【管理栄養士解説】牛乳しか飲まない!🥛一日に飲んでいい量は?オススメの飲み物もご紹介
本日の子育てお悩み相談~牛乳の摂取量~
今回の子育てお悩み相談のテーマは「牛乳の摂取量」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。
管理栄養士の回答
今回のお悩み相談に回答するのは、管理栄養士の宍倉絵美です。
牛乳の1日の摂取量~栄養面のメリット・デメリットも
牛乳が好きなのは良いことですね。
幼児期の成長にとってカルシウムは重要で、中でも牛乳は手軽にカルシウムを摂取できる食材です。
結論からお伝えすると、
1~2歳のお子さまであれば牛乳は1日1~2杯程度(200~300ml)を目安とし、少しずつ他の飲み物も取り入れていきましょう。
日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、1~2歳の間に推奨されるカルシウムの摂取基準量は約400~450mg/日です。
牛乳1杯(約200ml)にはカルシウム220㎎が含まれているため、1杯飲むだけでも1日の推奨量の50%程度を満たすことができます。
とはいえ、牛乳は鉄の吸収を阻害する働きがあったり、脂肪分を含んでいるため、飲みすぎればお腹いっぱいで食事量に影響が出たりします。
そのため、やはり飲みすぎには注意が必要です。
栄養面から考えても、牛乳という1つの食材だけに頼るのではなく、
他の乳製品や食材も組み合わせることで、 カルシウムだけでなく他の栄養素のバランスも整えていくのが理想的です。
保育園でも牛乳を100~150ml/日飲んでいることを踏まえると、登園日にお家で牛乳を飲む場合は1杯程度にするのが良さそうです。
牛乳以外のオススメの飲み物
もし1日に何度も飲みたがるようであれば、1回量を減らし、別の飲み物も勧めてみましょう。
水分補給としての飲み物は麦茶や水がおすすめです。
どうしても飲みたがらない場合は、次のように栄養価の高い別の飲み物を試してみるのも工夫の1つです。
・アーモンドミルク
・オーツミルク
・ライスミルク
・豆乳
アーモンドミルクや豆乳は牛乳とほぼ同じくらいのたんぱく質が摂れますし、オーツミルクは牛乳に匹敵するカルシウム含有量を誇りますよ。
ライスミルクはお米が原料なので、乳や大豆・ナッツのアレルギーがある方でも安心で、親しみやすい味なのが特徴です。
なお、よく下痢を起こすようであれば、牛乳の飲みすぎが原因の可能性もあります。
下痢の理由をお子さんにも説明してあげると、飲みすぎに注意するようになるかもしれません。
最初から牛乳の量を減らすことは簡単ではないかもしれませんが、
ご家族も一緒に新しい飲み物を楽しむ気持ちを大切にしながら、お子さんの飲み物の幅を広げていくのはいかがでしょうか。
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