見出し画像

【140字小説】花火


花火と手が触れた瞬間、火花が散り慌てて手を離した。不思議そうに僕を覗き込む花火の顔がまともに見れない。

ー花火の母親が亡くなった夜、僕は眠れない花火を連れて海へ行った。

大量の手花火に、花火は歓声を上げる。零れ落ちる涙が光ともに空に昇っていくのを、僕は儀式のようにじっと見つめていた。





✖️

✖️



相変わらずの掛け算コラボで失礼します|qω・)


長いのが書けなかったので
久しぶりに140字にしてみました。

よろしくお願いします(*_ _)

いいなと思ったら応援しよう!