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「集中力がすべてを解決する」を読んで

これまで自分が生きてきた中で、一番集中力があった時代はいつだろうか。
自分のレベルよりも高い偏差値の高校を目指していた、中学生時代ではなかっただろうか。あの頃は、1日中勉強してもまるで疲れなかった。
高校でスマホを持ち出して以来、集中出来ない体になってしまったように思える。おかげで大学受験もほとんど勉強していない。いや、できなかった。
そんな状況がずっと継続してみっともない社会人になってしまった。
それが私の一番のコンプレックス。
今年度に入り、毎日夜遅くまで残業する日々が続いた。少しでも改善できないか。そんな気持ちで買った本が、樺沢紫苑著「集中力がすべてを解決する」であった。

この本を読んで、改めて私に集中力がないことをわからされることとなった。現に、この本に書いてある、「集中力が低い人の特徴」19項目のうち15項目に当てはまっている。

改善するために、この本に書いてある中で簡単なことからすぐに実践した。
例えば、スマホを視覚に入れない事。当たり前な事ではあるが、集中する時間がグンッと伸びた。どうやらこの本曰く、スマホを置いてから15分間は集中するゾーンに入れないらしい。

逆に社会人として当たり前だと思っていたことも、集中力を欠如させる原因だとわかったときには驚いた。
例えば、メールを逐一チェックしない事。1秒でも早く返信することは、社会人の常識だと思っていたが、集中力を途切れさせないためには、一つの仕事をこなした後に、メールのチェックをやるのが良いらしい。

人間はマルチタスクが出来ない。マルチタスクをする方が、同時並行で仕事を進められて、効率的に思えるかもしれないが、一つずつこなしていった方が、ミスがないし早い。

言われてみれば当たり前のようだが、意外と実情と違うことは多い。

人間もパソコンと同じように、脳のキャパシティ、ワーキングメモリが限られている。なるべく一つのことにしか目がいかない環境を作ること。それが最効率化の常識。

簡単なようで意外とできていないこと。これが当たり前にできるようになるためには、それはそれで難しい事なのかもしれない。

集中できるためのノウハウを知りたい方はぜひ、手に取って読んでみてください。

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