変身願望、焦っていたあの頃。
私が発病して間もないころ、「自分を変えたい」気持ちに駆られていました。変わったら「何かが変わるのではないか?」「はやくこの暗闇から脱出したい」と。 日々夜が来る、朝が来る・・・。頭の中はどんどん自分じゃなくなっているあの頃。 しかし食欲がなく、どんどんやせ細り・・・。(今の自分では考えられないくらい細くなってました)
手っ取り早く変身できるのは服装を変えること。
当時私は、aikoさんみたいな服装が大好きで。スニーカーにダボとしたデニム、Tシャツとかそんな感じでした。変わりたい願望が増してきて・・・。
まったく自分とかけ離れた服装やメイクに、当時で言えばエビちゃんみたいな・・・。今思うと大爆笑なのですけどね。ヒール履いて、ふりっとしたスカート、かわいいカーデガンと半袖ニットのようなザ、モテスタイル(笑)。
当時の格好・・・。私変わりたかったんだなって。 あの脳を支配するどす黒い暗黒の世界からすこしでも光が見えるのではないかと・・。痩せていく自分が怖くてなんとか変えたいという気持ち。
職場では「どうしたの?180度違う格好じゃない!」
そりゃそーですよ。いきなりヒールはいちゃってますから。
あんちょこな考えだなって。当時のことを思い出すとそうおもいます。 必死だったんですよね。
数年かそういう格好をしていたのですが・・・。そんな思考がそうそう変わるはずもなく、元のカジュアルな格好に戻っていきました。
あの暗黒の中から抜け出したい気持ちがそうさせたのだろうなと。
じたばたしながらもがいていた、あの頃の自分は「恰好からだけでも変わりたい」 「どうにか前に進みたい。」って思っていた。
今の私から、当時の私へ。
焦らないで。とても焦っていて「似合っていない服装」しているよね。でもね、それでは外見だけだったんだよ。 心と脳や思考は変われなかったよ。少し無理しちゃったね。 そういう時はゆっくり仕事を休んで静養しよう。
と言いたいな。 当時の私のいろいろなこと。ほかにもいろいろあるのでここでつづれたらと思っています。