誰も一人で戦っている訳じゃない
巨人が横浜DeNAベイスターズに敗戦して、日本シリーズに出場できなくなった。
140試合も戦って一位になったのに、たった一勝ができなかっただけで、日本シリーズで試合ができない。
選手たちの喪失感は計り知れない。
目標に向かって必死で頑張ってきたのに成就できないことは、人が生きている限り、誰にでも起こりうる。
政治家が選挙で落選する、受験生が大学受験に失敗する、スポーツ選手がオリンピック出場を逃す・・・、ぼくたちの周りそんな辛いことが溢れている。
皆、絶望の淵に立って前に進む力を失ってしまう。
そんな時に・・・。
負けてしまったことは仕方がない、次に目標に向かってまた頑張ればいいじゃないか、なんて言葉をかけられても、頑張ってきた時間、犠牲にしてきたものへの代償になんてとてもならない。
他人はそんな無責任なことを言ってしまう。
それしか掛ける言葉がないからだ。
ぼくも安易にそんな言葉を口にしてしまったことがある。
しかし家族は違う、ファンは違う、選挙の有権者だって違う。
必ず誰かが支えてくれている。
支えようとする人は、そんな口先だけの言葉は使わない。
自分ことのように辛い気持ちを感じ取ってくれる。
時には厳しい態度をすることもあるだろう。
でもそうする方だって心を痛めている。
ただただ再起を願って、支えるためならどんなことをしてでも一緒に戦ってくれる。
だから人は何度でも立ち上がれる。
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小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。