月収100万円から収入ゼロのフリーランスになります。
月収100万円という数字がインパクトがあるかはさておき、今月から収入がゼロになります。
フリーランス人生、2年半にして、全てのクライアントの契約を切りました。
この経験を通して、フリーランスという働き方の怖さと素晴らしさ、フリーランスとして仕事をする上で大切なことを再認識しました。
月収100万円から収入がゼロになる理由
フリーランスで月収100万円を超えている人なんてゴロゴロいますが
売上目標を立てず「好きなこと・楽しいことを仕事にする」をモットーに仕事をしてきた割に、月100万円を稼げるようになっていたことは、少し誇らしくもあります。
まだまだやりたい仕事やチャレンジしたいことがたくさんある中、2024年4月に病気が分かりました。
クッシング病(下垂体性ACTH分泌亢進症)(指定難病75)というホルモンの病気です。
治療に手術や入院、長期に渡る闘病生活の可能性があるため、仕事を全てお休みすることに。
このお休みという曖昧な表現、会社員であればひとまず休職という手段がありますが、フリーランスに休職という制度はありません。
委託された業務を遂行するという約束が業務委託契約で、行なった業務に対して報酬が発生します。
個人で仕事を請け負うプロとしての責任やクライアントとの信頼関係に関わることなので、仕事ができない可能性がある以上、現在の全ての契約を終了することにしました。
すなわち、収入がゼロになります。
とてもやりがいのある仕事だったし、クライアントさんとの非常に良好な関係だったので、無念としかいいようがなく、またありがたいことに重要な仕事を任せていただいていたので、大変ご迷惑をおかけすることに。
会社員からフリーランスへ。これまでの仕事内容
新卒で人材の会社に入社し、人材紹介サービスの法人営業と転職エージェントとしてキャリアコンサルタントの仕事を約2年半。
マーケティングの部署へ移動して、WebサイトのSEOとコンテンツマーケティングを担当する傍ら、副業でもWebマーケティングやWebライターとして仕事をしていました。
社会人4年目の秋にフリーランスとして独立。
そこから2024年4月までの約2年半、SEOのコンサルティングやオウンドメディア運営のクライアントワークを行なってきました。
Webマーケティングの中でもSEOコンサル・オウンドメディア関連という特定の領域ではありますが、フリーランスの収入に関して興味のある方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
業務委託契約を終了するで上で大変だったこと
フリーランスとしてクライアントと業務委託契約(準委任契約・請負契約)を結んでいたわけですが、契約終了する上で大変だったことをまとめます。
契約終了に合わせた業務調整
契約終了の理由としては、病気の治療・療養ということで致し方なく、納得もしてもらえるものでした。
しかし「明日から仕事できません。」という状況でもないため、後任探しや業務の引き継ぎを考慮して、契約期間を変更したり、業務量を調整したりしました。
クライアントの一つは3ヶ月ごとに契約を結んでおり、4月末まで契約をしていました。体調を考慮して、4月の稼働を半分に減らすという契約内容の変更と、5月以降の契約更新なしということで了承を得ました。
もう一つのクライアントでは、毎月の契約更新だったので5月以降の契約更新なしというところで了承を得られましたが、オウンドメディアの体制構築や採用にも携わっていたので、後任探しや引き継ぎ業務が発生します。
オウンドメディアの運営に影響が出ないように、既存の業務も行いながら、なるべくスムーズに引き継げるように適任の採用や引き継ぎの資料作成、インプットのMTGなどイレギュラー業務がまあまあ大変でした。
後任が見つからない
クライアントは、WebサイトのSEO対策やオウンドメディアの運営をしてくれる人を失うわけなので、次の人材を採用しなくてはいけません。
私が担っていた業務はかなり幅が広かったため、ポジションを2つに分けて募集をかけたり、一部業務を既存のマーケターの方に割り振ったりしましたが、結局後任が決まらないまま去ることになりました。
