見出し画像

#7 グーグルカレンダーでログは一括管理することにした。

日々のログをとる、という行為が本当に苦手だ。

「今日は食費に○円使った」とか「今日の体重は○キロだった」とか、家計簿やダイエットの記録という類のものをつけることが本当に苦手で、続いた試しがない。
日記もダメで、小学生の時に流行っていた交換日記さえも全く続かなかった。控えめに言って3冊ぐらいはストップさせた記憶がある。
仕事のものはこなせるため不可能ではないとは思うが、記録する行為はあまり得意ではないと思う。

ログ付けをやめてしまう心情は大体こうだ。

ある日、「ログをつけよう」と思い立って新しい真っ白なノートを買う。ログの書き方のルールとかを1ページ目にまとめる。その日の夕方には「ちょっとめんどくさいなー」と思っている。なんとなくやるのを遅らせる。3日目ごろに忘れる。
何ヶ月か経った頃、書類の間から見慣れないノートを見つける。
そう言えば、このログノート買っていたなと記憶が蘇り、2〜3ページしか使ってしまいこんだという事実に驚き絶望する。自己嫌悪する。
その無限ループに陥る。

今時アプリがあるじゃん。
そう思うかもしれないが、アプリでログをとることだって本当にめんどくさい。適当人間の私に言わせれば、大概のアプリは細かすぎる。
例えば家計簿のスマホアプリに、お昼に1000円のラーメンを「食費」として入力したいとする。まずは「日用品」「ファッション」などと続く無限のカテゴリーの中から「食費」という項目を見つける。その項目を押すと、「食事」のサブカテゴリーの「グロッサリー」「朝食」「カフェ」「ランチ」「ディナー」と分かれていて、ランチを選択する。するとやっと金額を入力する画面が現れる。

コメントや写真のアップロードとか全て無視して、一番下にある保存ボタンにやっとたどり着く。この時点であー、もう絶対続かないじゃん。。という気分だ。
こっちはただ「食費・1000円・ラーメン」とシンプルなログを残したいだけなのに、完了までの手間が多すぎると感じる。

ダイエットログのアプリも同じだ。「その日の調子は?」「食べたものは?」体重以外にも質問されることが多くて、きつい。

そもそも論だが、ログというものは「日々の暮らしを丁寧に記録がしたい」というまめまめしくて丁寧な人種を対象として作られているものだ。カテゴリーを細かく設定することで後にデータソートして見比べたり抽出ができるようにと、といろいろな配慮があって丁寧な機能をつけているのは分かる。
もはや数字の羅列で良いから、後でカテゴリーごとにまとめるとかすごいはしなくていいから、限りなく簡素なログをして後で一覧で眺められるだけで間に合うという私のような人は少数派なのだろう。
でもどうしたら、私みたいな人でもログがつけられるんだろう。

そんな私が最近見つけたのはカレンダーアプリの「タスク機能」だ。カレンダーにタスクを入力する機能だが、これをログに利用する。
例えば「10月13日」をクリックして「タスク入力」を押す。新しい画面が開いて「タスクを入力」と書いてあるところに「体重〇〇キロ」と入力して登録するだけだ。カテゴリーだのなんだのといった細かい入力の必要はない。これで完了。

カレンダー画面に戻ると、しっかり「体重〇〇キロ」と書いてある。カレンダーとして一覧でまとめて見られるのも嬉しい。

もちろん複雑なことは書けないし、例えば体重や支出を入力してグラフ化すると言った便利なことはできない。ログをとることが生来苦でなく便利な機能に慣れている人にとっては「そんなことではログを取っても意味がない」と思うかもしれない。
でもグーグルカレンダーだけで入力するのも見るのも一括して行えることは、ログが苦手で続いたことのない私には、入力完了までのステップが少なくて精神的にハードルが低くできると思った。

まずログがつけられない私のような人間は、こんなところから始めてみよう。とか書いていたら、やっぱりしっかりログがつけれるようになりたいと思ったので、グーグルカレンダーをやりながらも、家計簿アプリをもう一度ダウンロードしてみようと決意したのであった。