アーカンソー産水晶の透明度を作るのは「ワカン・タンカ」のおかげかもしれません。
アメリカのアーカンソー州といえば、アメリカ大統領クリントン氏を生んだ土地として有名ですが、全米が泣くという映画の文字通り、アメリカの米の産地としても知られております。
そんなアーカンソー州はきれいな水晶が取れることをご存じですか?水晶玉といえば占い師ですが、1960年代自由を謳歌するヒッピー文化を受け継いだ現代のスピリチュアル文化において水晶は「浄化」する天然石として有名です。
水晶は全世界どこでも産出されます。こと日本においても産出されていますが、その透明度の高さから、人の心も浄化してくれると信じられているため、透明度の高さが水晶の「ウリ」のひとつになります。だからこそ透明度の非常に当た貝アーカンソー州産の水晶クラスターは世界各国にアーカンソー産というブランドを付随することに成功したのです。
アーカンソー州において水晶は一つの主要な産業の一つであり、「水晶堀り」というイベントが日々行われております。大体業者がショベルカーなどで掘り起こしてくれているので「取れない」ということはないそうです。現地の方は日本でいう「砂金取り」のように観光化されており、土地を生かした産業の創出に成功しているといえるでしょう。
もともとアーカンソー州には、アメリカンインディアン部族の1つで、スー族とも呼ばれる「ラコタ」が先住民であり、ラコタは文字を持たずに指言葉によって何不自由なく他部族と会話をしたと言い伝えられている。ラコタの崇める大精霊は「ワカン・タンカ(ワカン=神秘、タンカ=大いなる)」といい、天上に住まう大自然の主を崇めた。一神教ではなく多神教であり、気候的にも恵まれた土地であると予想される。
大いなる神秘の大精霊を信仰した土地であるアーカンソーでは世界屈指の水晶の透明度を誇る天然石が発掘され続けている。「ワカン・タンカ」は大いなる宇宙を創造したものであり、その神秘そのものである。しかしながら「ワカン・タンカ」について他宗のような擬人化した物語はなくただの減少であり「宇宙の根本原理」である。始まりも終わりもなく、大いなる神秘の前ではすべてが平等である。
この大いなる神秘が「有る」信仰の土地だからなのかはわからないがアーカンソー産の水晶クラスターは透き通って水晶の中を覗けば向こう側の景色が見える。水晶を手に取り瞑想を行えばその水晶を媒体として「宇宙の根本原理」とつながることができるかもしれないし、未だ見たこともないような「自分」につながってこれこそが真理であるといった「悟り」を手にすることができるかもしれない。
道ころの石でもそれは可能かもしれないが、「浄化」のイメージを持つ透明度の高い水晶のほうがいくらかありがたみがあることやその透明な大いなる神秘をその身に宿し、イメージすることによって到達する域があるのではないかときれいなものを見ながら思う次第である。
水晶にもそれぞれの愛称というものがある。波動といえばそれまでだがヒマラヤ産が肌に合うという人もいれば、ブラジル産がよいという人もいるだろう。アーカンソー州産の水晶が手元にあれば目を向けて覗いてほしい。その純度の高い透明な水晶はあなたを「宇宙の根本原理」へといざなってくれるかもしれない。