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『海のはじまり』5話~三つ編みと慈愛とコロッケ

みなさーん!!!やっと、やーっと溜飲が下がった5話だったと思います!
5話までがんばった私たち!えらかった!はい、拍手!(by渡辺翔太氏)
さすが生方先生、やっぱり回収がさすがのこのロングスパンですよ……。
よく耐えました!
始まる前からドラマのテーマを聞いた時から胸がザワザワして、
始まってからもこんな事思っちゃいけないのかもしれない、
ドラマを正しく受け取れてないのかもしれないと日々不安になり、
でも大人として思うところも多々あり。

もしかしてこれってこのままでは推しが主演のドラマのアンチになってしまうのでは……と不安に慄きながらも、
頭と気持ちの整理をするためにこのnoteやXでは言えない事を日々鍵アカウントで言い、
友達にLINEで言い、ちょっとどうなってんのこのドラマと言い続け
(聞いてくれた友、賛同してくれた友たちありがとう!)
もうこのドラマについていくの無理かもしれない……と思っていたら!
やっと、話の分かる人がでてきてくれた!
夏くんママ、ゆき子さん!ありがとう!大好きです!!!

この感想は考察でも正しい感想でもありません。
私の主観による感想文です。
うんうん、分かる分かる!とか、ええ?そお?とか思いながら好きに気楽に読んでいただければ幸いです。
私の感想や考えを押し付けるものでないので、みなさん、自分の感想は自分で大事にしてくださいね。
私も私の感想を大事にするから!



ところで、海のはじまりの人たちって、なんでいつもいきなり正面切って突撃で重大発表をするんでしょうかね……。
夏くんと弥生さんも基本的に“会って話そう”だもんなあ、やっぱり顔を見て話すって大事、大事だけど、もうちょっと匂わせるとか心構えとかさせてくれませんかね涙。
私特別サプライズが苦手(祝われる嬉しいやつでも)なので、みんな何も言わずに急に妊娠したとか中絶しようと思うとか子供がいますとか面と向かって言い出すからもうずっと心臓に悪いですよ。
みんなあんなにLINE多用するのに……。
驚かせることがあります、だけでも言っといてほしい笑。
(言われた言われたで気になってしょうがないけども)
もっと早い段階で、自分もびっくりしてるんだけど、という段階でその気持ちを信頼できる人に打ち明けていられたらって思うのは私が人に甘えて生きているからでしょうか……。

さて、5話はまた水季ちゃんと海ちゃんの生活回想シーンからです。

※本文中の鍵括弧内は全て『海のはじまり』ドラマ中からの引用です※


海ちゃんのお弁当を作ってる台所。
海ちゃんお弁当なんだ?学童かな?(細かい)
網戸と、風にそよぐカーテンと、風鈴。
水季ちゃん自分のおにぎりも作ってえらい。

バタバタしてる水季ちゃんと、なかなかご飯食べない海ちゃん。

「海食べてね」
「うーん」
海ちゃんの髪の毛くくってあげる水季ちゃん。
「編み込みがいい!」
「ごめん時間ないからボンボンつけるから許して」
(のちに回収されるボンボン!そしてこのヘアゴムめっちゃ可愛くないですか?)

「ママは?髪、かわいくしなくていいの?時間ないから?」
「美容院高くって」
「時間とお金がないから?」
「そういうの聞きたくないよね……」
「海、ママ、全力で時間とお金作るからさ、今度一緒に美容院行ってかわいくなろう!」
「うん!」
「表参道に行こう!カリスマ美容師に切ってもらおう!」
「うん!」
おお、急に時間とお金がない話がでてきました。
水季ちゃん髪の毛そんな……?と思ったけど、ドラマ見ながら友達と話してて、もしかしてこれセルフカットなのかな?という話になり、なるほど、となった。

海ちゃんがママ髪の毛可愛くしないの?って聞いたのは編み込みとかヘアゴムとかそういう次元の話かなって思ったけど、水季ちゃんは思うところあったんだね。
実家で暮らしていてもおかしくないのに(じいじ甘々だし)やっぱり水季ちゃんと朱音さん何かあったのかな。
でも水季ちゃんと海ちゃんの部屋、確かに狭そうではあるけど緑いっぱい育ててたりクッションもかわいいよ……。


