気まぐれ留学 inマルタ
社会人になって十数年。
新卒からの馬車馬期、反抗期、自暴自棄、変革期を超え
ようやく安定期突入かと思いきや
果てしない板挟み期に鬱々としはじめた頃。
ふと思いました。
そうだ、海外へ行こう。
(どこかで聞いたことのあるフレーズ、、)
その瞬間、留学を決意しました。
完。
気持ちの上では「完」ですが
もう少しだけお付き合いください。
実に浅はかな決断ですよね。
私もそう思います。
でも、思いついた時
行動できる環境にあって阻むものがないなら
それが自分のタイミングなのかもしれない とも思ったんです。
人生なんとかなる。
とか、かっこいいことを言うつもりは毛頭無く
ただ人にはそれぞれタイミングのかも と。
そこに大きなきっかけや出来事がなくても
「あ、今かも」みたいな
言葉にできない不思議な瞬間に
三十数年の人生で何度か直面しました。
私の場合。
この数年、思うように外出できず
引き篭もり生活を送る中で
英語の勉強に力を入れていました。
テレビよりもYoutubeやSNSを見る機会が圧倒的に増えて
世界中の人たちとの繋がりを感じて
英語を英語のまま理解できたらいいなと思ったもので。
今思えば、コロナ禍の私は
自分のことを「日本人」ではなく「地球人」と思っていた気がします。
地球上の人間みんな同じだぞーと。
そんな苦しい状況が一旦落ち着き
マスクもしなくなった今になって突然留学!と思ったのは、
欲望が変化したせいなのかもしれないと
ある記事が教えてくれました。↓
これ、まさに自分のことでした。
特に【5】【6】はストライクど真ん中。
【5】「腕を磨いたから、腕試し欲望」
【6】「資本集中型消費欲望」
無意識に欲望をアップデートしているなんて人間って面白い。
まるでアハ体験。
気まぐれに思えた決断に、
時代に最適化した欲望の変化がどうやら影響していたようです。
ともあれ、私は
退職準備と渡航準備を粛々と進めるのでした。
気軽に留学できるこの時代に感謝!
続く。