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『海のはじまり』2話感想~拝啓、弥生さま

1週間が早い、早すぎる。
2話が来る前に考えをまとめたり言いたいことを言っておかねば、
しかし何をどう言ったらいいんだと毎日頭を抱えているうちに、
自担のInstagramが更新され
『1話苦しいんだもん…』
って書かれてあって(え、苦しいんだもんで逃げてよかったん)ってズッコケながらもなんとか見ました、きのうの2話。

これは考察ではなく、ただの市井のいちおばちゃんの感想です。
どんな風に感情を揺さぶられたのか、そのリアルタイム記録です。
あとから読み返したら取り違えているところも絶対あると思うし(ひっくり返すのが生方先生の脚本なので)自分が正しい感想を抱いているとも思っていません。
とにかく、初見の感想を書き留めておきたいので!
あーそうそう分かる分かる、も、えぇ何それ全然分からん!もあっていいと思ってます。
今週も勢いだけで書きますのでよろしくお願いします!

※本文中の鍵括弧内は全て『海のはじまり』ドラマ中からの引用です※


海ちゃんの
「ママ終わっちゃったの?」
「しんだらどうなるの?」
「夏くん、海のパパでしょう?」
「夏くんのパパ、いつはじまるの?」
っていう子供らしい無理問答で終わった1話。
2話もそこから始まります。

(めっちゃ余談ですが、1話がホラーだとかホラーというのは浅はかだ!って論争がXで巻き起こってましたが、
水季の行動分からな過ぎて独りよがりで極端で怖いなって思ったし、
海ちゃんのこの重要なことを無邪気にグサグサ言う感じ、
でも話の通じない感じ、
星奈ちゃんのお目目が大きくてあまり瞬きしない感じがたしかにホラーみがあるなと思った私です)

海ちゃんを愛しそうに見てる水季さんと海ちゃんの回想。
「夏くんに似てるなと思って見てただけ」
「パパは絶対いるの」
「夏くん、あいたい?」
「パパは2人いてもいいんだよ」←意味深。
(そんでママは2人いていいとは言わない……)
「ほんとそっくり」←これ言われた海ちゃんの気持ちー!
そしてパパがいてびっくりする海ちゃん、ママが大好きなパパ、きっとパパへの憧れが芽生えたんだろうな。
いやいやあんなことしといて子供にそんな気持ち芽生えさせないでって思ってしまうのはまだ水季の本心が分からないからなんだけど。

結局、2話では水季の想いは明かされなかったので、
私たちが1話で猛烈に引き付けられた、
・なんでおろした事にして黙って産んで一人で育てていたのか
・そもそもなんであの時夏くんを手ひどく振ったのか
・生前自分の死後に海ちゃんを夏くんに託そうと思っていたのか?
は解明されなかったのだけど、
やっぱり夏くんのことは好きでパパだと思っていたのかなって……。
きっと海ちゃんにも夏くん、夏くんって話してて。
な、夏くんの気持ちは?ねえ???ってなるけど。
そしてだったらなんでってまた1話感想の再放送になるけど。

生方先生の脚本は伏線回収がロングスパンなので、こうなると毎話終わるたびに1話から見返すハメになるし、
だからみんな自分勝手に考察しだすんよな……。
いやこれすっかり手法にはまってますやん。笑。
これがみんなが自分で考える余白ならいいけど、
silentチームってわりと平気で予告でミスリードするし、
(今回の弥生さんの涙もそうだったし)
泳がされただけで『はいその考察アウト!価値観古いです!』ってなったら怖い側面もあるよなーと思う。
なのでヒヤヒヤしながらこれも書いていますが。

さて。夏くんのお部屋で飛び回る海ちゃん。
小さい人に慣れてない夏くん愛しすぎる。
そこに弥生さんから電話かかってくるよねえ!
「大丈夫じゃ……ない……」
って聞いて部屋に来ちゃう弥生さん。そうか来ちゃうのか。
ピンポン〜開いてる!って、あれー弥生さん鍵持ってなかったっけ、まぁいいか。


