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プラネットアースを観て感じた自然と海洋の神秘

フライト中、「プラネットアース」を観た。

ドラマチックな空撮や生きものたちの息づかいが伝わる密着映像など新たな映像表現で地球の素顔を描く自然番組「プラネットアース」。最新シリーズを2週連続でお届け。第1回の舞台は海。命ひしめく沿岸の海から深海まで、長期取材でとらえた極上映像の数々。エイの大集団を襲うシャチの巧みな狩り、深海に大集結したタコの母親たちが繰り広げる命のドラマ。近年世界各地で進む環境の激変に翻弄される生きものたちの姿にも迫る。

「NHK スペシャル プラネットアースIII 第1回 海の世界」

ここ数日で、国立科学博物館でシロナガスクジラについて学び、水族館でジンベエザメに会い、イルカやエイに会い、シュノーケリングでサンゴと魚たちを見た帰りの飛行機だったからこそ、内容とその映像の美しさに引き込まれた。


未踏の地である深海

地球は海で覆われており、海の世界の神秘は未だ明かされていない。
光が届かず、ヒトが生身では生きれない世界だ。

深海に住む生物の形態はさながら宇宙人を連想するかのようでもあり、我々とは異なる生態系で生きてる印象も受ける。

クジラなどの出産も謎が多いという。

我々が知り得ぬ高度な知能を持っているかもしれない。

その神秘と奥深さ、そして自然や食物連鎖の厳しさに圧倒され、映像の美しさに引き込まれた。

視座が変わる実感

その厳しい生き様と逞しさに比べたら、私が日々悩んでいる内容は如何に些細なことか。

以前に会社の先輩に言われたアドバイスを思い出す。
その先輩は登山や自然の暮らしが好きで、IT 業界から田舎に土地を買って自給自足の山暮らしとペンション経営を行う驚きのキャリアチェンジを果たしたのだが、「どんなに仕事で辛くしんどいことがあっても命にかかわるわけじゃない。死ぬわけじゃない」と言っていた。
その言葉を折に触れ思い出していた。

日々の会社内の人間関係に気を揉み、少しの小金を稼いだとて、そんなものは自然の畏怖の前では役に立たない。

いや、急に原始人になるわけではないけれど。

人間も地球上に生きる生物であり、お金や社会的な立場がどうあれ、生物としての機能は平等であり、拍動を重ねて寿命を迎える。

生を全うするために今何をすべきか。
少なくとも、せせこましいことで、時間と頭脳とメンタルを削っている場合ではないのではないか。

そんなことを思いつつ、日常に戻る準備をする。

0.2% の改善、それは日々のこういったインサイトの積み重ねからできるのではないか。

今の気持ちを記しながら、また日常に追われないために、次の非日常のプランをたてたいと思う。

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