海ちゃんの髪を梳くブラシが現在地に繋がって、今はおじいちゃんがお風呂上りの海ちゃんにブラシしてあげてる。
「(夏くん)住むの?」
「1週間休みあるから泊まっていいよって」
「いいよ、ずっと住んでいいよ!」
海ちゃん嬉しいねえ。

先週に引き続き、とうもろこしの粒取ってる夏くんと朱音さん。
「ご家族にそのうち一度、挨拶くらい」
さすが朱音さん、もうめちゃくちゃ夏くんに心開いてるし、ご家族のことまで気配り。
「それがあの、まだで」
「まだって?」
「こっちの家族に説明できてなくって」
「え、海のこと?」(これはじいじ)
ペシって夏くんの手をはたく朱音さん笑。かわいい。
「いたっ」って夏くんもかわいい。
仲良し。

「さっさと言いなさいよ、時間がたてばたつほど言われた方はイラっとするんだから」
そうそれー!!!ねえ、朱音さん!ですよね!
「言わなきゃって思ってたんですけど」
ここからお風呂の話とごっちゃになっていく朱音さんと夏くん、かわいい。
いいコンビすぎる。

「私で良ければ呼んで、行くから」
行こうとする朱音さん笑。
「いや、大丈夫です、いやです」
「だって月岡さん、俺のせいだ俺が悪いって話ややこしくするでしょう」
分かるー!!!ねえ、朱音さん!ですよね!握手!笑。
ここの、自分の家族にはまだ言えてなくて、って水季ちゃんの家族に言えたことでこの場が夏くんのアウェーじゃなくなっていくのすごい。
やっぱり打ち明けてもらえるって仲間意識できるもん。

2人の会話をニヤニヤしながら聞いてるじいじと海ちゃん。
「お風呂がなに?」
「ママみたい」
「誰が?誰の?」
「海ちゃんはすぐお風呂入ってえらいね!」
「すぐお風呂入ったー!」
「もろこしごはんつくろー!」
「もろこしごはーん!」
かわいい2人。じいじと海ちゃんもいいコンビ。
きっとこの家の傷はまだまだ大きいけど、夏くんが来たことによってこういう時間が増えてるのいいなって思う。
遺影の水季ちゃんがまだまだ切ないけど。

海ちゃんの学校で、海ちゃんのお友達が
「お母さんと住んでたおうちに戻れたらまた一緒に帰ろうね、ばいばーい」
って。
このお友達もめっちゃ可愛い。一緒に帰りたいよね、きゅん。
今までみたいには暮らせない海ちゃん。

夏くんちで、ごはん食べてくつろいでる夏くんと弥生さん。
弥生さんも部屋着でねえ、いいねえ。
1週間泊まるって聞いて、緊張するねっって夏くんに海ちゃんとの会話カードあげる弥生さん。
でもそのあとすぐお泊りの前に夏くんこのカード切ってて笑ってしまった笑。

洗い物やっちゃうねって髪くくる弥生さん、スローモーションになって風鈴の音重なるの、さすがの演出。
(そんであの日の紬ちゃん思い出したよねー!想くんポニーテール好きってやつ)
いやー夏くん、部屋に風鈴下げそうすぎて。今回隅々まで解像度高くて唸っちゃう。

「7歳ってさ、こう髪縛るの自分でできる?」
「海ちゃん?」
「うん」
「できなくはないと思うけどいつもきれいにしてるし、おばあちゃんじゃないかな」
なんとなく弥生さんのこの言い方好きでした。

「夏くん髪やってって言われた?」
「言われてないけど」
「言われたらできる?」
「絶対できない笑」
「練習する?」
って髪解く弥生さん可愛すぎるやろー!
ここで差し込まれる洗い終わった食器、2人の生活。

そして三つ編みの練習してる夏くんと弥生さん。
「引っ張たら痛くない?」
「引っ張ったら痛いよ」
なんかもうね、不器用で優しすぎな性格出すぎな夏くんの三つ編みね!
こんなん、みんな夏くんの事好きになっちゃうよね!


