「シャーロック・ホームズの凱旋」感想
読了したので感想。
今年は結構いい感じのペースで読書できているので嬉しい。
あらすじも公式サイトなどからは流用しないのが今年のテーマ。
毎回ぶれそうになるから毎回書くよ。
あくまで自分の頭の中のアウトプット。
舞台が京都になったシャーロック・ホームズ。
シャーロック・ホームズの本編に出てきたキャラクターがそのままの名前で登場して話が展開。
シャーロック・ホームズは大スランプに陥っており
基本的にはワトソンが奔走する物語。
最終的にはメタにメタが重なってメタメタになってました。
森見作品も有名どころは読んでてシャーロック・ホームズは最近ちょうど
緋色の研究と四つの署名を読んだところだったのでこれは読むしかないと思っててやっと読めた作品。
読み終わって一番にコナンの11巻か12巻にでてきたシャーロキアンの事件を思い出しました。
「アイリーン・アドラーの嘲笑」というファンが書いた作品でアイリーン・アドラーがホームズを馬鹿にしたのが許せないってことで殺人を起こす事件。個人的にはその犯人の気持ちが少しわかるような作品でした。
ホームズについての印象は基本的にコナンから入ってるから完璧人間だしモリアーティ教授も犯罪界のナポレオンなんですよ。頭の中のイメージは完全にベイカーストリートの亡霊なんですよ。
そんな印象がある中でいきなりホームズがスランプになってくよくよしててモリアーティもくよくよおじいさんになってたから思い入れをもって読むことが出来なくてそれを最後まで引きずっちゃったなという印象。
それぞれのキャラの口調はまんま翻訳本と同じだったからホームズとして認識させられてしまったのでなおさら。
シャーロック・ホームズの原作本をもっと読んでたらもうちょっと違うのかもしれないけど。
京都舞台という点は四畳半とかだと京大に憧れたけどこの作品だとただ知らないところだからなにも思い浮かべることが出来なくて原作のロンドンイメージのままでしか想像できなかったなぁ