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【つらい現実】「もの忘れ」と「認知症」の違いって?
こんにちは。りりすけです。
今回は「もの忘れ」と「認知症」の違いについて触れていこうと思います。
「認知症」っていまでは当たり前に使われる言葉になりました。
でも実際にその症状を理解している人は少ないのかなと思います。
よくテレビのニュースで取り上げられるのは、
「深夜に外出をして帰れなくなった」
「暴言が多くなってきた」
「食べたことを忘れてしまう」
などですよね。
初めて認知症と相対することになった家族は困惑することが多いと思います。だってこれまでの本人とは別人のような行動をするのだから。
じゃあ、よく言われる「年相応のもの忘れ」と「認知症」って何が違うのでしょうか?
簡単にいうと、
「経験・体験したことを思い出せるか。」
「経験・体験した事実自体を記憶できていないか。」
という違いです。
「もの忘れ」というのは、
一時的に経験や事実を忘れても、
時間がかかっても思い出すことが出来るものです。
よくあることで例えると、
ダイニングで食事をしていて、台所に調味料をとりに行ったのに、
いざ台所についたら何を取りに行ったのか忘れてしまった。
でもダイニングに戻ったら思い出した。
といった経験は皆さん1度はあると思います。
これを俗に「もの忘れ」といいます。
ただ、「認知症」は違います。
「認知症」の場合は、
ダイニングで食事をとっていて、台所に調味料を取りにいく。
ここまでは一緒です。
ただ、ここから違うのは、
台所に来たが調味料を取りに来たことはもちろん、
食事をしていたこと自体も忘れる。
ということです。
なので、なぜ台所にきたのかも分からず、食事の続きもせずにリビングに行ってしまいます。
そんなばかな。と思う方が多いかもしれません。
でもこれが事実です。
この症状が悪化して、食事したこと自体を忘れ、
満腹感すら忘れてしまうなどの現象が起こってしまいます。
ここまできた状態がよくニュースで聞くような状態になります。
つまり、記憶のA地点からB地点までがすっぽり無かったことになるので、本人にとっては思い出すことはもちろん、
自分がしたことも理解しようがない、理解する術がないのです。
ご家族は親たちがこの状態になると、
「なんでこんなことも覚えていないのか」
「迷惑をかけないでほしい」など色んな感情に苛まれます。
とてもつらい状態です。
この時、本人はどういった感情になるのでしょう。
今回は、もの忘れと認知症の違いについて簡単に触れていきました。
普通はなかなか理解しにくい現実だと思います。なので、今後もう少し深く認知症について触れる機会を作れればと思っています。
また、最後に触れた「家族の心境」「本人の心境」についてもお話しできればと思いますので、ぜひ見ていただければと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました。