不登校の生活【前編】
中学2年生、
不登校になったばかりの頃。
1日の過ごし方のおはなし。
感情のジレンマ
最初は学校に行くように
勧めてきた両親は
すっかり何も言わなくなりました。
毎朝、「今日は学校どうするの?」
と聞かれるストレスから解放されたことに
ホッとしたのも束の間。
今度は、
"かける言葉がないほど
わたしに失望したのかもしれない"という
不安に駆られるようになりました。
何か言われると嫌なクセに、
何も言われないとそれはそれで嫌。
なんてワガママなのでしょう。(笑)
手に負えない自分の感情は
厄介なものです...(苦笑)
肩身を狭めた生活
そんなこんなで
自分の存在を否定するようになったわたしは、
存在感をできるだけ薄めようとしました。
———
専業主婦の母は
日中、家中を動き回ります。
自室で本を読んでいるとき、
階段を上がってくる音が聞こえたら要注意。
"ビクッ"となってベットに逃げこみ、
必殺狸寝入り作戦です。(笑)
トイレに行くときは厳重警戒。
母に見つからないように、息をひそめて
抜き足、差し足、忍び足です。(笑笑)
夜、父が夜ご飯を買って帰宅すると、
一日の中で唯一、人と空間を共にします。
(訳あって母の手料理ではなく、
スーパーのお惣菜かテイクアウトしたものを
家から1分の場所にある祖母の家で、
祖母と父と妹と食べます)
(この時だけは近所の人を警戒しながら、
全速力で祖母の家に駆け込むのです。(笑))
祖母はわたしが不登校だとは知らないので、
平静を装いつつ、
できる限り無言でご飯を食べます。
(もしかすると、祖母は知っていながらも
黙っていたのかもしれません)
ご飯が終われば、サッとお風呂に入って
布団に潜り込むだけ。
———
夜は毎日やってくる
ここで「おやすみなさい」をして
夢の世界へ行けるならば
どんなに幸せなことか。(笑)
ここから長い長い夜が始まります。
家族が寝静まると、
「待ってました!」と言わんばかりに
活動するわたしの思考。
日中ほとんど身体を使わないだけに、
脳機能は活発に働きます。
「どうせなら
心が明るく、楽しくなるような
思考をお願いします~!」
と言いたいところですが、そうはいきません。
グルグル回り続けるのは
自責の念と未来への絶望感。
"どうしてもっと勉強しなかったのだろう"
"不登校のまま中学生を終えたら、中卒...。"
"このまま一生引きこもりを続けたら、
ニートっていうやつになるの?"
"仮にこの先何十年も今の生活を続けたとして、
親が死んだとき、自分はどうなるのだろう。"
"本当にこのまま人生終わっちゃうのかな...。"
最高にネガティブな夜は
ジェットコースターみたいに加速します。(笑)
果たしてこの生活に
終わりは来たのでしょうか~~?
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