弥生さんもわりと謎な部分というかおやおや?と思うところがあると思うんだけど、
・電話してる時にわざわざ話しかける
・お葬式の時に「今日1日は私のこと考えなくていいんだよ」って理解と大人の余裕を見せながら、既読つかないからって家まで来ちゃう。
しかも鍵持ってるのにわざわざ家の前で待ってる。
・「一人だったらどうにかなりそうだった」って夏くんの言葉を聞こえないフリして「一人が良かったら帰るけど」って夏くんに選ばせるようなこと言う。
こういう見方するのは意地悪なのかな、ただ単に年上のしっかりした彼女って描きたいのかなってところはまだなんとも言えないですが、
海ちゃんと対面して
「お姉ちゃんの遊び相手してもらっていい?」
って子供目線で言うところ、子供好きなのかなって思いつつも、
でも海ちゃんが帰ってから
「月岡くん子供苦手だもんね笑」
って言いたいだけのかなって思っちゃうのはやっぱり私が意地悪なんでしょうか!!!笑
なんていうか、どれも夏くんが好き、手放したくないって気持ちが一番強いように見えてしまう……。
それでも全然いいんだけど(むしろそれくらい人間味があって欲しい)物分かりのいいしっかり者のお姉さん彼女を演じてるなら苦しいなって思う。

そんな弥生さん。
海ちゃんの話を聞かされます。
ここ、水季が妊娠したって話を聞いた時と同じ構図なのすごい。
夏くん部屋めっちゃモノ増えたね……。

「きのう知ったの?」
「それはあれだね、私より混乱してる」
「認知するってこと?」
「責任とれって言われたの?」
ここも弥生さんの年上しっかりぶりが発揮されてるんだけど、
(妊娠を知らずに別れたんだからしょうがないって言ってくれた弥生さんに甘えてしょうがないけど…って言っちゃう夏くんーーー!!!!おいーーー!!!)
さっき遊んだ海ちゃんに情が沸いて愛しい気持ちになってたんだったら“認知“って超現実的なパワーワードが出る前に
「あの子今どうしてるの」「避妊したんでしょ?」「責任取んなきゃダメじゃん」「ママいなくなって寂しいだろうに」って言葉がでる気がするんだよなあ。
だからこの後の展開でめちゃくちゃびっくりしちゃった。私は。
でも、そこを言わない弥生さんだから夏くんと相性いいんだろうな……。

そしてここでなにも強要されてない、想像してみただけで分かった気になっちゃダメだと思ってるって言う夏くん。
でももうここですでに夏くんの気持ちは決まっていて、
(お母さんいわく、気持ちを言葉にするのが遅いだけでちゃんと考えてる子だから)
自分が認知するとか引き取るとか血縁が、とかを飛び越えてもうどうやって接しようかって考えてるんだよなあ。
小さい人と対自分のことだけというか。
水季がもう取り付く島もなく自分の気持ちを決めてしまっていたように、
夏くんもわりと芯のところでは取り付く島ないタイプだなってここのシーンで思った。
ダメだと思ってる、ってそういうこと。
で、それを皆まで言わず感じさせる目黒蓮さんの素晴らしいお芝居ですよ、ほんとに。
話さないんだけど芯の強さを感じさせるお芝居。存在感。

水季の遺影にお水かけちゃう朱音さん。水季ごめんねって拭くシーン。
あーんつらいつらい。
遺影って、なんかそんなに堂々と映さないでって思っちゃうんだけど、その辺容赦ないsilentチーム。
ううう、受け止めます、受け止めますよ。

やっぱり弥生さんのお部屋かわいかったー!
けどそのキャビネットに何が……。
ほんっとひと時の憩いも許さない海のはじまり。人生は、生きていくって、厳しく険しい。

職場での夏くん。
先輩に「自分で大丈夫って思ってる時ほどミスするから無理するな」って言われて、図書館で本ぶちまけてる津野くんにパス。うううまい。
(そんで紬ちゃんもCDぶちまけてたよなと思いだしてしまったり)
さっき女の子が直接返した『くまとやまねこ』と海ちゃんの絵本は別ってことか……。

そっかそっか、海ちゃんはまだ前の学校に通っていて、ばあばとじいじが送迎してるんだね。
夏美先生の名前、いい名前だねって言ってる海ちゃん。
鳩サブレー、ママが好きだったから海ちゃんも好だと思ってっておばあちゃんに言われて「夏くんも好きかな」って言う海ちゃん。
じゃお出かけしてきまーすって鳩サブレー持って夏くんのところへ行こうとする海ちゃん。
ママから夏くんの話を聞いていたとはいえ、そ、そんなに夏くんが好きになったの?ママがいなくなった寂しさを夏くんで埋めてるのかな、問題のすり替えが起こってないといいけどって思うけど……どうなんでしょうか。
なんかちょっと、都合良く鎹にさせすぎかなって思うけど、でもそれが血の繋がりです!って言われたらなんも言えない。
あと、きっとものすごく遊んでくれたであろう弥生さんのことはなんとも思ってないのかそうかって気持ちにもなる。

