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映画メモ88「アメリカン・フィクション」

アメリカを生きる黒人ではない私が書いていいのかな・・・
という作品。

文学作品を書くのに人種って必要?
たとえば、女流作家って必要?
直木賞や芥川賞とか、雑でメジャーなくくりだけど
そのあたりは「男女別」とかじゃないわけだし。
だよなあ、なんて思ったりも。

黒人がみんな「へいよーぶろ!」みたいな
そんなわけでもない、よねと。
「アンクル・トムの小屋」の映画を
アジア人が作っても、それって黒人文学映画になる、はず。

黒人監督が「源氏物語」を作っても
黒人映画になりそうじゃない?
みたいな話というか。

そこに、お母さんの認知症や
姉妹の急死、彼女との出会い(と別れ)、
兄弟との確執とかが混ざってくる。

ほっこりしつつ、
人生ってそうよね、何かと思う通りにはならない。

私たちはままならない世界を
今日も生きてる。

世界から押し付けられたものを
着ているように見せかけながら。

ふわっとしてる映画だから
なんか難しいな。

おしまい。

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林田りんだ
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