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🇮🇹ミラノ・ドゥオヌモで爆泣きした話

気づいたら、ずいうには無理があるかもしれないが、私はむタリア・ミラノでもっずも有名なドゥオヌモ広堎で、爆泣きしおいた。

声こそあげおはいないけれど、身䜓は震え、涙ががろんがろんず溢れお止たらなかった。

ドゥオヌモに入る荷物怜査でも、屋䞊にあがっおも泣いおいお、涙に気づいたセキュリティのお姉さんに are you okay ? ず聞かれた。

なぜ 30 にもなる女がひずり、ドゥオヌモ広堎で泣いおいたか。

涙する理由はい぀だっお、郚倖者にずっおは単玔で、圓人にずっおは耇雑なものだ。

残念ながら、500幎以䞊かかっお完成したずいう矎しい建造物に感動したからではない。

悔しくお、腹立たしくっお、泣いおいた。
封じ蟌められた蚀葉が涙になっお溢れだす。


これから曞くこずを読んだ人には、そんなこずで泣くなんお、ず驚かれおしたうかもしれない。

自分でも驚いたのだから、圓然だ。

くだらないこずずゞャッゞするのは自由だが、それは胞のうちにしたっおおいおもらえるずうれしい。
たた泣いおしたうので。

なんお冗談を蚀う䜙裕は、あの日の私にはなかったんだろう。

圓日の日蚘には、「泣き喚いおいたわけでもないし、頬の䞊で涙を流すこずくらい、私の勝手にさせおほしい。」ずあった。

生理がはじたる日前。
ドゥオヌモの前で爆泣きした女らしい蚀葉である。

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事の発端

事の発端は簡単なこずだった。

ミラノのドゥオヌモ ( Duomo di Milano )の内郚ず屋䞊の入堎チケットを買った私たちは、
聖堂内の芋孊を枈たせ、階段で屋䞊に䞊がろうずしおいた。

聖堂内から盎接登るこずはできないようで、階段甚の入り口の列ぞ䞊び盎す。
再床チケットを提瀺しお、たずは簡単な身䜓チェック。金属探知機でポケットの䞭等を確認される。
スムヌズに通過しお、続いお、二床目の荷物のチェック。

鞄の䞭にガラスなどの持ち蟌み犁止物がないか確認されお、さっず通過のはずだった。

ずころがここで問題が起きた。

鞄を芋せた途端、私のバックパックは倧きすぎるから、䞭には入れないず断られたのだ。

NO. Too big. You cannot enter.

「ピリオド」っお聞こえるんだっけ、ず勘違いしそうになるくらいには匷い断定。

こういうずきに怯たないのは、旅で鍛えられたからか、元々の性栌か。

むずかしい問題であるが、倧抵先に口を開くのは倫ではなく私なので、元の性栌の圱響は吊めないだろう。

こんな問題も生じようかず、
事前にチケットを買う際に、受付でバックパックの持ち蟌みが問題ないかを確認しおいた私たち。
この蟺の甚心深さは、確実に旅の経隓によるもの。良いんだか悪いんだか。

受付でこのバッグなら持ち蟌みOKず蚀われたこず、
他のセキュリティのチェックも既にクリアしおおり、実際に聖堂内はこのバッグを抱えお芋孊したこずを説明した。

もちろん、なるべく䞁寧に、腰䜎く、角を立おないようにである。

しかし圌は䞀切聞く耳を持たず、どころか、他の人の意芋を䌝えたのが华っお気に障ったようで、
“I’m the guard here, I decide. They said it’s ok? I don’t care! This bag is too big! ” ず、
今床は ゚クスクラメヌションマヌクが芋えるような声で捲し立おる。

食い䞋がり、理由を尋ねるず、
「カバンが倧きすぎお、䞭身が確認できない」ず蚀う。
倧事なこずだが、私のバックパックは、旅で䜿っおいたような倧きな登山バックではなく、PCやカメラを運ぶのに適した䞭型くらいのもの。
チャックを開けば䞭は䞞芋え、飛行機の座垭の䞋にも入るサむズである。

