朝活:映画『マチネの終わりに』
遂に、待ちわびた『マチネの終わりに』を観に行ってきましたーーー!
朝活という名目で笑
新宿、朝一の時間帯でいつも行く時間よりは静かでしたがそれでも新宿朝から人がいます。
泣くことを覚悟に、マスクにハンドタオルハンカチを準備していざ参らん!
ネタバレもちょっと含まれるかもしれないので、これから観ようと思っている方はご注意くださいませ⚠️
今回、注目したのはストーリーの全体把握と大人の恋愛、描写。
人の感情をどのようにして監督はフィルムに映し出すのか?
というところがとても気になりました。
昔はそんなこと気にならなかったけど。
西谷監督は今回の映画でフィルムにこだわって撮ったそうです。
だからその分時間もかかって手の込んだ作品だと何かの番組で石田ゆり子さんが仰ってました。
人が心に暗さや自分の才能、これでいいのか?などの人に見えない表現方法や切替、光の使い方が絶妙だったと私的に思いました。
作中でとっても印象に残った福山さん演じる蒔野が放つ言葉を一つ。
『未来は常に過去を変えている』
違うニュアンスのセリフで何度かでてくるのですが、ハッとさせられました。
過去は変えることができない、、、
と思っていました。
でも、未来によって過去の思い出や記憶を良いものや悪いものに自分ですることができるのです。
未来しか変えられないなんて違うんじゃないかと。
心理カウンセリングでもあるんですよね。
昔の思い込みや親からの刷り込み、嫌な経験をポジティブな考え方で捉えてみるというような。
どう未来を過ごすかを自分自身で決めて進んでいくことで過去の失敗や嫌な思いや成功もいろんなものが肯定されていくんだと思いました。
最初と最後辺りのの洋子の走っている姿にもしっかりと気持ちが込められているような気がしました。
絶対に走らない洋子が走ってまでも向かいたい場所とは??
恋はするものではなく、落ちるものだと。
そして出会うご縁がある人には必然的な出会いがあるんだと。
最後は涙で頬を濡らしました。
総合的な感想を述べると、本を読んでないので映画だけの感想になってしまいますが、
「サヨナライツカ」
のような大泣きはなかったので、大泣きしたかった私にはちょっと物足りなかった感じが、、、
感情移入が出来なかったというのもあるかもしれません。
あともうちょっとパリやニューヨークの街並みを写して欲しかったーー
でも観た後にそれぞれの人が想う何かが残り胸が熱くなる映画だったと思いました。
映画っていいね。
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