弥生さん、人に髪編んでもらってお母さんの事思い出しちゃう。
(そこで弥生さんが自分で編む三つ編みに当たる光がハレーション起こす演出すごい)
いつも母親に乱暴に髪くくられたって話。
「だから自分で自分のことやるのどんどん上手になった」
「ごめんね、いつも理由つけて親に会わせなくて、嫌いなの」
「うん」
てことは弥生さんは夏くんの家族には会ったことあるのかなーって思ってたらこの後スピンオフで即効で回収されてました。
さすが盤石の布陣。抜かりなし。

「好きなタイプは家族を大切にする人ですってアレ、ソレだったらごめん」
「嫌いでいいよ、親だって人だし」
って三つ編みしながら言う夏くん……!慈愛。

「うん、じゃあ嫌いなままでいる」
「うん」
「やっぱ月岡くんのご両親すごいわ、どう育てたらこうなるの?」
へへ、と照れる夏くん。
「なんて言ってるの、月岡くんの方の家族、海ちゃんのこと」
「ああ」
「まだ言ってないの?」
「言おうと思ってたんだけど」
ペシって弥生さんにも手はたかれる夏くん。ねえ。ほんと。

「三つ編み編んでる場合じゃないじゃん」
(ここの夏くんの膝ポンポンポンってするの好き)
「三つ編みは弥生さんが」
このセリフ笑った。素の夏くんって結構、言い訳がましい笑。
「今度直接説明することになってるから」
「練習しとく……?」
え、なに、かわいい2人。
そっか、そうですか、2人仲良くしててね!
そんでそれこそいま練習するのは三つ編みじゃないと思いますけどね、まあいいですね、2人の時間はなんでも尊いからね!!!

さんざん女同士でラベリングするなと言ってる私ですが、弥生さんのこの悩みは結婚したら解消する気がするな……。
結婚がいいものだとか言うつもりは全くないけど、結婚して親の籍から抜けて自分たちの籍になるって、紙切れの話だけど唯一娘という立場を抜け出して親と対等になれる事だから。


夏くんの会社で、男前先輩となりのデスクで愛妻弁当食べてる。
夏くんはコンビニのお弁当。
(ここ、うわあ、夏くんこのチョイスしそう!これも解像度やば!となりました)

「藤井さんってお子さん出来た時ってご両親に言いました?」
「いや当たり前だろ」
うん、そりゃそうやろ!笑!
「どんな感じでした?」
「めちゃくちゃ喜んでたよ」
先輩とはちょっと、状況とか立場が違うんじゃないかな、夏くん!

そこにママから
『今夜コロッケにします♪』
ってLINE。音符までついてるし、手作りコロッケって。
お母さん似顔絵イラストのアイコン可愛いし名前お母さんなのも可愛い。
(夏くんアイコン設定してないのもわかりみ深すぎる……!)

あの日弥生さんとコロッケ食べてた時もわざわざおいしいって言ってたし、夏くん好きなんだろうな、コロッケ。
コロッケってさあ、弥生さん作れないって言ってたし、めんどくさいメニュー下手したらナンバーワンじゃない!?
ああ。それなのに夏くんのためにコロッケ揚げて、わざわざお昼にLINEまでしてくるお母さんの気持ちを考えたらもう……。
ねえー夏くん、そのLINEどんな気持ちで読んだの!!!
ちょっと一言、いやそんな話じゃって返事しなさいよ!
もしくは大和くんにお母さん誤解してるかもって言いなさいよ!
もーハラハラする。

海ちゃんの学校で、転校するのを待ってもらう話してる朱音さんと先生。
朱音さんと海ちゃん、校庭を歩きながら水季と似てるねって話。

「でも海ちゃん、一個だけママに似てないところある」
「全部似てるよ」
「ママはね、いやなことはいやっていう子供だったの、大人になっても」
「海も言うよ」
「もっと言っていいの」
大人の都合押し付けない朱音さん。
こんなに理解して味方してくれる朱音さん、よっぽど朱音さんと水季ちゃん、ソリが合わなかったんだろうなあ。
親子って似すぎてるとぶつかるもんなあ。

