愛犬との散歩で起きた、決して忘れてはいけない出来事
1年前の夏、愛犬との朝の散歩中に、忘れられない出来事が起こった。いつものように近所の公民館の前を通っていると、見知らぬ男性が社用車から降りてきた。彼は愛犬に声をかけ、撫でようとしてきた。私は愛犬を抱っこして男性に近づけ、彼は愛犬を優しく撫で始めた。しかし、その間ずっと、彼の肘が私の胸に当たっていた。最初は気のせいかと思ったが、次第に力が増し、私の体が押しつけられるような感覚になった。
「仕事中にこんなことをするはずがない」と自分に言い聞かせたが、恐怖感は拭えなかった。数分後、男性のスマホが鳴り、彼はその場を離れた。私はすぐに自宅に戻り、心臓がバクバクしていた。
この出来事を通して、私は自分の無力さや、過去の似たような経験を思い出した。いつも「気のせいだ」と自分に言い聞かせてきたが、今回は違った。愛犬が一緒だったからだ。もし何かが起きたら、愛犬を守ることができないかもしれない。その恐怖が、私に大きなショックを与えた。
見知らぬ人に触られることは、決して気持ちの良いものではない。自分の身を守るため、そして愛犬を守るため、私はこれまでの考え方を改めなければならないと感じた。この経験は、私にとって大きな転機となった。