予約取消 何度見たかわからないこの画面 いざ予約の朝がくると怖くて仕方がない こころの病院は、 当日でも予約のキャンセル可能だった つらいつらいつらい でもきっと私のつらさなんか大したことないんだ こんなことで行ったら迷惑がかかる 真剣に死と向き合った 死ぬ段取りまで考えた その日は夢の中で首を吊った 苦しかった 何度も何度も目が覚めて苦しかった 一晩中、こころの病院に行っていいか ネットに聞いてみた 受診の基準とされる症状は全て当てはまった そん
どこにでもいる 不意に現れる しかも、一度現れるとなかなか離れない んー、この虫だけは、本当に厄介だ 「A子って、なんか、 悪い意味じゃないんだけど、地味だよね〜」 ブーン ああ、きた いやいや、気にしなければいいんだ 気にしないスプレー プシュー 「じゃあまたねー!」 『うん、また明日ー』 夜ご飯何にしようかな、、、 ブーン 地味 悪い意味じゃない地味ってなんだろ、、、 でも "地味"って言葉がネガティブって分かってるから 悪い意味じゃない
本日は貴重なお時間をさいて、 お越しいただき誠にありがとうございます。 この度は、みなさまに多大なるご迷惑を おかけいたしましたことをお詫び申し上げます。 皆さまにお伝えしたいことがありましたので、 手紙を残すことといたしました。 私がこのような決断を下したことについて あの時、話を聞いてあげれば、、 もう少し気にかけてあげていれば、、など、 ご自身を責めるようなことは 決してなさらないでください。 私は、本当に素晴らしい方々と出会い、 親切にしていただき、 本当
ダラダラと過ごした休日の昼下がり 何もせずに1日を終えるのが癪で ふらふらと駅近のカフェにやってきた 「これひとつ、あ、トールサイズで」 コーヒーは飲めないし、 ほかのメニュー選ぶのも面倒だし、 と心の中で言い訳を並べながら 密かに気になっていた 季節限定のフラペチーノを頼んだ 昔は迷わずフラペチーノを頼んでいたし その写真をSNSに投稿していた 今だって流行り物が気になって試したいのに どこか恥ずかしい気持ちが、好奇心を侵食しつつある いい大人なのに、と思われて