New Normal時代のブランディング戦略②ブランド・パーパス・ストーリー〜顧客を「共創のパートナー」と捉える〜WAN University #8
▶今回のテーマ:「ブランド・パーパス・ストーリー」
前回は、
「ブランド」を再考する「ブランド・パーパス」
の大切さを学びました。
今回は、
インパクトある発信をするための
「ブランド・パーパス・ストーリー」の概念を見ていきます。
▶︎人間の記憶に機能する「ストーリー」
FICC会長の荻野英希氏によると、
人間の記憶には「ストーリー」が機能するそう。
ストーリーとは、
”効果的な人間のコミュニケーションのための手段”
であるだけでなく、
”脳が経験を認識し、記憶を形成するための手段”
なぜ記憶を形成できるのか?
それは、人間の記憶の仕組みによるもの。
ヒトは、因果関係を発見したとき、
それを「エピソード記憶」として
長期記憶するそう。
さらに、
同じようなエピソード記憶を重ねると、
そのパターンを「意味記憶」
として記憶。
これらの記憶が、
私たちの習慣をつくっている。
いかに「意味」、
つまりパターンを活用し、
記憶→行動を起こせるか、
が大切だとわかりますね。
その手法の一つが
「ブランド・パーパス・ストーリー」。
記憶→行動を起こせる「意味」ある
「ブランド・パーパス・ストーリー」を
作りたいですね。
▶「ブランド・パーパス・ストーリー」の描き方
前回学んだように、
これからのブランディングに
個性は不可欠です。
「共感」してもらえるような
ブランドを作るには?
そもそも顧客はブランドの何に共感するのでしょうか。
それは、
背景にある世界観やストーリー。
それを発信することで、
共創するパートナーとなるファンを獲得していくのです。
熱狂的なファンを作ると、
そのファンたちは頼まれなくても
SNSなどを使ってその魅力を伝えてくれるのです。
最近よく見かける
アンバサダーやエバンジェリスト
の正体です。
この手法は
コミュニティマーケティングと呼ばれています。
コミュニティマーケティングについて、
以前まとめたことがあるので、
ぜひご覧ください。
▶営業職は無くなるのか?
参加している学生から
「営業職は無くなるのか?」
という質問が挙がりました。
森戸氏によると、
これまでの「販売」的な営業は無くなっていく
といいます。
一方で、
生き残っていく「営業」もある。
それは、
ニュアンスを伝える「営業」。
OWNDAYS 田中社長や、
ECエバンジェリスト 川添さんが仰っていたように、
一方的な情報発信では伝わりにくい
「ニュアンス」。
その「ニュアンス」を伝える接客は、
これからオンラインショップや、
AI接客が進んでいく中で、
なお一層重要になっていくでしょう。
前回までで、
就職活動における、私たち学生がとるべき行動は、
「企業にどのような価値提供をするか」を考え、
独自の価値を発信することだと学びました。
ここまでの手順については以下のレポートにて、
ご覧いただけます▼
▶私 、髙田理世(たかたりよ)の「ブランド・パーパス・ストーリー」
以前も書きましたが、
私が自分の強みとしていきたいのは、
・話す力
・ファシリテーションする力
・言葉で魅力発信する力
です。
そして、これまでの環境分析で、
これからの時代に
「オンラインでファシリテーションできる人材」
はニーズがあると考えています。
この強みを、魅力を、
「ブランド・パーパス」として伝えるには?
現在、
インタビューや、ラジオパーソナリティで、
「相手の話したいことや相手の魅力を引き出すという力」
を身につけています。
それは、
私にとっての「向き合う相手」である
デジタルを活用し、
より質の高いコンテンツを作りたい人や企業
にリーチするため。
私のことを記憶→仕事を依頼
してもらうためには、
どんなブランド・パーパス・ストーリーを
発信したらいいのか。
森戸氏は、
失敗しても、その失敗を踏み台にして
成長していくそのプロセス自体を発信する
ことを勧めていらっしゃいました。
積極的に
「ブランド・パーパス」を発信することで、
それをみた人からアドバイスや、
「〇〇してみない?」といった提案を
もらえることも多いからです。
ファンとなって、
私を他の人にもおすすめしてくれる人
を増やしていく。
そのためにはまず、
信頼を獲得していく必要があるなと、
改めて感じました。
自分の極めたいことを極める機会を
提案してくださる方の信頼をまず、
しっかり獲得していかねばならないなと。
先を見据えながらも、
目の前にある今できることに
全力で取り組み、
自分のパーパス達成を目指したいと思います。
▶WAN Universityに興味のある学生募集!
今後もWAN Universityの勉強会は、
定期的に開催予定です。
Zoomでのレクチャーやイベントに参加したいという方は、
以下からお問い合わせください!
今回の講義も、
「新しいマーケティング」を就活に置き換えて考えるには?
というテーマでした。
「新しいマーケティング」については、以下からご覧ください!