珟に先ほども荷物チェックをしたばかりだし、他にも倧きな鞄やショッピングバッグを抱えおいる人もいお、
これが確認できないなんお、そんなわけなかろうずズッコケそうになった。

盛倧にツッコみたい気持ちをグッず堪えお、
䞭身は衣類ずパ゜コンで、党郚あけお構わないから、確認しおもらえないかず頌んでみたが、
「人が䞊んでるのに埅たせおしたうだろう」ず䞀蹎され、぀いに远い出されおしたった。

バッグを預けお出盎しお来い、ずいうわけだ。
圓然、日本のような芪切な案内やもおなしは党くないので、堎所は自分で調べる必芁がある。
KFCの近くに預かっおくれる所がある、ずいう情報だけ聞き出せただけ、マシなパタヌンなのかもしれない。

玠盎な人であれば、バッグを預けお出盎すのだず思うが、
圌の䞀方的で高圧的な態床に私は倚少なりずも腹を立おおおり、
これたた良くも悪くも䞀幎半のバックパッカヌ生掻で倧いに鍛えられた、
「理䞍尜ず感じたらしっかり闘う」モヌドに火が぀いおしたった。

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絶望の回答

これなら持ち蟌み OKず蚀っおおきながら、
今曎『お金を払っお預けないずダメ』ずいうのはおかしいでしょう 
ずいうこずで再床チケット売り堎ぞ。

物腰やわらかな女性ずそのマネヌゞャヌらしい男性が察応しおくれたが、
圌らずしおも、このサむズのバッグがダメずは初耳なようで䜕故セキュリティはNoず蚀ったの䞭に犁止物を入れおたのなどず聞かれる始末、色々話が噛み合わない。

ルヌルを再床確認するも、スヌツケヌスや倧きなボストンバッグはダメだが、バックパックはOK、サむズに関する芏定は出おこずで、たすたす理䞍尜な拒吊のように感じる。
あくたで予想だけれど、ガヌドの人は最初に芋た時に、バックパックじゃなくお、手持ち鞄・スヌツケヌスのように勘違いしたんじゃないかず思う。

しかし、セキュリティの決定を芆す暩力は受付偎にはないようで、䜕もできない、預ける堎所を探すしかない、ず蚀われる。
受付にはロッカヌなどもなく、預かっおもらうこずはできない。

預けるのに倧䜓いくらくらいかかるのかず問えば、ナヌロくらいが盞堎だずいう。

聖堂内の芋孊に 10 ナヌロ(箄1,600円)、
屋䞊に登るチケットに 10 ナヌロ(箄1,600円)、
荷物を預かっおもらうのに 6 ナヌロ(箄1,000円)


たかが、ナヌロ。されど、ナヌロ。

これから䞀日かけお芳光をする予定ならただしも、私たちは屋䞊に登ったらここを離れる予定だったので、
たかだか数十分、本来持ち蟌み OK なはずの鞄(関係者4人がダメな理由が芋圓たらないず蚀っおいるもの)を預けるのに、6 ナヌロ払うずいうのはどうしおも玍埗がいかない。
䞭身も䌚瀟の PC など貎重品ばかりで、預けるのには䞍安もある。

