ラストに埋める隠した１ピース

探し求めてきた数年間

出口見つけるため手探りで集めた

不揃いの欠けらたち

ほんとうの世界に辿り着きたくて

寝ても覚めてもただもがいていたよう　

全て元に戻そう　本来のカタチに

集まってきたそれぞれのピースを

ぼくの中へと納めてゆく

おかしくなってしまった時計の針を

少しずつ治していくみたいに

崩れていく積み木を

またひとつに組み立て直すように

ようやく訪れる収束への兆し

最後は必ず理想の未来に辿り着きたいよ

どうしたらキズをつけずに言えるだろうか

ただただ伝えたい

ぼくが知ってしまった

ほんとうのことを

これを伝えることが善だったのか

いまだに判断がつかないでいるけれど

それなのに

ぼくは一体何をどこまで

言葉にして書き示すつもりなのだろう

それでもぼくは
ぼくを取り戻したい
それがここに生まれた意味だと
解ってしまったから
その事実を一体君はどう
受け止めて言葉にするのだろう
ぼくはぼくの好奇心を
止めることができないでいる
矛盾に満ち溢れてしまった
この世のアベコベ迷宮回廊
踏み込んではいけないことだと
分かっていても　
ぼくという存在を知りたいと思っている
吐き出したくても声にしてはいけない声を
ひとり呑み込みながら
ぼくが心の底から伝えたい本心の意図が
これ以上伝わらないといいのだけど…
それでも…