学問というさびしさ

・・・それでもこのワクワクは忘れない・・・

 「行動療法ってね」
 「心理学検定っていう検定試験があってね」
 「社会福祉の歴史は古くからあってね、大学の○○先生が202〇年度開講の社会福祉学の授業の範囲では、前近代の身分制度や慈善活動が主流だった時代から追っていったんだ。でも実際もっと調べてみたり、より社会福祉の歴史に詳しい学者さんへ聞いてみたら前近代以前の、又はより詳細な発達史を知ることができるかもしれない」

良くない癖だ。知り得たことが嬉しくてつい、人とシェアしたくなってしまう。物知り小学生が体だけ大きくなったような幼稚さ。ああ、好きじゃない。

 学問に夢中になりすぎて人と日常会話がかみ合わない。だから寂しくなる。勉強するということはすなわち、孤独感を味わうこととなる。けれど、ワクワクが止まらない。

大学では福祉を学んでいるし、
福祉機器(福祉工学)や手話言語に興味を持ち、AACの勉強をしているし、
令和5年4月には保育士試験の初めての受験を迎えようとしている。

作業療法士の方にPECS®(絵カード交換式コミュニケーションシステム)を紹介したり、
行動分析のお話をさせていただいたり
施設や訪問事業所から需要があると言われれば、絵カードも制作する。(試行錯誤しつつ)

心理学検定は2回目の受験に向けて大詰めを迎えており、
令和5年3月にはメンタルヘルス・マネジメント検定の管理職向け試験を受ける予定だ。

ことばが大好きなことから
言語聴覚士にも興味があり、
人体解剖学から脳画像の読み方から聴覚検査から
吃音や言語発達障害から高次機能障害から失語症、聴覚障害、
摂食嚥下から錯覚なども新たにこれから学んでいく予定だ。
本(中古)は買いそろえた。
あとは読み進め、理解を深めるのみ。

特別支援教育も面白いし、
才能を心理学の観点から読み解いていく本も楽しいし、
発達障がい(現:神経発達症)の当事者研究や本人の手記も、なるほど、これだけ言語化できるのはすごい!と関心させられる。

アディクション(依存症)の経験を有する大学講師の先生の講義で語られた「アディクション領域におけるリカバリー(回復)とは、依存を完全になくそうとするものではない。アディクションは死ぬまで付き合っていくものであるし、人生において本当に大事なことは、アディクションがありながらもお菓子を食べておいしい、うれしいと感じたり、仕事にやりがいを感じたり、そういった人としての幸せなのではないか」

というお話は、今の私の軸になっているし

国連が勧告を出した
精神科病棟における医療保護入院や隔離・身体拘束処遇に関連するニュースにも大きな関心を寄せている。

ツイッターで見かける
社会的養護や一時保護所での経験を綴ったツイートも、ハッとさせられることが多い。

何が言いたいかというと
知るということは
楽しくて、ワクワクして、寂しいということだ。

そして、私はこう考える。

知るということは
傷ついたことに気づくということ。
傷つけたことを知るということ。

精神科医であり、YouTubeなどで啓発活動をなさっている益田祐介先生も、YouTubeチャンネルの動画の中で「知る痛み」について解説してくださっている。
解説がわかりやすく、深く、役立ったと感じたので、興味のある方はぜひどうぞ。

精神科医がこころの病気を解説するCh / 知る痛み、について解説。治療を受ける抵抗感について #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介 / The Pain of Knowing

レポートや論文が書けない私。
知識だけの頭でっかちと言われたこともある私。

いろいろ悔しいけれど

今、叫ぼう。
共に、叫ぼう。
いや、一人でもいいや。

『学び、問うことがすきだああああああ』
『愛してるぜ、勉強』
『さびしさちゃんも、愛してるぜ』


2023年.1月25日(水) 律(りつ)

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