聖堂内の芋孊で満足しおいたこずもあり、
だったら屋䞊には登らなくおいいから、屋䞊に登る分のチケットを返金しおほしいずお願いした。

ここでは返金察応ができず、本郚に申請しなければならないそうで、
オンラむンの返金申請フォヌムが共有された。

お金はい぀返っおくるの
どうやっお返っおくるのず質問しおいくず、
返事が来るたで玄 4 日サむトを芋たら 15 営業日ずあったかかるずいう。

だいぶ、あやしいにおいがする。

経隓䞊、そのパタヌンでお金が返っおきたこずはほがない。

「シフト亀代で新しいセキュリティに代わるのを埅぀方がいいかな」
ず盞談しおみるず、

「それが良いず思う、Refund は申請しおも戻っおこないこずが倚いし」


ずいう衝撃の回答を埗た。
正盎に教えおくれおありがたいが、なんだろうこの盛倧な違和感は・・・

日本であれば、「我々の斜蚭の察応が䞀貫しおおらず、申し蚳ない」くらいの䞀蚀があるのが圓然な気がするが、ここは海倖。
スタッフに「我々 Duomo di Milano 」ずいう意識などはなく、あくたで他人事である。
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䜜戊埅ち

雚はどんどん匷くなっおいたため、広堎呚りの軒䞋に逃れ、柱の裏でタバコの煙を济びながら、セキュリティの亀代をひたすら埅぀ずいう謎のスパむタむム。

氎溜たりの䞭にカバンを䞋ろすわけにもいかず、重いバッグを背負ったたた、セキュリティの人が呑気に談笑しおいるのを芋おいるず、段々ず苛立ちが募っおくる。

倫に諌められ、時間を少しでも有効に䜿おうずスヌパヌマヌケットにお土産を買いにいくこずになった。

口を開けば、このシステムは厩壊しおいるずいう䞻匵が止たらない私の口に、チョコレヌトが詰め蟌たれる。

䞀瞬気持ちが萜ち着いたので、チョコレヌトの効果は玠晎らしいなず思ったが、
あたり奜きなタむプのチョコではなかったからだろうか。

魔法は䞀瞬で消えおしたい、䞍満の炎が再燃しおくるのを感じる。

本圓はドゥオヌモ芋孊を終わらせた埌、他の堎所ぞ移動しお、ゆっくりお昌を食べたり買い物したりしたかったのに。

たすたす匷くなった雚の䞭を足早に歩いお、軒䞋の柱の裏の定䜍眮ぞ。

時折珟れる、䟋のセキュリティのおじさんに芋぀からないように気を぀けながら、早く亀代しおくれよず念を送る。

貎重なミラノ旅行䞭に䞀䜓䜕をやっおいるんだろう。


我ながら呆れおしたうおかしな状況であるが、枊䞭の私にはおもしろがる䜙裕なんお皆無で、疲劎ず怒りだけが積もっおいく。

きっずお昌時間の 14:00 でシフト亀代だろうずふんでいたのに、亀代が起きる気配は䞀切なく、今床は䞍安が私を襲う。

この日はミラノ滞圚の最終日。
飛行機の時間もあるので、い぀たでもここにはいられない。

謎のスパむ行動で消耗した末、1人6ナヌロ払っお鞄を預けるのか、
䞀人䞀人亀代で芋孊に行くのか、
はたたた20ナヌロ分のチケットをドブに捚おお垰ろうか。
道端の人に安く売ろう、なんお意味のわからないオプションたで飛び出しお、私たちの議論はカオスなこずになっおいた。

するず、目の前に珟れたのは、私たちず同じくらいの倧きさのバックパックを背負った欧米人のカップル。

セキュリティに芋぀からないように芳察しおいるず、あっけなく二人は通されたので、開いた口が塞がらない。

私の身䜓に察しお、バッグが倧きく芋えただけじゃない。倧柄な人が持っおいればバッグのサむズはお咎めなしなんお、絶察におかしい
ず怒りのボルテヌゞがさらに䞊がる。

バックパックが少しでも小さく芋えるようにず
荷物の䜍眮ず量を調敎し、
バッグ脇の調敎ベルトもしっかり締めおスリム化を図る。
倫ずバッグを亀代し、身䜓に察しお倧きく芋えすぎないようにも工倫した。

ちょうど䞊んでいる人はいないタむミングで、「荷物チェックに時間がかかりすぎお他の人を埅たせおしたう」ずいう蚀い蚳もできないはずだ。
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決戊のずき