さて、仕事中朱音さんに呼び出された夏くん。
(目黒くん喫茶店似合いすぎ!ありがとうございます!)
早く夏くんにお水出してあげてー!注文も取ってあげてー!ってヤキモキしちゃった。すっかり夏くん擁護派になってる私。笑。
朱音さん「彼女さんがいちばん巻き込み事故って感じ」
うんうん、分かるよその言い方になるの。ほんとそうだと思う。
ここで弥生さんのこと『巻き込み事故』って言える朱音さん、予告でああなるのも分かるなってなった。


海に会いますか?どうします?って朱音さんに聞かれて
夏「どうって……」
朱音「海が会いたいって言ってて」
夏「なんで……」
朱音「なんでなんですかね?」
って夏くん、ほんとなんでですかね?ってなるよね、そうだよね!ってなった。ここ一番というか唯一わかる!ってなったかも。
夏くんが海ちゃんが自分に(異様に)懐いてることに疑問持ってくれてよかった。 
だってやっぱ不自然だもんな。
あえてここで言葉にしてるってことはそういうことやもんな。

職場のきれいなトイレで後輩と婦人科検診の話してる弥生さん。
(生理ってほんとかどうか分からんけど生理の日に職場で白いパンツはくのすげーと思った、ピルの話とか切り込んでるわりに、そういう細かいディテールが女の人に優しくないドラマだよなと思っちゃう)
うううやだやだ、そんな種まかないで!もう弥生さんも絶対なんかあるやん、あのキャビネット~!と思ったら案の定ですよ。

その前に。夏くんの部屋に突撃してた弟の大和くん。
生方先生や目黒くんの『家族だからって好きじゃなくていい』って前置きがどこに響いてくるのか戦々恐々としている私ですが(月岡家なのか……?)
大和くんはいい子だよねそうだよね?涙。
お母さんが死んじゃってお父さんと二人の時どうだった?と聞かれて、
「兄ちゃんがお母さんと二人だった時と同じじゃね?この人までいなくなったら終わりって感じ」
って答える大和くん。
ここでまた夏くんの気持ちが固まったんだよなあ。

駅まで迎えに来てる夏くん。最高の絵です、ありがとうございます。
夏の夕暮れ、仕事帰りに駅のちょっと離れたところで夏くんに待っててほしいよねー!
そりゃ笑顔で小走りになるよ。
スッと車道側に行くしね。そういうところね。
やっぱり弥生さん、夏くんのこと好きでたまらないだろうな。

そこで差し込まれる海ちゃん。
「ママと2人の絵描いちゃった、夏くんに見せちゃった。
 夏くんと3人の絵にすればよかった」
あの時夏くんが会ってくれなかったことを自分のせいだと思ってる海ちゃん。
ここで朱音さんの気持ちもまた動いたのかな。
海ちゃんの中で弥生さんってどんな立ち位置にいるのか余計気になる。

そこで2人の絵を見たからじゃないんだよ、弥生さんに先に話したかったんだよってことが弥生さんちで語られます。
(今気づいたけど、弥生さんちに行くのに夏くん先についてラフな格好で駅で待ってたのか……分かる、順序はどうあれ、駅で待つ夏くんの図は撮りたいよね!!!)
曖昧にごまかしたからって言う夏くんに
「それはいつもじゃん、いつのどれ笑」
って明るく返す弥生さん。ううう。
このあなたのこと分かってる感!!!ねぇー笑!そういうところなんだよぅ〜!

妊娠したことは知ってたってちゃんと言えた夏くん。

「正直ホッとした、生きててくれたんだなって」
「ずっと自分が殺したんだって思ってたから」

うおおおおおおおーーーん!!!
それはそう、それはそうかもしれないけど、
でもやっぱりあの時のあの選択は水季を尊重した最善の選択だったと思う。

そこに食い気味に「殺したなんてそんな」って言う弥生さん。
「若かったんだし悪いことじゃない」って言う弥生さんに珍しくかぶせて、
でも歳なんて関係ないし自分の意志で同意したし(だから自分が殺したと思ってた)、
もっと話し合えば良かったって、もっとできること考えてればって一緒に育てることだって、その時はそういう後悔してたって、それは絶対そうなんだけど、
あの時の水季に夏くん何かできたことある?って思うし、
じゃあ自分が殺したって思わないでいいように無理やり産ませるのってそれって女の子尊重されてる?って思うし。
水季が黙って産んで育ててたから言えることじゃん後出しじゃん。

それにこれを弥生さんに言うってことは、抱えてた苦しいものを打ち明けられたことは良かったと思うけど、
今弥生さんといる人生じゃない人生が良かったの?って、なっちゃわない………?!