人材活用方法や採用課題は、クライアントの責任といってしまえばそこまでですが、私が契約を終了することで負担をかけてしまったのは、事実。
「自分の代わりはいない」ということに嬉しさも感じながらも、クライアントさんにかかる負担に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
これまでのキャリアで人材業界に携わることが多かったので、人材採用の難しさは重々承知の上でしたが、業務委託人材の採用は本当に難易度が高いです。
フリーランス人材を活用する理由には、さまざまなものがありますが、スキル・コスト・稼働時間・人物などを踏まえて「適材適所」という言葉が本当にしっくりきます。
フリーランスという働き方の怖さと素晴らしさ
フリーランスという働き方は、有給休暇や傷病手当がないこと、いつ収入が途絶えるか分からないこと、社会的信用が少ないこと、社会保障が手薄なことなど、さまざまな怖さがあります。
今回、病気になって収入がゼロになることや契約が全てなくなることは、こういうことか〜というのを再認識しました。
一方で、フリーランスという働き方の素晴らしさも実感することができました。
スキルを磨き、価値を発揮できれば、他の人では代わりが効かないほどのポジションにつくことができます。
「病気を治して必ず帰ってきてね!」「正社員でも歓迎するからね!」という嬉しい言葉はもちろん、色紙や病気平癒のお守りまでいただきました。
業務委託のちっぽけな存在に、社員と同じようなあたたかい待遇をしていただき、感激です。
先にも「適材適所」をいう言葉を使いましたが、フリーランス人材の活用は悪くいえば「使い捨て」が効く存在です。
使えなければ契約を終了して切ることができますし、スキルや金額が合えばいくらでも代わりを採用することができます。
そんなフリーランスという存在でありながらも、私を選んでくれるクライアントに出会えたことは、素晴らしい人生経験になりました。
フリーランスとして仕事をする上で大切なこと
一口にフリーランスといっても、職種や業種、年齢やスキルによってさまざまな仕事が存在します。
フリーランスとして仕事をする上で一番大切なのは、フリーランスという働き方を選んだ目的を達成することです。
これはどんなことにおいてもいえることですが、目的意識を持って行動すれば大概のことは上手くいきます。
少しスケールの大きな話になりますが、人生の目的は「自分が幸せになること・自分が幸せでいること」だと思っています。
そのために、フリーランスという働き方を選び「好きなこと・楽しいことを仕事にする」をモットーにしていました。
好きなことを仕事にすることで、スキルも身につきましたし、自分だからこその価値を発揮できるようになりました。また、自分が楽しい仕事には、必然的に自分が一緒にいて楽しい人が集まります。
フリーランスという働き方を選んだ目的を絶対に見失わずに、仕事をしてきたことで、本当に幸せな人生を歩めていると感じています。
もちろん、フリーランスになった目的は「会社員という枠組みを外れてお金を稼ぐ」や「将来、企業するための準備」など人によって異なります。
目の前の仕事に追われたり、ちょっとした目くらましに目的を見失いがちですが、フリーランス人生を謳歌するには目的を達成することを忘れないことが大切だと、改めて感じました。
収入ゼロのこれからの生活
さて、少し話は逸れましたが、この記事のテーマである収入ゼロになったフリーランスのこれからの生活、どうするの?について。
一旦は病気の完治に向けて、入院・手術・闘病生活が始まります。
よく半年分の生活費の貯金はしとけ!といわれますが、貯金もありますし、ありがたいことに生活を支えてくれるパートナーもいます。
また働けるようになったら、これまでのクライアントさんに再度業務を委託していただけるか相談することもできます。
ちょうど今のスキルでできることに限界を感じていたタイミングでもあったので、新しい仕事を始めることもいいな〜とも思っています。
可能性は低いけど(笑)会社員に戻るかもしれないし、法人を持って何か事業を始めるかもしれません。
ひとまず、noteをぼちぼち更新していこうと思います😊✨
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