映画メモ58「The Blues Brothers」
大好き!
でも見るの何十年ぶり!
20代後半になった息子と一緒に完コピかというほど
踊ってた。
ああそこには3番目の夫もいたような気がするけれど
人間、不要な記憶は消していくのを実感している。
サタデー・ナイト・ライブを見ていないので
私にとっては唐突に表れるジェイク&エルウッドではあるけれど
そんなことはどうでもいいのがこの映画の素晴らしいところ。
今も笑える笑いなのはいいなあって思う。
笑いは結構生ものなので、時代が変わると
「笑うところなんだろうか・・・」
となったりもするしね。
そして豪華メンバーすぎる。
ジェームス・ブラウンが歌って
レイ・チャールズ歌って
アレサ・フランクリンも歌って
なんなのそれは・・・という豪華さだが
ソウルミュージックや、リズム&ブルースに
とんと疎いと全く伝わらない。
でも、聴いたら伝わるよね。
それが歌のいいところ。
私も音楽ができる人だったらな。
はっ。
「もしもピアノが弾けたなら」ではないか。
羨ましいなあなんて、できない人としては思うのだけれど、
「できる人」にも何か「できないこと」があって、
それを私が持っていたなら、「羨ましいなあ」となるのだろう。
人間は常にないものねだりをする生命体なのかもしれない。
自分にあるものはみんなも持ってる、わけなんてないのに
みんなも持ってるって思っちゃう。
ものさしは、自分のものしかないから、だろうか。
自分を常に「1」として考えちゃう。
それは自然なことで、そこを乗り越えて
「相手の立場に立って考える」のを可能にするのが
知性や理性なんだろう。
相手の心を考える、じゃなくていい。
相手の立場に、もし自分がなったらどう思うかというのは
頭で考えられることだと思う。
だけども全く簡単じゃないね。
あからさまにベッタベタの兄弟愛じゃないけど
相手の立場も何もへったくれもないけど
ふたりが一緒に生きていくぜ、というブルース・ブラザーズ。
そうね、何も言わずに一緒にいるってだけで
いいのかもしれないね。
おしまい。