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学びを富としてカタチにしていく方法


小さい頃から、とにかく家にいることが嫌で嫌でした。「早く大人になりたい、早く成功したい、早く幸せになりたい」夜な夜な泣きながら意を決してみても、一晩机に向かっても、先生に過去問をもらいに行っても、成績がすこぶる良くなることもないし、自分に自信が持てることはなく、また親に怒られて…の繰り返し。それどころか、塾に行くお金があれば、1人部屋があれば、と他責思考になっていました。

大人になってからも、本を読んだり、セミナーで学んでみても、なかなか「変わりたい」気持ちが変わることはありませんでした。

なぜか。

変わりたいと言いつつ、継続的に取り組んでいるものはなかったし、学んだだけで終わっていたし、なにかに挑戦してみても、結果が出るまでには時差があるのは当然ですが、そこで諦めてしまっていました。そりゃあ変わるはずもないですよね。

そんな私が今年の1月からマネーノートを書いていったり、マネーノートの継続講座で学んでいくなかで、私自身どんどん「変わっていった」と思えるようになりました。また、ここで学んだことと、今までの知識や経験を結びけていき、富をカタチにしていくこともできてくるようになりました。

例えば、予算内で毎月やりくりできたり、毎月給料が出てもクレカの請求のが怖かったという状況から、今では前月振り込まれた給料から前もって入金できるようになったことで心の余裕ができるようになりました。その心の余裕のおかげで、こうやって投稿できるようになって、ご縁が生まれたり、人にお金のことを教えるようになったり、朝活習慣や産後の運動習慣も手に入れることもできました。また、発信を続けていくなかで、ご縁が増えていったり、セミナー開催だったり、コラボライブをしたりなど、今までの私だったら考えられないようなカタチになってきています。

そんな私の変化を、デービッド・コルブ氏が提唱している「経験から知恵を獲得する4つのステージサイクル」をもとに、振り返ってみたいと思います。

デービッド・コルブ氏がいうには、人が変わるということは、経験から学習をしていくこと。4つのステージがあり、そのステージをサイクルさせることで、変化していくとのこと。

ステージ1:「実際の経験」
ステージ2:「振り返り・レビュー」
ステージ3:「コンセプト化・抽象化」
ステージ4:「積極的に実験する」

ステージ1:「実際の経験」
私たちの人生は、私たちの日々の活動と経験からできています。

しかし、多くの人は、毎週、毎月、同じような活動と経験をしてしまい、あっという間に1年、5年が過ぎていってるのでないでしょうか。

私自身も、朝起きて、出かける準備をして、職場へ向かい、仕事をして、買い物しながら帰宅して、TVを観ながら夕食を食べ、ソファの上でだらだらとスマホを観るという活動になっていました。
お金もそう。いつも同じ場所で同じような買い物をして、同じような働き方で毎月同じような給料をもらい、毎月気がついたらクレカの請求額に驚愕しているという経験を繰り返していました。

日々積み重ねているものこそが「私らしさ」に繋がっていきますが、その「私らしさ」に繋がる日々の活動がいつもと同じであったり、価値観に一致した活動でなければ、「変わりたい」自分には、いつまでたってもなることはできません。

自分らしく変わっていくためには、新しい経験・活動をすることがとても大切になります。

たとえ、一度きりになってしまったとしても、いつもとは違うことを試していくことで、学習のサイクルが回り始めて、人生が変わり始めます。

私にとって、マネースタイリス講座を受講することは、「新しい経験」でした。今まで、いろんなセミナーを受講したり、継続講座を受けてきましたが、それは看護師に関わることだったり、ビジネスに関わることばかりでした。しかし、「お金」に関する講座ははじめてでした。それまで、お金に関する話をすることも、されることも、すごく苦手意識がありました。お金の勉強をすることも、「がめつい」んじゃないか、貧乏だと思われるんじゃないか、という思い込みがありました。それでも、お金の不安から解放されたい、お金に関する「HELP」を言える人を増やしていきたい、そんな思いからマネースタイリスト講座を受講することにしました。

マネースタイリスト講座では、マネーノート(WealthNote)を使いながら、お金の勘違いやお金のブロックを手放して、お金とシンデレラフィットな関係を築くために必要なマインドやノウハウを学ぶことができ、さらに、マネースタイリスト(お金の先生)として活動をすることもできます。

私は、この「新しい経験」によって、お金のブロックを見事に手放すことができましたし、現在、こうして、お金に関する発信もできるようになりました。そうすることで、収入が増えていったり、新たなご縁が繋がったり、もちろん家計管理もできるようになって、家族5人幸せに過ごすこともできています。

