カーリング藤澤五月選手に学ぶ、意識する力
いつもお世話になっています。作家の浜口倫太郎(@rinntarou_hama)です。
ちょっと面白い記事を見つけました。
大活躍の日本カーリング女子ですが、そのメンバーである藤澤選手は手の甲にこんな言葉を書いているそうなんですよ。
I am a good curlter(私は良いカーリング選手)
I have confidence!(私には自信がある!)
Let’s have fun!(楽しんでいこう!)
こんなポジティブな言葉を手の甲に書いて、カーリングを投げるときに見つめる。
こうして試合の緊張を緩和し、実力を十二分に発揮できるように工夫しているんです。
それをまねてアメリカの人気コメディアン、スティーブン・コルベアさんが、
I am good at monologue, I have confidence.
(自分は独り語りが得意。自信がある)
と書いたという記事でした。
これって本当に面白いなと。
プロのスポーツ選手ともなると、メンタルトレーニングが欠かせません。毎日のようにこういうポジティブな言葉を自分に投げかけて、自信を深めるんですよ。
ただ試合中ともなると、すぐにネガティブな感情に染まります。
「失敗したらどうしよう?」「うまく投げられるだろうか」という心配や不安が、パフォーマンスに悪影響を与えます。
だから手の甲にポジティブな言葉を書いて、その悪感情を退けるというのはいい手法ですよね。
これってスポーツ選手やコメディアンのようなパフォーマーだけでなくても、クリエイターにも使えるんじゃないでしょうか。
僕が作品を作るときは、机の上にパソコンとノートを広げてやるんですよね。
そのノートの右端に、『どうすればとびきり面白いものが書けるか?』という言葉を書いているんですね。
これは脚本家の三谷幸喜さんのマネですね。三谷さんは映画監督のビリーワイルダーを尊敬しています。
だから、『ワイルダーならどうする?』という言葉をオフィスの壁に掲げているそうなんです。
執筆につまったらその言葉を見て熟考するというわけです。
実はワイルダーも同じことをしていたそうなんですよ。ワイルダーは巨匠のエルンスト・ルビッチを師と仰いでいました。
そこで、『ルビッチならどうする?』と自分に問いかけていたそうなんですよね
上質な疑問が、上質な答えを生む。
その真理をうまく利用しているんです。僕は特に師匠と呼べる人もいないので、ちょっと抽象的な書き方をしています。
あと壁に貼るよりも、毎回自分で書いた方がより意識するなと考えて、仕事をする前にノートに書くんですよ。
でも疑問よりも、ポジティブな言葉の方がいいかもしれません。
藤澤選手のマネをして、
『私は優秀な作家だ。自信がある。とんでもない面白い作品が書ける』という言葉をノートに書き、ちらちら見るようにすればいいと発見しました。
一ミリでも面白い作品が書ける可能性があるならば、どんなことでもやりたいんですよね。
藤澤選手の方法はクリエイターにも有効なんじゃないでしょうか。
お金も時間もかからないので、やっても損は一切ないです。みなさんもよかったら試してみてください。
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