【社員紹介 Vol.6】近藤 寛 Ι オーナーズ株式会社パートナー 元大手証券会社マネジングディレクター
こんにちは。RISONAL(リソナル)を運営するオーナーズです。
当社は、大企業にしか提供されてこなかった高いクオリティのプロフェッショナルサービスを、テクノロジーを活用し、中小企業向けに広く提供しています。
中小企業の生産性を高めることを存在意義として、専属M&Aエージェント(FA)サービスを民主化することを目指しています。
本企画では、大企業からオーナーズに転じた弊社参画メンバーについて、順次ご紹介させていただきます。
大手証券会社からオーナーズへの入社を決めた理由
――これまでのご経歴を教えてください。
近藤:慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、2000年に新卒としてゴールドマン・サックス証券に入社、その後日興シティグループ証券(現シティグループ証券)や独立系M&Aブティック、SMBC日興証券を経て、RISONAL(リソナル)を運営するオーナーズに参画しました。
前職であるSMBC日興証券のコーポレート・ファイナンス本部(投資銀行部門)では、マネジングディレクターとして、顧客企業による国内外のM&Aや資金調達、IPO等の支援を行ってきました。
これまでのキャリアにおいて、その時々によって異なる内容の業務や役割を担ってきましたが、広い意味ではずっと同じ業界にいます。
――充実したキャリアを重ねられている中、転職を検討し始めた理由はなんですか?
近藤:社会人としてのキャリアをざっと40 年間と区切った時、半分を過ぎた2020年頃から、キャリアの後半では新しいチャレンジをしたいと漠然と思い始め、コロナ禍が落ち着いてきた2022年に、具体的に考え始めました。
ただ、それまでの転職の際も、自身が業務を楽しめるかを重視して選択してきましたし、前職でも楽しみながら業務を続けつつ良い評価もいただいていたと思うので、辞めなければならない理由はない、と。では何に重きを置いて決めるのかを考えた時に、これまでと同様に業務を楽しめるかはもちろんのこととして、世の中に新しい価値を提供できる仕事かを軸にして考えることにしました。
元々はキャリアの後半に新しいチャレンジをすることが起点になっていたので、当初は基本的にM&A関連業界に転職する気はなく、M&A仲介会社やプライベートエクイティ・ファンドなどからも声がかかっていましたが、断っていました。
――M&Aアドバイザリー会社のオーナーズが選択肢になった理由はなんでしょうか?
近藤:創業者である作田さんからコンタクトがあり、自身が起業をした理由や問題意識、使命感のようなものを熱く語られたことで、転職対象とは考えていなかったM&A関連業界ではあるものの、真剣に考えてみようと思いました。
セルサイドの中小企業向けFAサービスというものは、今まで世の中になかったサービス、もしくはあったとしても認識されていなかったがゆえに使われておらず、まさに世の中に新しい価値を提供しているのではないかと感じました。その点は参画に至る入口として大きなポイントでした。
――最終的にオーナーズに転職することを選んだ理由はなんでしょうか?
近藤:オーナーズが目指すものに関する理解を深めつつ真剣に検討する中で、新しいことにチャレンジする、世の中に新しい価値を提供するという軸と、これまでの自身のキャリアも活かして本業に貢献できるというポジティブな点が結びつきました。何をするにしても相応にシニアな立場で参画することになることを考えれば、新しいチャレンジではあるものの全く知らない業界に飛び込むより、これまでのキャリアで得た知識や経験、ノウハウを使える方が、自身も業務をより楽しめるではないかと思い始め、前向きになっていきました。
残りの社会人人生を楽しみながら賭ける上で、壮大かもしれないが日本の経済や国力、生産性の向上(改善)という課題の解決を目指し、RISONAL(リソナル)を運営するオーナーズに参画することは、とても意味があるものに感じました。
スタートアップならではの新しい挑戦が“やりがい”に
――実際に働いてみて、やりがいを感じることを教えてください。
近藤:元々、会社の看板や大企業であるかどうかには自分自身にとっての価値を感じるタイプではなく、直接的に自分やメンバーの価値をお客様に提供できて感謝される手触りのある仕事の方がより楽しいと感じられます。
実務に関しては、長くこの仕事をやっていることもありまったく初めての経験というケースはほとんどありませんが、それでも日々新しい学びはあり、成長し続けている実感があります。加えて、今までの経験や得てきた知識の引き出しをどう使うか、さらにそこに新しい価値を詰め込んでどのように提供するかを考えていくのは楽しいです。
立場的にはシニア層なので、メンバーをより引き上げていくために人材育成や組織づくりにも注力していますし、そういった点でもスタートアップであることの楽しさを感じています。何をやるにしても新しいことが多いので、それを楽しんでやっているという感じです。
自分で考え、自身の力で会社の価値や存在意義を高める意識が持てるか
――組織づくり、人材育成にも携わっている近藤さんに、求める人材について伺いたいです。
近藤:当社がやろうとしていることや目指すものに賛同できるかどうかが第一です。
第二は、会社に依存するのではなく自身の力でマーケットバリューを上げようとする意志を持っていることです。
もちろん周りがサポートしないという意味ではなく、自身が望めば周りは常にサポートする体制は整っています。まず自分で考える姿勢を持ち、周りにサポートも求めていける人であることがスタートラインとして大切だということです。
若いうちは個人としての待遇に目がいきがちになることはある程度仕方ないことですが、会社全体の価値や存在意義を高めていける意識を持っていてほしいなと思います。
――近藤さんが求める人材は内面的な要素にフォーカスされていますが、実務経験はどのレベルまで求めているのでしょうか?