この、実際の経験というステージにおいて大切なことは、とにかく新しい経験を試してみることと、気持ちに嘘をつかずに取り組むことです。「嫌だと思った」その感情でさえも大事な経験の一部となります。この「行動・経験」と「感情」のセットが、【実際の経験】をつくっているんです。

マネーノートを書き始めたときも、これで絶対お金周りを整えようと必死な感情があったり、書けないときもあって情けない感情があったり、それでもコツコツとノートを書いたり、現金管理を続けることができていることが嬉しかったり、達成感に繋がっていきました。

マネーノートでは「実際に使ったお金」/「実際に受け取ったお金」とそのときの「感情」の両方を書いていきます。この習慣を身につけることで、いつの間にかお金が消えてなくなったということはなくなっていきます。また、お金を使ったときの素直な感情を意識したり、お金と交換した価値を一つ一つ認識していくことで、お金を使うたびに学習のステージの一つ「実際の経験」になっていました

ステージ2:「振り返り・レビュー」

実際に何かを経験したら、次のステップでは起きたことを振り返ることが大事になります。このステージでは一歩引いて観ることが大切です。うまくいったこと・うまくいかなかったこと、そして、それぞれの理由を考えてみるのです。

マネースタイリスト講座でも、マネーノートワーク会が開催されています。そのワーク会に参加しながらだったり、自分自身でもお金と向き合う時間を作りながら、実際に使ったお金とそのときの感情を振り返る機会がたくさんありました。

お金に関することはとくに、今まで生きてきた過去の感情がとても影響力を及ぼしています。だから、ひとつひとつ振り返りをしていかないと、無意識のうちに、無駄なことにお金を使ってしまったり、ストレス発散ばかりしてしまう、みたいなことに陥りやすかったりします。

だからこそ、振り返る機会を最低でも1週間に1回は作ることを意識していました。

お金以外にも、自分が新たに挑戦していることがあれば、その振り返りをぜひしてみてください。私であれば、朝活であったり、産後の運動習慣などはスケジュール帳に記録して、週1回は振り返るようにしています。

振り返る時は次のような質問をしてみましょう。
・何がうまくいったか?なぜうまくいったか?
・もう一度、やり直すならどのようなやり方ができただろうか?
・その時の一時的な感情が、どのような経験に影響を与えただろうか?
・葛藤や心残りはなにかないだろうか?

マネーノートでは、毎週の振り返りの他にも、毎月の振り返りとして
・一ヶ月の振り返り
・今月お金を使って良かったこと、それはなぜ

・今月お金を使って後悔したこと、それはなぜ?
・来月のWISHリスト
という項目が設けてあるので、お金に関してもしっかりと振り返ることができました。

ステージ3:「コンセプト化・抽象化」

人はみな、「自分なりに持っている理論(コンセプト)」があります。通称、持論といわれるもので、自分とは、異なった持論を持っている人達もたくさんいます。例えば、ブランド品は人を幸せにする、という持論の人もいれば、ブランド品はただお金が高いだけという持論の人もいます。
しかし、時にその持論がその人の現在の枠に閉じ込めてしまうことになるのです。

だから新しい経験が必要になっていきます。

このステージ3では、「この経験から何が言えるのか」という「持論」を作り出していきます。もしくは過去の持論の修正をしていきます。

ステージ2の「何がうまく行ったか・何がうまくいかなかったか」から、ステージ3では、「なぜそれがうまくいったのか・なぜ上手くいかなかったのか」を考えていき、「自分なりの持論やルール」を作っていきます。

私は、マネーノートを書きながら、よかったことや後悔したことを振り返り、それをマネースタイリスト講座のなかのワーク会で、発言することで新たな発見を得られたり、逆にお金のブロックが見つかったりしました。なかなか「なぜうまくいったのか」「なぜうまくいかなかったのか」を一人で考えるのは難しかったりします。お金に関することはとくに、それまでの経験や価値観に縛られやすいので、他人の目や価値観を聞いてみることで、「あぁ、そういうことか。わたしはこういうときに、モヤっとするのか」とわかったりすることがあります。

マネーノートのなかで、私は、「誰かにプレゼントをしたりするお金を出したくない、別にしなくてもいいことにお金を使いたくない」「プレゼントするなら高い物でないといけない(見栄があったと思います)」という持論がありました。でも、そういう持論をしっかりと認識したうえで、本当はどうしたいのか?だったり、実際にプレゼントをしたときの感情を丁寧に振り返っていくことを繰り返していくうちに、「感謝に使うお金はその人やしていただいた行為の価値をしっかりと受け取ることができエネルギーが循環するもの」「プレゼントは値段でも物でもなく気持ちが大事」そういう持論へと変わっていきました。これ、文字で読めば当たり前すぎることなのですが(笑)、実際にマネーノートを書き続けてきて、お金と感情の【実際の経験】を積み、【振り返り】を重ねていく中で、自然発生的に芽生えた【持論】なので、すごく自分にとって説得力のあるものへと変わっていきました。持論が変化していくことで、日々の思考や言動にも変化が起きてくるんだろうなと思います。