「いいよ変な気使わなくて」
「良かったよ、ずっと罪悪感かかえてるより」
「話せたから会えそう?」
いやいやいや弥生さんの気持ちー!!!と思ってたら。

弥生「先食べてて」
夏「ありがとう」

いやいやいやいやありがとうじゃなくて!!!
それを話して弥生さんどう思うとか考えなかったの夏くん!!!と思ってたら。
弥生さーーーーーん!!!!!

なんでこう、このドラマの人たちは夏くんに何も話さないんですかね。涙。
夏くんの前で泣けばいいじゃない!
トイレで一人で泣く弥生さん、有村架純さんの演技すっばらしかったけれども。
有村架純史に残る名シーンでしたけれども。

こうなってくると、なんであなたたち2人でいるの?分かち合うため、支えあうためじゃないの?って思ってしまう……。
だからやっぱりロジックとしては弥生さんが夏くんに嫌われたくないのかなってなるんだけど、
ほんとうに、なんか、とりあえず話し合ってほしいよわたしゃ。
話して『2人の考え』にしていく過程がさ、付き合ってる2人で一緒にいるってことだと思うよ。
義理と人情の町大阪で生まれた女やさかい、こう思ってしまうんだろうか。
みんなこんなに一人で抱えて生きてるんでしょうか。
そんなに人生厳しくなくちゃダメ?
話すのって、目の前で泣いちゃうのってそんなに図々しいのかな。

そして余談ですが、食事のシーンで食べ物が蔑ろにされるドラマほんとにきらいなので、ぜひ先に二人で美味しく和やかに食べてほしかった。
次から絶対そうしてほしい。まず美味しく食べて!!!買ってきたお惣菜だったとしても!!!

件のキャビネットに入ってたエコー写真。
弥生さんの回想。つつつつつらい。
妊娠したの、水季と同じ時期だったんだね。てことは、産んであげられなかった赤ちゃん、海ちゃんと同い年なんだね。
(本筋には関係ないと思うんだけど、水季と弥生さん、病院が一緒なのは伏線でしょうか)
ちゃんと水子供養してるところまで描写するの、まじで容赦ないな……。
エモいファンタジーかと思うと、遺影とかお位牌とか水子供養とか急に超現実になるから気が抜けない。
お母さんにもちゃんと報告してるし、また妊娠もできるんだって話してるけど、弥生さんシングルでも産みたかったのかな……でもそしたら夏くんと付き合ってないかもだもんな、殺したんだって、って夏くんに言われてどう思ってるのかな、などと思いを馳せていましたら。

水子さんのお参りする弥生さん。
そして、
「もしもし、月岡くん」いつになく声が強い弥生さん。
「もし月岡くんがお父さんやるなら、私がお母さんやれたりするのかなって」
「決めるのは海ちゃんだけど」
「選択肢の中に入れてもらえたらなって」(選択肢きた)
「違うからね」(え、なにが?)
「誰の子でもそうするわけじゃないから」
「海ちゃんに誕生日聞いといて」

待って待って待って!
待って、本当に。
どこでそんな思考になったの弥生さん!
もしかして、産んであげられなかった子供への贖罪ならそんなことしなくていいんだよ?
自分の後悔を海ちゃんに投影するのは危険だよ?
私なんか見落とした?
ってリアタイしながらアワアワしてたら、公式Xが更新されまして。

ひえええええ、ほんとに本心の決意の電話だった……。
(いまどきなのかもしれないけど、ドラマ放送中に公式Xがどんどん更新されていくのって慣れない)
「誰の子でも、そうするわけじゃないから」
やっぱり夏くん大好きが軸にあるんだなあ……。
いやそれにしても!

この時の弥生さんの声の強さや表情が、ほんとうに心の底から得心したというか、3人の明るい未来が見えてる!というものではなくて、迷いとか自分の後悔が混じってるように見えたんだけど、どうでしょうか……。
ああ、ほんとにここで読み違えたくないんだけど、
私の経験値とか倫理観とか人生観からいくと、
ねえそれ、ほんとにほんとの本心?って思ってしまう。
後ろ姿寂しそうなのはなんで?!