「転校やだ」
「うん、やだったね」
「でも転校しないと無理でしょ」
「無理って?」
「夏くん」
「うーん、あのおうちから通うのはむずかしいかな」
ここ、朱音さんの中で今の夏くんの家で海ちゃんと(弥生さんも?)2人で暮らす選択肢が普通にあるのびっくりした。

「夏休みの間にみんなで考えよ」
「夏くんもみんな?」
「うん、みんなで、家族みんなで」
ここで”家族”って使う朱音さん。

さっそく弥生さんのカード切った夏くんからのLINE見ながら本屋さんですみっコぐらしの本探す弥生さん。
(わああああ海ちゃんも好きな食べ物コロッケだ)

対して、ママと大和くんと、お父さんもいっちょかみしながら、わいわいコロッケ作ってる月岡家。

対して1人暗い家に帰ってくる弥生さん。
お肉、卵、玉ねぎ(じゃがいも)。
(コロッケの材料…?あ、海ちゃんの好きなものー!)

そして食卓が出来上がって浮かれてる月岡家。
突っ立てる夏くん。笑。そりゃそうなるってば!

席について夏くん、
「はい、夏、何の話、何の報告!?」
ってお母さんに詰められる夏くん。
「とりあえず食べよう」
そうね、とりあえず冷めないうちにね!ぜひ食べてほしいよ、ゆき子さんのコロッケ!
「コロッケ食べながら聞く話じゃないでしょ」
「いいよ、コロッケ食べながらで」
「いただきまーす」

あまりにもみんなが盛り上がってるから、覚悟を決めて口火を切る夏くん。
「その、子供が、いる」
弥生さんに子供いると思う月岡家。そりゃそうなるってば!
向こうのご両親の気持ちもあるから慎重にねって言うゆき子さん好き。
喜ぶみんなに押されまくる夏くん。

そんな夏くんを見て、
「ごめんごめん楽しくなっちゃった、弥生ちゃんの状況聞かないと」
って場を整理してくれるお父さん。

「弥生さんの子じゃない」
思わず立ち上がるお母さん。
(ここ、ゆき子さん立ち上がるのすごく好き演出だった)
「あんた浮気したの」
そうだよね、普通そう思うよね。
「違うしてない、待って説明するから」

「少し前に葬式があってそれが亡くなったのが大学の時付き合ってた人で
その人が大学の頃子供産んでたって知って」

「ん?子供できたって」
「できたとは言ってない」
(ここ、ものすごく生方先生らしい会話のロジック)
ここで大和くんって、水季ちゃんの子供だって勘づいたかな。
「今7歳」

「何も知らなかったの、その彼女から何も聞いてなかったの」
「妊娠は聞いてた、おろしたと思ってた」
サブタイトルの【8年越しの告白…僕には、子供がいる】って、それは8年越しの告白じゃなくね?子供がいるって夏くん知ったの最近やん、って思ってたけど、妊娠したことを知ってたって告白だったんか。
そこが重要だと思うの、ゆき子さん素晴らしい。


「何それ、母さん何も聞いてないんだけど」
「心配かけると思って」
「隠したの?学生の分際で、彼女妊娠させて周りに隠して中絶させたの」
すごい、この簡潔な文章の中に私たちが言いたくてずっとモヤモヤしてた事がすべて詰まってる……!
もう見てる私、スタオベ。
感情的だけど、ちゃんと伝わる(息子に刺さる)ワード選んでるのかっこよすぎる。



「させたわけじゃない」
「同意してそうしたって事はあんたがそうさせたって事なの。
中絶が悪いって言ってんじゃないの、産むのもおろすのもその子なんだから。
だからあんたの意志なんでどうでもいいの」
えーん、泣いちゃう。


