DIYでピアノ防音室作り【リサイクル】【サッシ】【天井パネル】~8畳和室を浮き床式防音室へ~
DIYで防音室を作ってます
DIYでピアノ防音室作りにチャレンジしています。プロの業者には頼まずに自分で手作りしています。防音室作りは3回目なのですが、今までの経験とノウハウを活かし、人生最後の防音室だと思って精一杯頑張ってます。
前回、前々回からの続きなので、よろしければ、以下の記事もお読みください。
中古防音室を解体して資材として使う
さて、話は少し遡り2024年吉日、関東近郊の某所。古いカワイの防音室を処分される方から防音室を譲っていただけることになり、解体撤去にやってきました。
ハイエースを借りて現地に乗り込み、地元の大工さんにお手伝いいただいて、防音室を解体して資材として持って帰ります。
今どきのボックス型の防音室は、パネル式で簡単に組み立ても分解もできるようになっているのですが、こと古いカワイの防音室はほとんど大工さんが家を建てるのと同じような造作になっており、解体も一苦労です。
資材として再活用するので、できるだけ綺麗にバラしたいのですが、どうしても壊しながら解体せざるを得ない箇所も出てきます。
簡単ではありませんでしたが、なんとか防音室を解体して持ち帰ることができました。
譲っていただいた防音室は、今作っている防音室よりはサイズも小さく、形も違うので、そのまま組み立てて使うことはできないのですが、壁、木材、吸音材、石膏パネル、サッシなど使えるものは再活用します。
先に紹介した浮き床作りにおいても、こうして入手したリサイクル材も使っています。
中古防音室を解体して資材として使う方法は「エコ」だとは思うのですが、この時間と労力を使って、新しい材料で新規で作ったほうが、仕上がりも綺麗になると思うので、得策かどうかはよくわかりません。
実際、こうして引き上げてきた材料も、釘や針を抜いたり汚れを落としたり不要なものを処分したり、実際に使うまでに1ヶ月くらい手間がかかりました。
難しかった4重サッシの設置
浮き床を作った話は前回書きましたが、床の完成を待たずして直面した問題がサッシの設置です。
防音室にはグランドピアノを入れるのですが、バルコニー側から入れる必要があり、掃き出し窓は「4重サッシ」になります。
サッシが4層にまでなると、部屋の中、外、どちら側からサッシをはめたり外したりできるのか、実際にやってみないとわからないことが多いです。
既存の部屋にはすでに二重サッシがついていますが、その内側に新設する防音室側に、更に二重のサッシを取り付けます。本当に4層のサッシが設置できるのかかなり危なっかしかったですが、なんとか計画どおりに設置することができました。
一足先に天井作り
まだ壁もできてないのに気が早いですが、天井を作っています。今回作る防音室は、既存の部屋の中にもう一つ部屋を作り、その間に空気層が存在する構造になります。防音室は床、壁だけでなく、天井も閉じる必要があります。
天井はこのあと作る壁の上に乗せることになるわけですが、天井付近で工事をするのは何かと大変なので、持ち上げられる大きさのパネル状のパーツを作って、あとで1枚ずつ持ち上げます。
天井の中にも吸音材を充填します。
天井パネルにの端にはL字状の加工を施しておきます。
とりあえず6枚分できました。これで天井面積の半分くらいです。残りはこれが上がってからまた作ります。
次回はいよいよ壁作りをご紹介します。
続く)
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