#逆翻訳ハヤブサ ロングフォーム(みじかめ) その②
文学修練場、逆翻訳ハヤブサのお時間です。
逆翻訳は翻訳作業の一種で、英語だと「バックトランスレーション」と言います。
細かいハヤブサのうまみはその①の冒頭にまとめましたのでこちらをご覧ください↓
ハヤブサの遊び方(ハヤブサロングフォーム ver)
今回は、小説→短歌→小説→短歌 と2ループ繰り返すロングフォームVer。
さらに「小説は140文字前後」「原作小説はひとりめが書く」としました。他にも、以下の名詞縛りルールを適用しました。
今回は、小説→短歌→小説→短歌 と2ループ繰り返すロングフォームVer。
さらに「小説は140文字前後」「原作小説はひとりめが書く」としました。他にも、以下の名詞縛りルールを適用しました。
さっそくハヤブサロングフォームで遊んでみる
あつまったものずき
作成順もこの順番です。
1人目 えこ(イルカと泳ぐツアーに行ってイルカに会えなかった)
2人目 りっか(大事なのは視線誘導)
3人目 じゅんき(愛について考えていたことがある)
4人目 てづかっちょ(シメはクラフトビール)
さてここから1→2→3→4と、時系列にできたものを紹介してもいいのですが、今回は敢えて、後ろから。それぞれの小説や短歌を読んで
「これはどんな小説や短歌を元に書かれたものなんだろう?」
と考えながら、読んでいただけたら幸いです。
ハヤブサスタート!
4人目てづかっちょが、3人目じゅんきの小説を読んで、逆翻訳した短歌。
↑この短歌の元になった小説が、こちら↓
3人目じゅんきが、2人目りっかの短歌を読んで、逆翻訳した小説。
↑この小説の元になった短歌が、こちら↓
2人目りっかが、1人目えこの小説を読んで、翻訳した短歌。
↑この短歌の元になった小説が、こちら↓
1人目えこが書いた小説。(=原作小説)
できあがりをたのしむ
リアルタイムで感想を言い合った上に記録を取っていないので、以下はうろ覚えです。
出会いの物語から別れの物語になった!
それは多分電車が「終わる」が「恋の終わり」の比喩になったから。
てづかっちょは、数字を抽出する傾向にあるね。
まとめながら2人目が思ったこと
なんとなくルーズな手触りの出会いの小説は、短歌→小説と経由して、別れの短歌になりました。これは2人目の私が「出会い」というアクティビティを短歌翻訳の時に落としてしまって「終電=電車の終わり」が比喩として「恋の終わり」にオーバラップしたためです。
また「彼視点」から「彼女視点」に一度変化し、その後、詠み手の性別を明示しない短歌に着地したところも、私としては興味深いです。
31音の短歌をふたたび逆翻訳して小説にする時、「復元」と称してどのように文字数を増やしていくのかは書き手によりかなり個性が出ます。
前回その①のえこはアクティビティを増やして物語の起承転結を鮮やかに、対して、今回その②のじゅんきは様々な擬音を追加することで、出来事の情緒性を増やしています。
この4人で作ったものが他にもあるので、随時更新します。
過去のハヤブサシリーズもぜひご覧ください。
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