「でも産むって言われたらどうしてた?それでも隠した?
心配かけると思ったんじゃないでしょ、隠せるって思ったのよ。
男だからサインしてお金出して、優しい言葉かけて、
それで終わり、体が傷つくこともないし、
悪意はなかったんだろうけど、
でもそういう意味なの、隠したってそういう事なの」
1話からいや始まる前からずっとモヤモヤしてこの事に関してこのnoteでも言葉を尽くしてきたけれど、隠すっていうところまで想像が及んでなかった。
さすがすぎる……。優しい言葉かけて、とか、もう。
最初この設定を聞いた時、避妊したかどうかでざわついたけど、もうそこは言ってもしょうがないからその後どうしたんだ、隠せると思ったのかってところを切り込んでいくゆき子さん素晴らしい。

男は女に隠されたら分かりようがないですもんね、って朱音さんは言ったけど、こちら側でも隠すことの不誠実さを糾弾する。
ここで夏くんと私たちが見てた世界が反転する。さすがです、お見事。


「そうだと思う、隠せるって思ったんだと思う」
目黒蓮さん、良いお芝居です!!!(号泣)
ここね、ほんと難しかったと思う。
いくら見た目が目黒蓮くんでも、ここまで夏くんずっと誠実だったけど、
でもここの男の人の反応ひとつで、ここまで水季ちゃんや弥生さんと一緒に悩んだり傷ついてきた視聴者の心が救えるかどうか瀬戸際ほんとギリギリのラインだと思う。
地獄の釜の淵を歩いてる気持ちだったと思う、目黒くん。
すごい、全員の気持ちを救ってくれた。
謝罪でもなく、言い訳でもなく、愛の言葉でもなく、このひと言の響きだけで。
本当に自慢の誇りの自担だよ……!(大号泣)

ここで男性陣が助け舟を出します。
「隠したのは良くなかったけど」
「うん、違うんでしょ、産んでたんでしょ」

ここで絆されないゆき子さん好きすぎる!

「だから言ってるの、ああ良かった生きてたんだ、罪悪感なくなってスッキリってそんなのんきなこと思うの、お母さん絶対許さない」
ああ、あの日の弥生さんも救われるし、私も救われた。(号泣)

「うん」
夏くん、全部図星だね。
言ってもらえて良かったね。

「弥生ちゃんのことは任せる。弥生ちゃんの意志に異論はない、でも何か強要させるのは許さない、夏はそういうのないと思うけど」
ここで瞬時に、なってしまった事はしょうがない、大事なのは現時点って思えるゆき子さんすごい。
そりゃ弥生さんに申し訳ないって思うよなあ、そりゃそうだ。
弥生さん自身はちょっと特殊なんだけど。
ああもう早く弥生さんゆき子さんにコロッケ教えてもらいなあ涙。

「名前は?」
「海」
「海?」
「うん」
「女の子?」
「うん」
「海ちゃん」

ここ、ゆき子さんが「海ちゃん」って言った瞬間に劇伴が変わるのがほんとうに素晴らしい。
食卓の空気が変わったことを耳から分からせる。
そしていつも食卓の空気を司るのはお母さん。
西田尚美さんもほんと素晴らしいよねえ、ノンノモデル時代から好きでした……。

ひとり食べだすゆき子さん。
「お母さんさ、最近ちょうど孫がほしいなーって思ってたとこ」
受け入れるのも早いし、ごはん食べるのも早いゆき子さん最高。
コロッケだもんね!熱いうちに食べたいよね!(号泣)

「連れてきて、会いたい」
「うん、お父さんも会いたい」
「俺も、ずっと姪っ子に会いたかったし」
「はい、じゃあ、みんな食べて、さめる!」
「いただきます」
「うん、おいしい」
夏くん、良かったね。
ご両親どうやって育てたのって弥生さん言ってたけど、こういう事……。
でも、どんな家庭で育っても夏くんみたいに優しい人はいる事も忘れちゃいけない。大事なのは、本人。

ソファでゴロゴロしながらすみっコぐらし読んでる弥生さん。
海ちゃんにあげるとかじゃなく、海ちゃんと好きなもの共有したかったんだ。
『親になったら知っておきたい子育て六法』とか『お母さんのための子育て教科書』とか読もうとしてた弥生さん。ゴロゴロしながらすみっコぐらし読んでくれるようになってほんと良かった。
そこに夏くんからLINE。
『お母さん怒って、でも大丈夫
 海ちゃん会わせることになった。
 ここまで経過報告。』
それ見て笑っちゃう弥生さん。
「説明下手だなあ笑」
あんなに思いを汲んで言語化してくれるお母さんに育てられたらね!
説明下手になるかも笑。
そんで、あの状況を“お母さん怒って“って言われたらちょっと怒るかもー!笑
この後ちゃんと電話で説明してたから許すけど!笑