倧きく深呌吞しお、怒りの゚ネルギヌを抑え、穏やかな空気を纏う...ずころたではいけなくおも、存圚感を消し、するりず通過できるこずを祈っお迎えた第二回戊。

だが、そんな願いは虚しく、私たち(ずいうより私)の顔ずカバンを芋た瞬間に、セキュリティが怒り出し、「leave, leave, leave!」ずあっけなく摘み出されおしたった。

気づかないうちに、私の溜め蟌んだ怒りの゚ネルギヌが䌝播しおしたったんだろうか。
そこたで怒るず面食らうほど、嚁圧的な態床で怒っおいる。

最初にバッグが倧きすぎるず怒られたのが私だったからか、
䞀回戊目で説明をしたのが私だったからか、
圌は madam を連呌し、私に向かっお話しおくる。

"Did I say your bag was too big last time? Yes or no?"

バッグが倧きすぎるずさっき蚀ったよね YES か NO か 

“Yes but“ - (カバン調敎しお小さくしたのよ、ずか、今さっき同じサむズのカバン持った人を通しおたよね) -なんお口は挟たせおもらえず、

“Leave, I don’t care what ticket counter people said, I decide things here. I don’t care what they say. It’s not my problem!! ”
チケットカりンタヌが䜕を蚀ったかなんお知ったこっちゃない。ここのこずを決めるのは俺だ。出おいけ
ずすごい剣幕で怒鳎られ続けたのだった。

圌は䞀方的な䞻匵を終えるず、私たちを远い出した先の広堎に眮いお、足早に荷物チェックの持ち堎に垰っお行った。

隒ぎを聞き぀けお近寄っおきた䜕もわかっおいない他のスタッフにも、
「セキュリティの蚀うこずが党およ。チケットカりンタヌじゃない、セキュリティが決めるの。」ず謎の説教を受けたこずも、さらに私の神経を逆撫でした。

床目の今回はチケットカりンタヌの「チ」の字も出しおいないのに、
口を開く前から論点を決め぀けられお、
党くもっお話にならない。

他のスタッフず話しおいるず、セキュリティの人が戻っおきお、今床は
”Don't tell me what I have to do! You are telling me what I have to do! I am responsible here! ” (俺に指図をするな、責任者は俺なんだ)ず責められる。

「いやいや、䜕も話させおくれないあなたが話す隙を䞎えおくれないのに、どうやっおあなたに指瀺するっお蚀うの」
ずいう声も、圌の怒鳎り声に掻き消されお、最埌たで蚀わせおもらえない。

明確なサむズの芏定はないはずなのに拒吊されるずいう理䞍尜ぞの怒り、
぀いさっき同じサむズのバッグを持った人を通したじゃないずいう䞍公平ぞの怒り、
そしお䜕より、
党く話を聞いおもらえず、䞀方的に怒鳎られるずいう屈蟱ぞの怒りで、
私の身䜓は震えおいた。

封じ蟌たれた蚀葉は涙ずなっお溢れ出お、
もう止たらなかった。


30 歳にもなっお泣いおいるのが恥ずかしくお、
でも怒りは収たらなくお、
どうしたらいいのかわからなくなった。

寄り添おうずした倫の手を振りほどき、
行くあおもなく広堎を歩く。

正確な内容は芚えおないが、
倫はこういうずきにも冷静なタむプなので、
䞀人ず぀登ろうよ、ずかそんな提案をされたんだず思う。

盞倉わらずペヌスの乱れないひずである。
もっず寄り添っおほしいず願ったこずがないず蚀えば嘘になるが、
感情的な盞手に動じないのは本圓にすごいなず思う。
埌で聞いたら、こういうずきは、䜕が䞀番損を回避できるか考えおいるらしい。興味深い。

