最期の手紙

本日は貴重なお時間をさいて、
お越しいただき誠にありがとうございます。

この度は、みなさまに多大なるご迷惑を
おかけいたしましたことをお詫び申し上げます。


皆さまにお伝えしたいことがありましたので、
手紙を残すことといたしました。



私がこのような決断を下したことについて

あの時、話を聞いてあげれば、、
もう少し気にかけてあげていれば、、など、


ご自身を責めるようなことは
決してなさらないでください。



私は、本当に素晴らしい方々と出会い、
親切にしていただき、
本当に幸せな日々を過ごしていました。
ありがとうございました。


そして私は
このような決断を下そうとしていることは、
決して、誰にも、
悟られたくないと思っていました。


話を聞いてほしいと思ったことも
誰かに止めて欲しいと思ったこともありません。

むしろ、こういった暗い話は苦手なので、
生きている間に、話したくなかったのです。


たとえ、誰かが気付いて
話を聞いてくれたとしても
、、、みなさまご存じの通り頑固な私は、
この決断を変えることはなかったでしょう。



何か辛いことがあったわけではありません。
むしろ幸せな日々を送っていました。

ただ、
27年、生きてきて、
私は、常に、死にたかったのです。



私の選んだ死を、
悲しいものだと思わないでください。
私が不幸だったと思わないでください。

ただ、しばらくの間、会わなくなるだけです。


これからも、
これまでと変わない日常を過ごしてください。
どうかよろしくお願いします。


わたしの人生に関わってくださり
ありがとうございました。 

皆さまが幸せな日々を
過ごせるようお祈り申し上げます。

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