ここでも洗い終わった食器のカット。
月岡家の生活。
きっと全部ひと段落してソファでお母さんと2人でワイン飲んでる夏くん。
ここで水季ちゃんの詳しい死因が夏くんから聞かされるんだけど、これ、必要やったかなって気はする……。
なんで?って聞くのもゆき子さんの水季ちゃんへの想いだし、
相手がお母さんだから濁さずはっきり病名を言った夏くんも分かるんだけど、
センシティブな病名だったしなあ。

「そう、それも知らなかったの」
「うん」
「そっか……」
ここのゆき子さんのそっか、がすごく味わい深くて。
”知らなかった”がテーマのひとつだけど、
ここのゆき子さんの「そっか……」は、知らなかったんだからしょうがないよね、のそっかではなく、
(夏くんのことが好きで子供まで産んだくらいなのに)知らされてなかったんだ、淋しいね、の響きで。
私が1話からずっと言ってる“それは夏くんに迷惑かけないようにしてるんじゃなくて蚊帳の外に追いやってるんだ、置いてきぼりにしてるんだ、なんでそんなに夏くんを信頼してないの”って気持ちに通じるそっかで、やっぱりお母さんだなって思ったシーンでした。
知らない事って、教えてもらえない事って、その間ずっと何も知らなかったって、やっぱり淋しいよ、水季ちゃん。


お母さんに離婚してシングルマザーになって再婚するまで大変だったよって話聞く夏くん。
お金と時間がないと気持ちまでどんどんすり減っていくって、美容院行けないしって、嫌でも最初の水季ちゃんと重なる話。
早いこと諦めつけて、人の手借りる事にしたの母親1人で寂しい思いさせないなんて無理よって、これ、水季ちゃんとまた対になってる話だよなあ。

水季ちゃんが誰に助けてもらったか知らないけど、知ろうとした方がいいよ、その人から教わること多いと思うよって、
そして津野くんの話に繋がっていくの天才演出すぎる。
(お父さんは?どっかで元気にしてるでしょって会話が伏線なのか気になった)

図書館に遊びに来た海ちゃん。
(え、1人でバス乗ってきた?)
海ちゃんがオレンジとりんご、オレンジだよねって当然分かってる津野くん。
図書館に来たんじゃない、津野くんに会いに来たって海ちゃん。
「パパと仲良くやってる?」
「夏くん!」
おうおう、津野くんパパって言うし!と思ったら、海ちゃんまだパパって呼ばないのよね。

夏くん泊りに来るから津野くんも来れば?って、海ちゃん……。
でもそこ同等だもんね。
「ママが元気な時は津野くんだけだったのに?」
海ちゃんの素朴な問いかけ。

夜の図書館で作業してる津野くんと三島さん。
「ママの病気が分かったり死んでから現れるなんて、みんな調子いいよね」
「言ってないです、思っただけです」
三島さんも、ずっとそばにいたのに、いなくなったらいきなり外野って感じでモヤモヤするって。
その気持ちもとっても分かる。
ほんとに私たちだけだったのにねって、2人の生活を助けてたの、やっぱり南雲家は入ってなさそう……。
病気分かってから実家も頼ったのかな。
「血でも法律でも繋がってないですからね、弱いもんですよ、そばにいただけの他人なんて」
津野くんの喪失感。
分かってくれる三島さんいてくれて良かった。

月岡家にやってくる海ちゃん。
いつもおりこうでえらい。
父です、母ですってかわいい。
そして一瞬で通じ合う大和くんと海ちゃん笑。
やっぱり大和くん、水季ちゃんの子だって分かってるよね。
大和くん、ただただ子供好きっていうのもあるかもしれないけど、
お母さん死んじゃったってところでシンパシー感じてるのかな。
味方になってあげようっていう。

ソファで海ちゃん膝に乗せてゲームやってる大和くん。
ダイニングテーブルでお茶してる大人3人。
「子供の適応能力ってすごいわ」
「どっちのこと言ってる?」
「どっちも」
夏くん手ぶらで来てたし、きっとゆき子さんが水菓子用意してるよね、そういう描写がちゃんとあるとホッとする。

大和くんの部屋で秘密を共有する大和くんと海ちゃん。
ママって呼んでるの兄ちゃんに内緒だよ、って。
今度海ちゃんのママにも会わせてねって、
大和くんもいい子だなあ、ほんとに。

夏くんのお茶碗新調してる朱音さん。
この一瞬で夏くんのお泊りにちょっと心弾んでるの分かって愛しい。

夏くんから電話かかってきて、コロッケ作りながらスピーカーで話してる弥生さん。
(ううう、思い出すじゃん紬ちゃんと湊斗くんの別れ話……!)
あれ、これって弥生さんがすみっコぐらし買ってきてコロッケ作ろうとしてた日と別日だよね……?
そんなに何回もコロッケ練習してるの弥生さん……。
いや、あの日は材料買ってきただけか?
いやもう早くゆき子さんに……!笑。
「次の土日休み?」
「うん、休み。でも2人の時間優先してくれていいからね」
「うんでも、海ちゃんが会いたがってたから」
「ええ!じゃあ会うけど!」
嬉しくて、コロッケコロッケ♪って鼻歌出ちゃう弥生さん。泣いちゃう。

ここ、弥生さんがつぶしてるじゃがいもから、朱音さんがサクサクしてるいちごのみぞれに移る場面転換おしゃれ!ひゅー!ってなった。

南雲家で、いちごのみぞれ食べてる朱音さん。
ああ、分かる!朱音さんってそのいちごのみぞれ食べそう!
もう隅々まで解像度が高いよ、このドラマ!
そこにゆき子さんから電話かかってくる。
ああ、ゆき子さんの心中思うとつらい。
でもゆき子さんなら大丈夫って安心感もあり。

サロンに来てる弥生さん。
嫌でも最初にサロン高いしなって言ってた水季ちゃん思い出しちゃう構成でまた心が抉られる……。
カラー(しかもカラー)お願いして、美容師さんにトリートメントすすめられて、すすめられるがままお願いする弥生さん。
私服カジュアルでかわいい。

そこに夏くんからLINE。
『明日から南雲さんの家でお世話になります。』
『健闘を祈る』
『弥生さんはゆっくりしてね。
 最近忙しくさせてたので。』
『そんなことないけどね!
 ゆっくりさせてもらいます!』
ああ、また弥生さんエクスクラメーションマーク付けてる……。

そこに他のお客さんの会話が聞こえてきちゃう。
「すいません、久しぶりになっちゃって」
「毎日忙しいですよねえ!今日あみちゃんは?」
「前の夫と会う日」
「今日はゆっくりしましょ!ヘッドスパもします?」
「ううん、早く迎えに行きたいし」
「小学生になって楽になったんじゃないですか?」
「いやー、お金はかかる一方だから」
いたたまれなくなってそうな一点見つめ弥生さん。
あああ、なんで!!!弥生さん、罪悪感感じなくていいんだよ!!!
弥生さんちゃんと自分で稼いでキャリア積んで働いてるんだから比べなくていいんだよ!!!!!
なんでこう、いつも弥生さんって子供いる人と比較されちゃうんだろ涙。
弥生さんの自意識過剰になる気持ちも分かるけど。
分かるから余計、気にしないで!って思ってしまう。
それに、独身で自分で稼いでてお金も自分の自由にできることが悪いみたいな描かれ方意地悪すぎる。
女同士でラベリングさせるのほんと良くないし、
弥生さんはもっと自信持ってほしい……。

