【管理栄養士解説】食べ過ぎ?お腹パンパンまで食べてしまう子の注意点・工夫点💡
本日の子育てお悩み相談~食べ過ぎ~
今回の子育てお悩み相談のテーマは「食べ過ぎ」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。
管理栄養士の回答
今回のお悩み相談に回答するのは、2児の母管理栄養士 M.S.です。
なかなか食べてくれないというお悩みも多い中、お腹いっぱい食べられるというのはとてもいいことです。
ただ、はち切れそうなお腹を見て心配になる気持ちもとてもよく分かります。
食べ過ぎてしまっているのではないか、身体に良くないのではないか、と心配になってしまいますね。
食べ過ぎの判断ポイント
結論から言いますと、
①適正体重内に収まり、
②日々の体重変化が少なく、
③腹痛や吐き戻しなどがない状態
であれば、問題ないです。
食べることが大好きでたくさん食べられるタイプなのか、おかわりすることが楽しいのかもしれませんね。
適正量の食事にするための工夫
食事のポイントは、食べたいだけ食べさせるのではなく、まずはできるだけ適正量位の食事量にできるといいです。
適正量の食事では満足できない場合は、少し工夫が必要かもしれません。
例えば、先に少なめ量の食事を用意し、お代わりをさせてあげることで気持ちが満足するかもしれません。
温かい汁物や、歯応えのある食材を取り入れるのもおすすめです。
生野菜や、根野菜、赤身のお肉、フランスパン、しっかり焼いたパンなど、食べるのに時間がかかる食材を用意し、適正量でも満足できるように工夫すると良いですね。
あとは、食べる時にお子さんがよく噛めているかを見てあげてください。
噛まずにすぐ飲み込んでしまうことも、食べ過ぎてしまう原因となります。
すぐに飲み込んでしまっている場合は、「もぐもぐ」「噛み噛み」と声がけをしながら、ご家族が噛むお手本を見せてあげてください。
一緒にもぐもぐしてあげることで、少しずつ噛めるようになっていきます。
そして、少しでも噛めたら、沢山褒めてあげてください。
適正量ではどうしても足りない場合は、野菜を多めに用意するのもおすすめです。
うちもお腹がパンパンになるまで食べる子で、同じように心配している時期がありました。
大人の量をペロリと食べてしまったこともあります。
ただ、適正体重内で、腹痛もなかったため、たくさん食べる子なんだなと認識し過ごしてきました。
現在小学生になり、毎食しっかり食べることには変わりませんが、お腹いっぱいという言葉もたまに聞けるようになりましたよ。
ご家族の協力も得ながら、息子さんにとってより良い食事にしていけると良いですね。
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