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【プラモ】MODEROIDリオデガロンでNゲージジオラマ制作

どうも、覚えた技法を馬鹿の一つ覚えのように使いたがるプラモ好き、るるシアです。
絶賛ドライブラシにハマってます。

今回も引き続き、ひょんなことから参加させていただくことになった2024年11月31日~12月1日に開催される「雑貨屋模型人展示会」への出展に向けたジオラマ制作になります。

宜しければご覧ください。

前回の記事はこちらから↓



1.ジオラマコンセプト

使用するキットは、グッドスマイルカンパニーさんから発売された「MODEROID リオデガロン」

映画プロメアの終盤も終盤、最終決戦にしか登場しない「アレ」です。
プロメアを観たことがある友人に写真送っても「こんなんいたっけ」みたいな反応しかされません。
悲しい…。

あまり他のメーカーでは立体化させないようなラインナップで有名なMODEROIDシリーズですが、筆者は今回組むのが初なので色分けから組みやすさから何から何まで楽しみです。

ジオラマのコンセプト・テーマは、
「もしも現実世界にヒーローの如く颯爽と登場し、救助活動を行ってくれたら…」

元々リオデガロン含め、作中で登場するマトイデッカーなどもサイズ感がイマイチ分からないので、縮尺は気にしないでください。
MODEROIDシリーズ自体ノンスケールですので…。


2.いざ、制作開始

まずは、主役となるリオデガロンの制作。

ホントに気のせいかもしれませんが、ガンプラとかと比べてびみょ~~~~~~~~に白化しにくい、というか柔らかい(切りやすい)…?
黒いパーツ多いし怖いなぁと思いながら作ってましたが、なんとなくそんな気がしました。
合わせ目でゲート跡が目立ちそうな部分はアンダーゲートにもなっており、
ゲート跡が目立ちにくい作りになっていました。

今回もシールは使用せず、表面処理と部分塗装で簡単フィニッシュ。
といっても、シールの仕様箇所が全70箇所近くあったので、部分塗装とはいえかなりの工程数になりました。

骨組み作る→ピンクのハイライト部分をシールガイドを参考に塗装する→黒い外装?パーツを被せる、という流れなのと塗装箇所も多いため中々作業が進まず、終始気が触れそうでしたね。

顔がシールではなく塗装済みパーツなのは地味に嬉しいポイントですね。

初の「MODEROID」シリーズ制作となりましたが、ひとつの部位を作るのに多くのランナーを跨いで作ることもなく、説明書どおりに組んでいけば1枚1枚綺麗にランナーが減っていくので、ランナー数の割に組みやすく、「次使うランナーどれだよ~!!」というようなストレスも無く組むことができました。


続いて、ジオラマの基礎となる土台の作成。
イメージは下図のとおり。

ストーリーは、「ビル火災が起きたので消防隊が出動したらなんか分からんが変なロボットが突如やってきて救助活動してくれた」という感じです。

ホントはガンプラ1体分くらいのディスプレイケースで制作する予定でしたが、想像以上にリオデガロン本体が大きかったので急遽建物を増設、また、道路側も空白が目立ってしまうので「謎の大型ロボットが襲来!」的な感じでテレビ局が取材に来た、という名目で情報量を増やしています。
こんなはずじゃなかった……。

イメージが固まったので、早速制作に取り掛かっていきます。
土台は前回同様カラーボードを使用していきます。
建物は、トミーテックさんから発売している「ジオコレコンバット:廃ビル」をメインに使用。

仮置きしてみた様子がこちら。

まあそれっぽくまとまったんじゃないかな、という感じです。
正直、リオデガロンの肩がデカすぎて配置によってはこれでも入りきらなかったので焦りました。
いや作り始める前にもっと計画しろやって話なんですがね…はい…。

構図も固まったところでまずは地面の作成。
お得意の情景テクスチャ―ペイントを使っていきます。
道路は「路面(ダークグレイ)」、歩道は「路面(ライトグレイ)」を使って色分けしています。

白線部分はマスキングしてからドライブラシでガシガシやって塗っています。微妙な擦れ具合がそれっぽくなっていい感じ。

信号機やらガードレールも買ったのでこちらも塗装。
信じられないくらい小さいのでドライブラシでちょっとずつ色をつけていきます。
というか余程大きなパーツでない限りドライブラシで塗った方が塗膜も厚くならなくていいですね。
こういう時にシタデルカラーの隠ぺい力と発色の良さが活かされます。

一度雰囲気を見てたいので、ここまで作ったものを一旦土台に落とし込んでみます。

これ自分だけか分かりませんが、進捗が目に見えないと「なんか思ってた感じじゃないな…」とか、「やっぱ自分には作れないかもな…」とか変にぐるぐる考えちゃってモチベ落ちません?

というわけで配置してみます。

なんかゴーストタウンみたいになったな…。

土台全体に黒のドライブラシで立体感とリアル感を追加、随所に情景テクスチャ―ペイントの草で雑草を生やしたせいで廃墟っぽさがマシマシになりましたね…。

これだけだと「火事だ~!事故だ~!」って感じが薄いので瓦礫も配置して、せっかくなのでバラストも撒いてみましょう。

消防車の哀愁がやばい、完全に手遅れの図だ…。

悪化した…。

完全に廃墟だこれ……。
そうは言っても今更止まれないのでこのまま突き進みます。

全体のバランスを見ながらいい感じに人間を配置。
また、塗料を水で溶かして浸しておいた手芸綿もビルから煙として演出します。

そんなこんなであとはそれぞれ配置・固定して完成。


3.完成(写真集)

ここからいっちょ前に一眼で撮影してます。

・全体

・リオデガロン(アップ)

ビルの中から救助してます

・ビル周辺

救助活動中
被害者の確認中
消防隊の突入前的なやつ
野次馬テレビクルーと危険なので注意する消防隊

・一番好きな構図
加工してテレビ中継っぽくしてみました。

ちなみにビルが崩壊してめっちゃ瓦礫が落ちていますが、火事で壊れたのか、ガロがぶっ壊して救助したのかはご想像にお任せします。
後者ならめちゃくちゃリオに怒られてそうですが。


4.おわりに

以上、適当にパシャパシャ撮ってみました。

前回のザクでジオラマを作った時にも書きましたが、ジオラマのような見せたい部分がいくつもある作品は写真を撮るのが難しいですね。

もっとも、展示会でせっかく見てもらえるなら色んな角度から見ることが出来て、1個の作品で色々楽しんでもらいたい、という思いもあるので仕方ないのですが…。

実際見てもらえたら「このアングルがベストなんだけど実はこっちから撮るとまた味があって~!!」と語り出したくなるかもしれません。

個人的な総評としては、想定と違って色々トラブルもあり悪戦苦闘しましたが、表現したかったものも作れて満足です。
細かいところを見ていけば「もう少しこう出来たかな~」とか「あぁすればよかったな~」とか思うところはありますが、廃墟を作るなら割と自信がついたかもしれません。怪我の功名というやつです。
(別に廃墟を作るつもりはなかった…)

出来れば過去作と合わせて後1作品くらいは作ろうかな、と思っておりますので、展示会に興味のある方は是非当日足を運んでもらえると喜びます…。

ではまた次の記事で。


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るるシア
そんなことしなくていいから(良心)