娘の漢検チャレンジ
娘が今週末漢検を受ける。
本人が「受けたい!」ということで申し込んだが、
順調に合格してきたことで、今回は 3 学年上相当の級を受けることになり、さすがに今回は厳しいだろうと考えていた。
受ける前の準備
ダメもとだろうと、準備しないと箸にも棒にもかからないだろうと、受験を決めたすぐ後に対策本を購入した。
そしてそれは一ヶ月近くほぼ積読状態となった… 涙
一週間前にさすがにやらんといかんということで、試しに模試を受けてみたら想定以上にボロボロで (知らない漢字ばかりだろうから当然だ)、
これは受けるだけ時間の無駄なのではという思いが脳内を掠める。
大人でも「ええと、なんだっけ」と調べないと出てこないような普段目にしない漢字も多くあった。これは難しいよね。。
間違えた漢字の復習
とはいえ、申し込んだ以上、受験時間をしんどい思いで過ごし、白紙が多い答案用紙を出させる可能性を少しでも減らしてあげたく、
できなかった漢字を一つずつ一緒に見ていった。
その際に、少しでも覚えやすいように解説 (※) を加えつつ。
※「晩秋」の読み方を間違えていたので「春夏秋冬 (しゅんかしゅうとう)」という言葉と共に話したり、「車窓」の読み方を「世界の車窓から」と関連づけて話したり。
娘は私のへっぽこ解説を聞きつつ、読み方は口頭で復唱し、書きは 3 回程度書いて練習していた。
一緒に丸つけと復習をしながら「これやっぱり厳しいな…」「無謀すぎるチャレンジだったな」と正直なところ思っていた。
2 回目の模試
娘が昨日 2 回目の模試を (自宅ではない場所で) 受けてきたと聞いたので、またボロボロだったのかなと思って結果を聞いたら、なんと合格点に 10 点ビハインドのところまで迫っていた…!
何が起きたのか。
その前の晩に一緒に復習した問題が複数出題されていて、そこを一通り正解していたのだ (感涙)
今更ながら当然のことではあるが、漢検は出題範囲が決まっているので、ある程度復習を重ねていけば「見たことある」問題が多く出てくるようになる。
昨日一緒に直しをした問題が「晩秋」の読みも含めて、正解していることに私は感動して、娘を褒めちぎった。(まだ本番は迎えていないし、合格点に達してもいないがw)
漢検を受ける意義
漢検を受ける前は私は実はそこそこ穿った見方をしていた。
「今の時代、漢字なんて書けなくても入力して変換できるし」と。
しかし一緒に取り組んでみて思う。
できなかったところができるようになる経験。(そして漢字はそれが顕著に表れる)
そして日本語の美しさ。
私も読書から語彙を知り、美しい表現を知った。
漢字の変換のみであればデバイスにてできる。
しかし、語彙自体を入力するのは人であり、その点においては IT の支援は限界がある。(私も note を書く時など、何度か、あの表現なんだっけと類義語事典などから探そうとするがなかなか難しい)
娘の漢検チャレンジの結果はどうなるかわからないけど (昨夜の結果はたまたまかもしれないしそう甘くないことはわかっている)、
復習したことが役に立って点数が急上昇したこと、
新しい言葉を知って表現の幅が広がったこと、
そして語彙を知ることで読書や情報のインプット・アウトプットがもっと楽しくなること、
につながるきっかけとなればいいなと思う。
親も挑戦
最後に。
娘のことを言っている場合ではなく、親の私も積読がたくさんあり、TOEIC を受ける予定があるというのに何も着手できていない。
娘よりは記憶力は劣ると思うが、経験による粘り強さを見せるしかない。
早速積読の解消と学習に着手する宣言を持って本投稿を締める。
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