そこに夏くんから
『いつもありがとう』
って返信。
ほんとだよ!弥生さんいつもありがとうだよ!!!
この辺もちゃんと救われるといいなあ。


南雲家にやってくる夏くん。
寝る部屋、水季ちゃんの部屋でってじいじに言われて夏くん怯んでしまう……。
「物置片づけなきゃダメ?」
ってじいじかわいい。

夏くんが水季ちゃんの部屋を開けた瞬間、水季ちゃんと海ちゃんの回想シーン。
海ちゃんっていうか星奈ちゃん、今のターンはしっかりした子役さんって感じだけど、ママがいたらほんとにあどけない子供に見えるのすごすごる。
ママ今いるもんね、泣いちゃうこんなん。

水季ちゃんの部屋で水季ちゃんに想いを馳せる夏くん。
きっと見覚えのあるアクセサリー。
(はい、今週もback number完ぺきありがとうございます)
水季ちゃんのベッドに寝転んで想いを馳せる夏くん……。
夏くんって今どこまで真相分かってるんだろう?
あの電話の“夏くんより大事な人できた”っていうのは海ちゃんの事だったって分かってるのかな。
朱音さんが他に誰かいたとかそういうんじゃないって聞いてるだけじゃそこまで理解できてない……?
今の夏くんの水季ちゃんへの想いってどうなんだろう。

そこに飛び込んでくる海ちゃん。
「水季とここで寝てたの?」
「うん、ちょっとだけ、ママが元気なくなってから」
「そっか」
「その前は図書館の近くの家!2人暮らし!」
「その家、今度連れってってくれる?」
前から思ってたんだけどあの家って、まだ引き払ってないのかしら。

津野くんのおうち。
(津野くんの部屋でてくるのすごい)
(そしてさすが本棚が素晴らしい)
あの日のかわいいヘアゴムがソファの隙間から出てくる……。
(ああここも!思い出してしまうじゃない、あのふわふわのヘアゴム涙)
津野くん……。

お風呂上りの海ちゃんの髪の毛ドライヤーで乾かしてる夏くん。
いやいやいやいや遠い遠い遠い遠い!!!!全視聴者が突っ込んだよね笑。
見かねて朱音さんが
「乾く前に風邪引くわ!熱かったら熱いって言えるから!」
って言ってるのほんと笑っちゃう。
「不安だわあ」
この朱音さんの言い方も笑った。
でもまだ遠い夏くん。ねえ笑。

朝ごはん、何合炊く?ってじいじ。
朱音さんから返事がなくて、聞いてない?って顔覗き込んだら、洗い物の手止めて、うふふ、って微笑んでる朱音さん。
ああ、泣いちゃう。
泣いちゃうけど、常に、なんで水季ちゃんの生きてる間にこの幸せがって思っちゃうからつらい。
4人分じゃない、だからそれは何合って聞いてんの!って夫婦の会話かわいかったな。
でも4人分炊くことなかったのかなって切なくもなったシーンでした。


来週の予告。

ついにこれもずっと1話から疑問案件だった、水季ちゃんが産むことにした理由が明かされる……!?
いやでも誰から……!?

ところでこれ見て思ったんですが、水季ちゃんの時系列がややこしくて、
・夏くんにサインもらう
(スピンオフ大和君と最後の会話?別れるつもりだった?)

・実家でおろすって言う、お父さんに朱音さんの母子手帳もらう

・実家で母子手帳もらってきてる

・夏くんに電話して別れる

夏くんと病院行ったのどの時点なんだろう……。
夏くんがあんなに疑いようもなくおろしたと思ってたって信じてたのって一緒に病院行ったからだろうし、
水季ちゃんが決定的におろすのやめたのあの病院の日かなって思ってるけど、
だとしたらどの時点だったんだろう。
あとゆき子さんも言ってたけど、お金渡して、ね!
あの日たぶん水季ちゃんってお金かかってないだろうし、夏くんお金どうしたのかな……。
いろいろ気になる!早く来週見たい!!!

ああ、ずーっと5話まで実は月曜の9時が来るのが憂鬱で心が重くてしんどかったけど、
(なんていうんだろう、共犯というか……おかしいと思いつつ声を上げないことも同罪のような気がしていて、でもまだドラマも途中だから回収されるかもしれないし、主演は推しだし何も言えないってずっと苦しかった)
やっと次の回が楽しみって思えるようになって嬉しい!
次回とても楽しみです!!!


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