い痛みがあったため、びっくりしてしました。
自然に外れるケースが１割程度あると聞いていたものの、外れたことに気づかないようなものなのか！と驚き、翌日産婦人科で確認してもらったところ、
やっぱり自然と外れていました。
お風呂なのかトイレなのか、外れた場所もタイミングも全く見当がつかないのですが、
とにかくミレーナ、突如として子宮から、いなくなってしまいました。
前回の生理は普通の量であったため、「あれ、おかしいな」とは思っていたのですが、まさかそんなに簡単に外れてしまうものだとは思っていませんでした。
結果的に、目標は達成されたのですが、モヤっとした気分になりました。
ピルに戻るためにはまた次回の生理を待つ必要があり、
また１から「ヤーズ」を飲み始めることに。
２万円も入れる痛みも、一体何のためだったのか・・・とため息が出てしまいました。
結論
生理痛がひどい方、避妊をしたいけどピルを飲みたい方にはミレーナはおすすめです。
一方で、装着時や、痛みの対応、しっかりと経験のある病院を選ぶなど、事前の対策が必要です。
特に、経験のある医者のいる病院で入れてもらい、しばらく休んでから行動する、というところを気をつけてくださいね。
皆さんの参考になれば幸いです。
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