近藤:特に30代半ばくらいまでの方であれば、前職の経験は問いません。自身でマーケットバリューを上げようとする意識のある人であればいくらでも勉強ができるし、始めるのが遅くても価値を上げることはできるので、キャリアは関係ないです。
――実際に当社は未経験のジュニア層の採用も行なっていますが、指導において心掛けていることはありますか?
近藤:一から十まで手取り足取り教えるということはなるべくしないようにしています。まずは自分で考えた上で、自分で思ったことやわからないことを周りに聞くことを大切にしてほしいと考えています。
自分で考えない限りは吸収できることも少ないと思うので、まずは自分の頭で考えることから始めてほしいなと思っています。
一方で、勘違いしてほしくないのは、考えすぎることに時間を使い過ぎないでほしいというところです。やらなければいけないことまで手がつけられなくなってしまうのは本末転倒なので、バランスを大切にしてほしい。そういうバランス感覚は持っていてほしいです。
どこまで考えていて、どこまで理解しているかを把握した上で、次に進むステップをインストラクションしていく指導の仕方を心がけています。
アクセスポイントを増やし、社会で必要とされるインフラへ
――オーナーズに入社して約1年半、良いところや、悪いところを含めた感想を聞かせていただきたいです。
近藤:悪いところは全くないので、改めて聞かれると考えますね(笑)
それは言い過ぎとしても、良いところは、ミッションがきちんとあり、それに反することなく正しいことをやろうとする意識を全員が持っているところですかね。
会社のフェーズを考えると目先の収益にとらわれがちな規模感であるものの、無理に追わずに真っ当なアプローチで物事を進めているところは当社の良いところだと思います。
課題(改善)という意味では、会社の認知をいかに高めていくかという点は課題だと思っています。
お客様にお会いすると、ほとんどの皆様に「もっと早くRISONALを知りたかった」、「明らかに他社より良い」と言っていただけることが多く、当社のサービスが知られていれば選ばれていたはずなのに、知られていないがゆえに、当社だけでなくお客様にとっても機会損失が起きていると思うので、認知度を上げていくことは課題だと感じています。
――オーナーズの今後の歩みについてお聞かせください。
近藤:ニーズは間違いなくあるサービスなので、そのニーズに対していかにアクセスできるかがポイントだと思っています。
その仕組みづくりや外部とのリレーション(提携等)ができれば、間違いなく大きく成長していける会社だと思っています。もっと先の未来では、社会で必要とされるインフラにまでなれる力を持っているサービスです。
認知拡大やニーズへのアクセスについては、徐々に取り組みを進めておりそれを続けることで現時点の規模感プラスアルファまでは見込めるものの、まだまだ目指すべきところまで届けられる見通しは立っていない段階です。ここからさらにジャンプしていかなければいけない。まさに今その方法を模索しているところです。
未経験やシニア層でも会社と一緒に成長できる環境
――RISONAL(リソナル)やオーナーズに興味を持つ方へメッセージをお願いします。
近藤:シニアであればあるほど前職までのキャリアや、今何ができるかはどうしても重要になってしまいますが、未経験であってもモチベーションさえ高く保てるのであれば十分に活躍できる機会のある環境です。
よく言われるように大企業にいれば安心という時代ではなくなっていますし、今後もますますそうなると思います。当社はまだまだ人数も少なく、自分自身と会社が一緒に成長していく実感ができるフェーズです。
スタートアップへのジョインは心配事もあるかもしれませんが、思い切って飛び込めるかということも大事な要素なので、前向きに考えられる人には是非当社に来ていただきたいです。
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今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!