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【読書感想文】お金持ちの考え方を学ぶ『キャッシュフロー・クワドラント』
前作である『金持ち父さん貧乏父さん』を読んでいたときから思っていたが、ロバート・キヨサキ氏の書くこれらの本には人生の中で持っていた方が良い考え方が書かれているように思う。
正直、不動産投資やらインターネットビジネス等は恐怖を感じてしまい「勉強してみるか」という考えにはなかなかならない。
しかしこの本を読んでいると労働者として働いている自分がどんなに受動的であったか、起業家の方がどういう思考をしているのか等、新しい考えに触れることができた。
その中でも印象に残ったところをいくつかピックアップしていく。
ほんとうに大事なことは学校の教室では学ぶことができない。行動を起こし、間違いを犯し、それを正すことで学ぶしかないんだ。そしてはじめて知恵がつく
私を含め失敗を恐れて動けない人は多いと思うが、失敗をしない限り知恵はつかない。失敗を過度に恐れず、挑戦してみようと思った。
そのためにはリスクをどれだけ管理できるかが大切である。
懸命に働いているのか、それとも賢明に働いているのか
懸命であることを免罪符にしてきてしまったことを反省し、賢明さを身につけようと思った。
金持ちと貧乏な人の唯一の違いは、暇な時間に何をするかだ
耳が痛い話である。アプリゲームとSNSに手を伸ばしがちであることを反省した。
時間というのは有限で、誰にも等しく与えられた唯一のものなのに無駄に使ってしまいがちなので、暇な時にやることを決めておいて、有意義なことに使いたい。
人類が利用できる道具の中で最も強力なのは言葉
「一生一緒にいてくれるのは自分だけ」という言葉をある人に言われたことがあるが、ただ1人の人間に対してネガティブな言葉を投げかけることの不合理さを考えさせられる。
「できない」「無理だ」という言葉は、考えを打ち切らせる効果がある。そう思ってしまったら成長はない。
使ってしまいがちな言葉ではあるが、もっと自分を励ます言葉、やる気を継続させる言葉を使おうと思った。
この本が詐欺グループの口説き文句としてよく使われているらしいというのは聞いたことがあるが、実際に金持ちになった人のぶれない主張、一般人には難しく感じるような内容等、詐欺グループにとって使いやすい書籍なのかもしれないと読みながら感じていた。
しかしこれを読んで大成している人がいることも事実であるし、何より人生で大切なことが書かれていると思うので読んでみても良い作品であると思う。