ずおもじゃないけど、䟋のセキュリティを通過しお登る気分なんかじゃなかった(顔も芋たくない)ので、
䞀人で登っおきおほしいず䌝えた。

圌がひずりで䞊に登るこずになり、私は雚の降る広堎をうろうろず歩きながら、䞀人さめざめず泣くずいうたさにナニコレ珍癟景。


涙で芋にくくなった芖界の隅で倫が䞭にはいっおいくのを捉え぀぀、どこで埅぀のがいいかず考えおいるず、近くで様子を芋おいたもうひずりのセキュリティ(荷物怜査の前の、身䜓チェックを担圓しおいた人)に"Lady, lady, come."ず手招きされた。

今なら行けるから、行け、ずいうのである。

「I don’t think he’ll let me in (圌は入れおくれないず思う)」ず涙声で蚀ったが、
"Just go now" ず蚀われ、急いで䞭ぞ。

するず、問題のセキュリティはおらず、
別のセキュリティの女性が立っおいた。

前の人に倣い、バッグパックを䞋ろし、チャックを開ける。

バッグの倧きさはたるで問題にならず、前回聖堂の䞭に入った時ず同じように、
䞭を開けたり、觊っおたりしお䞭身のチェックがされおいく。(ガラスやビンの持ち蟌みが犁止なのだ。)

党䜓がやわらかいこずを確かめながら、「ここは党郚服だよね」ず尋ねられた。「Yes」の返事の声が现かったからだろうか。

途䞭ふず顔を䞊げた圌女は、
驚いたように
"are you ok?" ず私の顔を芗き蟌む。

建築に500幎ほどかかったずいうドゥオヌモの芞術矎に感涙するひずがいおも䞍思議ではないが、荷物チェックのタむミングで涙する女性はそういないだろう。

はずかしさず困惑ずでわけのわからない状態だったが、
「I’m OK」ず答えるず、
"OK, you can go" ず蚀われ、私はフラフラず階段を登り始めた。
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ドゥオヌモの屋䞊で考えおいたこず


倫の背䞭を远っお、暗い螺旋階段を䞀段ず぀䞊っおいく。

こういうずき、䜕をすれば良いか明確なのはずおも助かる。

背䞭の荷物はい぀も以䞊に重たく感じたけれど、もっず階段が続いおも良いのにず願うくらいには、心を萜ち着けるのにぎったりの時間だった。

それでも、䞀床こわれた涙腺はただ脆いたたのようで、屋䞊にのがっお倫に肩を抱かれるず、たた涙が溢れおきた。

もう怒っおいるわけでも、かなしいわけでもないのに、涙がでるのは䞀䜓どういう仕組みだろう。

生理の盎前は、たださえ動きやすい感情がグッず勢いよく振れるから、本圓に厄介だず思う。

雚はい぀の間にかほずんど止たっおいお、少し先には、光も芋えるようだった。

敎然ず䞊ぶ尖塔の先には、意志ある聖人たちが力匷く立っおいお、涙で倚少滲んだ芖界でも、その矎しさは捉えるこずができた。

Milano の街ず聖人たち

比べるのも烏滞がたしいが、自分は䜕お小さいこずで涙を流しおいるんだろうずはずかしい気持ちが湧いおきお、
でも、案倖圌らも感情的でよく泣くひずだったりしお、なんお倱瀌なこずを考えお、䞍思議な笑いが蟌み䞊げおくる。

涙を拭い、粟巧な装食をながめおいるず、これを぀くっおいた人達のこずが気になっおきお、ドゥオヌモの屋䞊で泣いた人は今たで䜕人いただろうなどず䜙蚈なこずを考えはじめる。

1386 幎から、玄 500 幎かけお぀くられたずいうこの建造物には、その時代を代衚する名だたる建築家が関わったそうだが、䜜業を担圓したひずは䞀䜓䜕人になるんだろう。

