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【ショートエッセイ】ボディコンバットの魅力

エクササイズにボディコンバットというものがある。
軽快な音楽に合わせて、格闘技をエアで行うと言うシンプルなものだ。

格闘技にはボクシング、キックボクシング、空手、ムエタイ、テコンドー、カポエラ、時々剣を振る動作も取り入れている。

格闘技好きのぼくは、このエクササイズがたまらなく好きだ。
時間を忘れて、熱中することができる。
コンバット歴だけなら10年を超える。

身体への負荷は、個人で決めることができる。
のんびりやりたい人は、小さくゆっくり動けばいい。
思いっきりやりたい人は、サンドバッグを打つように素早く大きく動けばいい。
1時間もやれば汗だくになる。

格闘技を学ぼうといろいろとスクールを探したことがあった。
あれこれと探しているうちに時間だけが過ぎた。
そんな時に近所のフィットネスクラブでボディコンバットをやっていることを知った。

何をやっているのか具体的にわからなかったが、とりあえず参加してみることにした。
ぼくにとっては衝撃的な出会いになった。

最初は簡単な動きでウォーミングアップ。
それが終わるとボクシングの動きから始まる。
強度はグッと上がる。

パンチの種類はジャブ、ストレート、フック、アッパー。
それを複雑に組み合わせていく。
音楽に合わせてパンチを繰り出すのだけど、まるでダンスをやっているような錯覚に陥る。

キックの種類は意外と多い。
フロント、サイド、バック、ラウンドハウス、ジャンプ、イバーシブ、さらにニーキックを組み合わせる。

どの動きも早く、力強く打てば打つほど、自分の身体への負担が高まるのだが、格闘技好きには力を抜くことができない。

ジャンプキック、ジャンプニーなんて、誰よりも高く飛びたい。

ここで全ての動作を語るにはとても足りない。
またの機会にお話ししたい。

初めてボディコンバットに参加してから、もう何百回やっただろうか。
初回時の衝撃、身体はヘトヘトなのに楽しくて、楽しくて顔が笑っている。

こんな感覚を体験してしたことは今までなかった。
大袈裟に言うと、"おれ、生きてる"って思えた。
エクササイズを愛する方なら、この感覚、きっと理解してもらえるはずだ。


小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。