今は、使ったお金に対して、浪費・消費・投資、そこにさらに一つ追加して感謝のお金この4つに大きく分けてお金と向き合っています。

また、マネーノートでは、毎月の予算を立てて、現金を封筒に分けて管理するのですが、毎月月初めにするのがすごく難しく感じていました。それがなぜかなって考えたときに、毎月、クレカの請求額や光熱費の請求額が決定するのが10日前後でその金額が出るまで予算が立ちにくいことが原因だと判明。(はっきりと数字が出ないと動けない自分の細かい性格のやっかいな部分が出てきました汗)そこで、月初はじめの予算立てを、あらゆる請求額が決まる10日の週にすることにしました。今はそのルールにしてから、すごくスムーズに予算立てができるようになりました。

ついつい、今までの家計簿の固定観念で、月末締め月初スタートですべし!それがスッキリはじめられる!という持論になっていましたが、マネーノートはすごく自由度が高くて自分なりに工夫して書くことができるので、新たな持論ができて、その結果、マネーノートの継続ができるようになっています。

お金以外のところでいくと、朝活なんかもそうですね。朝起きれない問題も、毎日起きた時間やどんな工夫をしていたのかを記録していくなかで、月曜日は起きれないことが多いな、だったり、毎日早く起きる必要あるのか、だったり、早く起きれた日の前夜は何していたかなど、振り返りをしていくなかで、私のなかで「目覚ましなしで、自分の体内時計に従って、目が覚めた時間に起きる」ことが、昼間も眠くなく、毎日安定して朝活ができるという持論に達しました。意外とこの持論で毎日おおむね5時半までには起きれるようになっていきました。

こんな風に、いろんなことに対して、自分なりの【コンセプト化、抽象化】を見つけてみてくださいね。

ステージ4:「積極的に実験する」

最後のこの「実験する」ステージがほとんどの人にとって抜け落ちるところです。

ステージ3であなたが経験から得た持論を、実際に新しい場面で使ってみましょう。例えば、マネーノートを書いていくなかで、私は家族に使うお金が一番ポジティブな感情を得られてエネルギーも上がっていくという持論に至ったので、【家族費】という項目をつくり、その予算の額を思い切って増やしてみました。そうすると、家族の愛を気持ち良く受け取ることができるようになり、パートナーシップもどんどん良好になっていきました。夫がお花を買うようになってきたり、娘がお小遣いやバイト代のなかから、ケーキを買ってきてくれるようになったりしました。それまでは、「何もないときにそういうのを買うなんてもったいない!!」って思ってたので、本当に今までひどい妻や母親だったなあと反省しました。


ここでもう一つ大事なポイントがあるのですが、ただやってみてどうなるか試してみるだけでなく、「こういう結果が得られるかも」と期待していることを言語化することも大切です。

いろいろとためしてみてもそこから得るものが少ない人は、「期待する結果」を持っていない可能性があるそうです。もし、何かを挑戦しようとしたり、セミナーに参加したときなども、期待する結果を先に言語化してみるといいかもしれませんね!

マネーノートにも毎月、来月のWISHリストを書くところがあったりします。来月のやってみたいことをWISHリストに言語化してみると、たとえ時間がかかったとしても意外と叶っていきます。

また、マネーノートでは毎週のテーマ設定をしています。私は、最初このテーマを書いてなかったのですが、このテーマを決めるようになってから、無意識のうちに「期待」していたのかもしれません。すごく、行動力が増すようになっていきました。

みなさんも「今週は何を試すか」テーマを決めて、取り組んでみてくださいね!


私はマネーノートを通して、この学習の4つのサイクルを自然と毎週毎月回していました。マネーノートとマネーノートの継続講座であるマネースタイリスト講座はすごく体系立てられたものだと思っています。
そのおかげで、学んだことを実践することができ、どんどん変化を起こしていくなかで、たくさんの富を得られることができました。また、その得られた富(知識や経験)をこうして、文章にして伝えるというカタチにまですることができてきました。

お金と向き合うことはすごく大変なことだったんですが、そこから逃げずに頑張ってきて本当によかったなあと思います。

マネーノートについては、マネーノートレッスンを作りましたので、ぜひそちらも読んでいただけると嬉しいです!



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