![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158559326/rectangle_large_type_2_7edeec55d64584c4785b4584d6497ebf.jpg?width=1200)
エッセイ「徒然なる日々の瞬き」2.本屋さん
つい、本屋「さん」と簡単な敬称をつけて呼びたくなってしまう。どうしても本屋「」と呼び捨てにはできない。どこか近くに本屋はないかと調べるときにも、「◯◯駅 本屋さん」なんて無意識検索してしまうくらいだから、重症だ。
敬称をつけること自体はまったく悪いことではない。相手を尊重していることの現れだから、それはもう、素晴らしいことだろう。けれど、それであるならば本屋だけに「さん」をつけるのはおかしいではないか。服屋にもケーキ屋にも花屋にも「さん」が必要ではないか…とぐるぐる考えたって答えはでてこない。
本が好きでたまらないから、つい「さん」をつけて呼んでしまうのか、それとも本屋「さん」という呼び方をよく耳にするからそれに倣っているだけなのか。無意識に使っている本屋「さん」という言葉を意識してしまうと、なんだかおかしくて、愛おしくて、この呼び方はやめられそうにない。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152857960/picture_pc_9f54609d4e8349e9e24cf8df3fb6b8dc.jpg?width=1200)
エッセイ「徒然なる日々の瞬き」マガジン
エッセイ「感覚」マガジン
人気のエッセイ「赤毛のアンのように、そして読書休暇を」
そのほかのエッセイはこちらから🌿