予告で弥生さんの涙を見たときは、
思い描いていた未来ではなくなってしまったことへの涙だと思ったんですよね。
実際は「殺した」っていう夏くんの言葉が刺さってしまったんだけど。

弥生さんも中絶経験者だった、その時の子が育っていたら海ちゃんと同い年だった、夏くんのことが好き、1回遊んだけだけど海ちゃんいい子だった、じゃあ私がママになりますってなるもんですか。
しかも電話1本でそれを相手に伝えますか。
ここでもその前にもっとなんかこう!中絶したことを打ち明けないにしても、2人でもっと話すことはないのかい?と思ってしまう。

予告であったみたいに(これもまたミスリードなのかもしれないけど)
朱音さんみたいに「子供産んだことないんでしょう?」とか、
津野くんみたいに「二人で育てていくんですか(嫌味)」とか言いたいわけでは決してなくて、
ねえ弥生さん、本心を聞かせてって思ってしまう。
拝啓、弥生さま。本心を聞かせてください。

それに現実的に夏くんが認知して引き取って育てて、彼女というポジションで弥生さんがママになっても全然いいんだけど、それこそ家族なんて家族の数だけ形があるんだし。
でもなんか……なんか抜けてない?って思う。2人の考えは?ってなる。
っていうのも私の考えが何か古いのかなあ。
後悔がベースにあるんじゃなくて、2人なら、3人なら絶対に幸せになれるって希望がベースにあってほしい。
いま、希望、どこにある!?

そして鳩サブレー。
(夏くん、袋から出して渡したのは偉かったけど、白黒の包装してもらいなね。いやお供えじゃなくて手土産のつもりだったのか)
大学時代の回想。ううう。
2人で並んで授業受けてたのかー、そっか。ううう。
楽しいね、楽しかったね。
楽しいだけの2人だったのにね。ううう。
お土産の定番でも美味しかったら自分で買っちゃう水季。全部一緒の鳩サブレーを夏くんに選ばせる水季。当たりって言って、2人でコソコソ食べる鳩サブレー。たまらんよ、こんなの。ううう。
そしてそこに来ちゃう津野くん。ううう。
鉢合わせしなくて良かった。
で、帰ってくる海ちゃん。
走っていって夏くんに抱き着いちゃう。えええ。

ずっと自分が会いたいって思ってばっかりだった夏くんが会いに来てくれて嬉しかったのも分かるけど、
何あったか聞いて!とか、ああ、夏くんが好きっていうより、ママがいつもやってくれてたのかな、ずっとそれがしたかったのかな、じいじやばあばにはできないのかなって私は思った。
海ちゃんかわいい!夏くんに懐いてる!パパだもんね!とはまだ私は思えないかなあ。
「(自分に会いたがる海ちゃん)なんでですかね」って思ってた夏くんが、抱き返さなかったの良かったな。
あの手の感じ…!
急に大胆な決断した(ように見えた)弥生さんより、夏くんの方が信用できるって思ってしまう。

「いてね、ここにいてね」
刺さっちゃうよなぁ、夏くん。
今週もback numberの回収お見事でした。


なんか……身もふたもないことを言えば、
『人はいつどのように“父”になり、いつどのように“母”になるのか』
がこのドラマの命題なので、夏くんと弥生さんが父になって母になるんだろうけど、まだどうなるかわからないのに海ちゃんに期待させないであげてほしいし、
ママ終わっちゃったの、って言う海ちゃんの気持ちに寄り添う大人はおらんのかいってなってしまう……。
きっとおじいちゃんおばあちゃん、学校の先生の前ではいい子にしてるんだろうし。
みんな自分のことばっかりで、海ちゃんの気持ち蔑ろにしすぎだし、飛び道具として子役さんを便利に使いすぎなきらいがあるなと思って見てます。


3話の予告でちょっと海ちゃんの気持ちあるかなと思うけど、その3人で手つないで幸せだね!ってやるの、早くないの大丈夫って老婆心もある。
もう一度書くけど、朱音さんや津野くんが複雑な気持ちになるのとは別で、弥生さん大丈夫?って私は思うし、
海ちゃんには残酷な夢見させないであげてって思う。



最後に、今のところ(まだ2話だけど笑)中絶に対する偏見をなくしたいと生方先生仰ってたわりには、
中絶イコール辛いこと後悔すべきこと子供を殺すこと、出産イコール結果的に尊いこと生きることってなってない?大丈夫?って思う……。
このドラマが描きたい生と死ってそういうことじゃないと期待しています。
目黒くんが癒し、って思ってる辛い過去を抱える女の子が、苦しい思いしていませんようにって、それだけ願ってます。


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