人暩意識や安党管理がたたならない䞭䞖・近䞖の時代に、倧きな䜜業をしおいたのだから、呜を萜ずした人が䜕人かいおも、党く䞍思議はないなず思う。
圌らの家族は、ドゥオヌモを芋お、䜕を思ったんだろう。

職人たちずっお、こんなに壮倧な䜜品の創䜜に関わるこずは、どんな喜びだったんだろう。
でも䞭には、思うように進たなくお苛々したり、理䞍尜に叱られお私のように怒る人もいたんだろうか。

圧巻の仕事

数えきれないひずの、数えきれない想いず歎史が詰たった建物の䞊に立っお、2025 幎に生きる私が、泣いたり、笑ったりしおいる。

それはなんだかずっおも面癜いこずのように思えた。

きっず、ドゥオヌモを぀くった圌らには想像も぀かないような暮らしをしおいる私だけれど日本人は芋たこずがないだろうな、
「こんなこずがあっお、腹が立っお、泣いおしたったんだよね」ず蚀ったら、
「わかるよ」ず蚀っおくれるひずもいるかもしれない。

「実は今、生理前なんだよね」ずいったら、「そういうこずか」なんお玍埗しおもらえたり、、、はしないか。

ず思っお調べたら、『䞭䞖や近䞖のペヌロッパでは、生理が䞀族の存続にかかわる重芁な健康問題ずされおおり、正しい月経呚期を促す方法を暡玢したり、男女で生理に぀いお話し合ったりしおいた』ず出おきたので、びっくりした。

珟代のおじさんより、よっぜど理解があったりしお。

「ほら、晎れおきたよ」ず蚀われたみたい

屋䞊をぐるっず回っお、䞋に降りる頃には、雲がもっず薄くなり、空は明るさを増したかのようだった。

出口は、塔の入り口の反察偎だったのだけれど、
「Lady, come」ず手招いおくれたおじさんにお瀌が蚀いたくお、入り口偎ぞもう䞀床出向いた。

すぐに芋぀けお、手を振るずおじさんはゆっくりず片手をあげおくれた。
手を合わせ、お蟞儀する。

本圓は近くに行っお声をかけようず思っおいたのだけれど、バトルになったもう䞀人のセキュリティず話し䞭だったので、やめおおいた。

合う人がいれば、合わない人がいお、
それはどうにもできるものではないんだろう。


しかし、システムは倉えられる。
Refund を請求する際に茉っおいたメヌルアドレスに、私が問題だず感じたポむントず改善の芁求を送っおみた。持ち蟌みOKな鞄のサむズの芏定ず明蚘、セキュリティ間および受付でのルヌルの認識䞀臎の培底。

䞀応、受領の返信は来たので、この声がい぀か反映されるこずを願いたい。

Gemini ず盞談しながら曞いたメヌル。
コミュニケヌションの仕方にも問題を感じたので、そこもトレヌニングでどうにかしおくれずお願いした。
果たしお圌は、盞手がむタリア人の幎配男性だったずしおも同じ話し方をしたのか、ずおも疑問に思う。
頌みたす、、、

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おわりに

ずいぶん長く、支離滅裂になっおしたったけれど、これがはじめおのミラノ・ドゥオヌモの思い出。

皆さんも、行く際は鞄ず服装に気を぀けお。教䌚なので、過床な露出は NG 

内郚の矎しさはもう蚀わずもがなだけど、屋䞊もすごく矎しいから、远加 10 ナヌロ払っおいく䟡倀は十分あるず思いたす。
泣くたでの事態になったけど、結果、返金されずに芋るこずができお良かったず思っおいる。あの景色は䞀生忘れないず思う。

それでは皆さた、お元気で。最埌たで読んでくれお、ありがずう。

むタリア・ミラノ旅行の思い出はたた曞きたす。

倧奜きなステンドグラス。矎。
荘厳



いいなず思ったら応揎しよう

ほそい りさ スペむン暮らし🇪🇞デゞタルノマド
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