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親のトラウマとパートナーシップ


「父親のトラウマを夫との関係で昇華する」
そんなこと、出来るのかと思っていた。
※長文になります

金曜の夜、夫とケンカになった。
土曜の朝、床に正座で2人向き合い
「話し合い」になったのだけど

その時、夫の姿が父親と重なり
42歳の私は「子どもの私」そのものだった。
子どもの私が我慢し続けたものが
ダムが決壊したように、フラッシュバックした。

私、あの頃と何も変わってないやん

あるキッカケで豹変し激怒する父親
何時間も睨まれ、罵倒され続け
鬼の形相の父から目を逸らすことも許されず
反抗の余地も与えられない

1人で真正面から「不満」を受ける時間は
生きてる事がどーでも良いと思うほど
暗闇の底へと堕とされていく

その感情がフラッシュバックして
泣いてるのは「子どもの私」だと理解している
冷静な自分もいたんだけど

この歳まで、ずーっと吐き出せなかった
父親への怒りと恨み、我慢した感情が
恐ろしいほど止まらなくなり
夫の前で、ワンワン泣いて叫んで
父に対する罵詈雑言を、吐き出した。

完全にメンタル崩壊。
子どもの私は、これ程までに怒り狂ってたんだ
こんなにも激しい怒りを、押し込めてたんだ
よく今まで蓋して、生き延びてこれたよね
ここまで傷つけられたのに
よく、今まで「許す」努力をしてきたよね

今まで、夫に聞かせた事もなかったような
汚い言葉を使い、涙と共に感情を吐き出した後

夫は有難いことに、受け止めてくれて
初めて私の深い闇と傷、本音を知ったと
「話してもらえるだけ良かった」と言ってくれた。

今はただ、毒を吐き出し放心状態で
ひどく疲れてはいるれけど
夫の実家へ帰省し、皆で美味しいご飯を食べて
義兄も混じってボーリングしたり
嬉しそうに迎えてくれる義父母との時間で
少しずつ、癒されている。

夫とは、お互いの本音や価値観
子育てのこと、これからの生き方など
改めて話し、理解するキッカケになり良かった。

子どもたちの温もりや、優しさ
甘えてくれること、側にいてくれること
全てが「ここに居ても良いんだ」と思わせてくれて
また、前を向いて「私の人生を生きる」と
思わせてくれる。

父親のトラウマをパートナーシップで乗り越えるって
こーいうことかと、わかった。

春分前に過去最大の強烈なデトックス
思考もカラダも、軽くなったみたい。

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