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褒められて伸びる子、叱られて伸びる子

よく人の人格について、褒められて伸びるタイプって言うことがある。

ぼくはどちらかと言うとその部類に入ると思う。

その逆に叱られて伸びるタイプの人っているのだろうか。

褒められると自分が何か成長したような、いい気分になる。

しかし叱られると心が萎縮してしまい、嫌な気分にしかならない。

ぼくは二人の息子がいるが、小さい時はなるべく褒めるようにしていた。

自分の息子をあまり持ち上げるようなことは言いたくないが、褒めて育てたからだろうか、あまり怒った記憶がない、

怒ったことは片手で数えるくらいしかないが、たまに怒った時は、普段怒らなかった分、パンチ力が増したようだ(決して殴ったりしたわけではない)。

それに、もしもぼくが怒ったら妻がフォローする、妻が怒ったらぼくが慰める、というバランスの良い関係ができていた。

仮にずっと怒って育てていたら、息子はどうなっていただろうか。

伸び伸びとは育っていなかっただろうな。

いつも何かに怯えて、親の顔色を伺いながら、自分で考えて行動できないような人間になっていたかもしれない。

それなのに、叱られて伸びるってことがあるのだろうか。

例えばスポーツをやっている子は、少なからず失敗をして怒られることがある。

そこで奮起して頑張る子が伸びる?
いや、必ずしもそうとは言い切れない。

伸びる子は叱られようが、褒められようが、勝手に伸びていく。

当然ながら適切な指導は必要だが、どんどん伸びていくから叱る必要もない。

叱られっぱなしの子が、チームの中で一番上手くなったって話しは聞いたことがない。

もし叱られて、"なに、くそっ!"って思って頑張る子がいるなら、それは陰から"諦めないで頑張れっ!"って支えてくれる人がきっといるんだろうな。

小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。