隠された右目
衝撃が起きた…。
何って、文字通り体に衝撃を受けたのだった。
事の顛末は一昨日の夜、その日の仕事で、1歳児をおんぶしてたせいか腰が痛くて、お風呂の洗い場で両手を上にして伸びをした。
すると血流が一気に上ってわたしは脱力して倒れたのだ(←これはよくある)
が、場所が悪かった。意識が遠のいて、気づくとわたしは湯船の中でもがいていた。そして顔面に走る激痛…!
わけがわからず痛みに唸っていると、小学生の長男が「なんの音?」と様子を見に来た。
そこでようやく意識がはっきりして、倒れたことを思い出し、「ママ、血が出てる」というので鏡を見たら、煉獄さんばりに顔の右側が流血していた。どうやら右目をどこかに打ってしまったらしい。
めちゃくそ痛い…。
幸い瞼を少し切っただけだったので、血はすぐに止まった。ただ痛みはなかなか治らなかった。再び目覚めなかったらどうしようかとも思ったが、頭ははっきりしていたので、その日は寝ることにした。
翌日病院に行きCTを撮ると、目の奥の骨が骨折していた…。右目はボクサーかと思うくらい赤紫色になっていた。
しかし特に処置できることもなく経過観察となった。
なんでこんなことになってしまったのか…。なんであんなところで伸びをしてしまったのか…。後悔先に立たず…。
そういえば怪我する前日の寝る前、子どもたちとこんな話をした。
ママはまだ長生きするよね?んー、でも事故や病気になるかもしれないでしょ?人間何が起きるかわからないから。一日一日を大切に過ごさないとダメだよ。
あー、、フラグ立てちゃったんか、ケガするというフラグをっ!
正直、いつこのマトリックス世界を旅立ってもいいように思っていた。むしろどこか望んでいたかもしれない。
今回ぶつけたのが目だったけれど、後頭部でもおかしくはなかった。
風呂場で脱力して痛みに気づくまで、奇妙な空白があった。少し夢を見てたような。自分がどこにどう目をぶつけて湯船に転がり落ちたのか記憶がない。
もしやわたしはあの時、選択したのかもしれない。この世に戻るか否かを。
右目と引き換えに。
ここ最近やたらと「目」を目にしていたのはこのことの予告だったのだろうか。目を怪我すると。わたしのラーの右目を…!
子どもたちをまだ悪意の蔓延る世に残しては行けない…。そしてわたしはこの地球の進化の顛末を、この目で見ることを決めたのではなかったか。
これから先、生きていくには時代のうねりにのみこまれないくらいの「生きる」と言う決意が必要だ。わたしはどこかその気持ちを失いかけていたのかもしれない。
だけどまたこの衝撃と共に決意が固まった。生きてやろうじゃんって…!
あぁ…生きるって痛い。
この一連の出来事は大難を小難にした結果なのだろうか。
大怪我したわりには一針も縫う事なく済んだのは不幸中の幸いか。
なにかの因果を肩代わりしたとでもいうのだろうか。
大袈裟に言ってるけど、ただnoteのネタが一つ増えただけなのかもしれない。わたしの物語のシナリオを自分で付け足しただけかもしれない。
けれどこの暗闇のトンネルのような世界で、わたしのおかしなnoteが少しの希望になれるのだったら、この怪我も無意味ではないのかもしれない。
にしても、こんな痛いのは二度と願い下げだ。
だって、右目がアドレノクロム後遺症のよう…。
最近よく言われている闇の10日間、眼帯をしたわたしの右目は闇の10日間に入ったのだった。
怪我の功名か、もしかしたら周りの人がわたしに優しくなると言う世界線が、この闇が晴れたら爆誕しているかもしれない(笑)