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すばらしいお母様:「今日もやったね!すごいね!その調子!」

今日も生徒様、6歳男の子(年長)が授業にきてくれました。

元気に手を挙げて大きな声で答えを言ったり、テキストを見ながら

「ここからは1人でやってみていい?」
「ぼく、できると思う!」

と、ポジティブな発言であふれています。

今日も1時間の授業で 60問以上 の計算を解いていました!
こんな風にいつも明るく元気いっぱいに授業に来てくれていますが、

初めて授業に来た時は後ろ向きな時期がありました。

2か月ほど前…

テキストをじーっと見つめながら

「ボクにはできないかも…」
「難しそうだからムリ…」

と、弱々しい声で消極的でした。


▼6歳の男の子(年長)はどのようなお子様?

初めて塾にいらした時、6歳の生徒様は自宅で計算を学び始めた時期でした。

それから4か月経過し、ちょうど小1の2学期以降で習う計算に取り組んでいるところです。

計算力は6か月目、暗算力は5か月目(※1)のレベルに到達しています。

計算力:6か月目
・7+8-5
・19-8

暗算力:5か月目
・9-5-1
・8-3
・6+2+1
 

計算力とは、計算の解き方を知っていること。
暗算力は、身につけた計算の解き方を使って暗算で(筆算せず)解けることを指しますが、こういった問題ができるようになります。

(※1)週に2時間の授業でどんな計算ができるようになるのか
「絶対できる!暗算力一覧表」で、親御さんにお約束しているものです。


計算が持つおもしろさに気づけたら楽しく取り組めるようになるのにな
と思い、なぜ後ろ向きに思ってしまうのか確認しながら、

【自信を高めよう作戦!】

を発動しました。笑 

「難しそうだからムリ。ボクできないもん…」

「難しいって思った?なんでできないかもって思ったの?」

「だって。。。ぼくはできないんだよ。」

「え!?なんで!?なんでそんな風に思うの?」 

「よくまちがえちゃうから!計算だけじゃないよ。よく言われるんだ!」

「そうなの?よくまちがえちゃうのを気にしちゃうんだ?
そしたら先生は〇〇よりたくさん間違えてきたから、
すーーっごいできないよ。笑」

「えー!先生、計算超早いからそんなことないよ。笑」

「だって先生、〇〇よりもたくさんたくさん!数えきれないくらい
間違えたし、難しくて泣いたこともあったし。
先生が今の〇〇と同じ6歳のときこんなにできなかったもん。
〇〇よりひどかったもん!」 

「うそ!?そうなの?」 

「そうだよ!ただ、たくさん間違えたし難しいって思うこともあったし、
お母さんに叱られたこともあったけど、何回もやったらできるようになったんだよ。今の〇〇みたいにできないなぁと思うことはたくさんあったけど、やったら絶対にできるようになるんだよ!
だから、〇〇もできるようになるよ!」

「そうかな…」

「ちゃんと考えてみて。もし本当にできないんだったら、
この短い時間で1ページ終わると思う?」

「…そっか。おわらないとおもう。」

「でしょ?だから大丈夫だよ!もしわからないときやまちがえたときは
先生と一緒にやればいいんだよ!そしたらすぐ終わると思わない?」

「うん!そうだね!」

「よしっ!じゃあ一緒にここからやっていこっか!」 

「いいよー!やろやろ!」

この時点で、しっかり顔を上げ、力強い目線で前を見据えた状態になったら、「やってみよう」という前向きな状態になっているので、
私もひと安心です。 

「2たす8…ひく5…」

と、数字を声に出しながら全力で計算を解こうとする様子を見て、
教えている私も楽しい時間を過ごすことができました。

授業の後、お母様がお迎えにいらっしゃったので玄関先でお子様の頑張っていた様子をお伝えしました。

お話していると、お母様を見つけたお子様が駆け寄り、

「見て!(テキストの)ここからここまでできたよ!」
「ぼく結構できたと思う!たのしかった!」

と、ニコニコしながらお母様に話しかけていました。 

お母様は笑顔で、
「今日もやったね!すごいじゃん!その調子!」

と、お子様に声を掛けていらっしゃいました。


▼6歳の男の子(年長)のお母様はどのようなお人柄?

お母様は働いており忙しい方です。算数のお勉強を始めたきっかけについては、

『小学校にあがったときに算数でつまずいてほしくないんです。
算数は楽しく学んでほしいと思っています。
でも家で教えようとすると、この子は私と違ってゆっくりした性格だから
ケンカしてしまうことも多くて…。』

と、体験の時に困った表情で話してくださいました。

 今日のお子様の授業の様子をお伝えしたところ

『いつも「楽しい!」と言って自分から計算塾に行こうとしてくれます。そうはいっても今はまだ幼稚園なので、とにかく楽しくお勉強できることが大事だなと感じているので、こうして明るく通っているだけでも気持ちがラクになりました!』

と、うれしそうに笑顔で話してくださいました。


▼楽しい=計算の仕組みや数字に興味を持つこと!

 一般的に楽しいというと
お友達と一緒にいるから楽しい!とか、テーマパークで遊んでいて楽しい!という一過性の楽しさを想像する方が多いのではないかと思います。

しかし算数や計算のお勉強で「楽しい」という気持ちは一過性の楽しさとは異なります。

お子様が計算の仕組みや数字に興味を持ち
おもしろいと思うことで楽しくなり学んでいけます 

お子様が計算や数に興味を持てるように計算塾が様々な工夫をするのは当たり前です。

そのうえで
「計算がおもしろい!だから楽しい!」という気持ちになったお子様が
その気持ちを継続できるようにと考え、
お母様が「楽しむ」ことに重点を置いたお声がけをされていることにすばらしいと感じました。 


自転車の前と後ろに弟様と生徒様が、ジャングルジムを登るみたいに乗り、
帰る準備をしながら明るい笑い声とやり取りが聞こえてきます。

 『たくさんやったんだね!』

「うん!今日もがんばった!だからもうおなかすいたよ!おやつ持ってきてないの?」

『持ってきてないよー!早く家に帰ってごはん食べよっか!』

「うん帰る!」

親子で同じ方向を見ながらニコニコ帰っていく姿を見ていて
私も心が温まりました。


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