シンガーが10年間フリーソフトで粘り続けた話③
新年あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。
年末年始、更新をお休みしておりましたが仕事始めということで早速前回の続きをお届けしようと思います。
前回のnoteはこちら👇
ようやく歌ってみたデビューを果たした私ですが、ここでようやくタイトルにもある例のフリーソフトと運命の出会いを果します。
そのソフトの実態とは?
何故10年も粘っていたのか?
その真相が少しずつ明かされることになります。
🖊ついに無料DAWデビュー
ついに出会ってしまいました。
文字化けにも、環境にも負けない最強の味方フリーソフト!
その名も…
Audacity
です!
これがまた優秀なんです。
・オーディオの録音(ボーカル、楽器等)
・オーディオファイル(Wav、mp3、AIFFなど)の取り込み
・基本的な形式での書き出し(16~32bit、44.1~48Hz)
・モノラル、ステレオに対応
・クリックファイルの作成
・簡易的なエディット機能を搭載(リバーブ、フェード、ピッチ変更等)
え・・・
優秀すぎるぐらいじゃない?
っていう感じで、これ1つで事が足りてしまうくらいのフリーソフト。それがAudacityです。衝撃的な出会いでした。
1つ難点があるとすれば、MIDIファイルの取り込み、書き出しができないくらいでしょうか。ただ、それはパラデータで貰えれば解決できてしまう話。
歌を録るぐらいの作業であれば、特に不自由もなく使えるわかりやすいフリーソフト。ハンデが多かった私にとっては本当にありがたい存在でした。
ついに無料DAWを取り入れ、Wavデータとして歌データを書き出せるようになり、【歌ってみた】作品にミックス・マスタリングができる状態になりました。投稿を始めて、1年くらいの出来事です。
そして、声真似ネタのクオリティの高さで当時ニコ生界隈をざわつかせ、ものまね関連のテレビ番組にも出演していたじゅん☆じゅんさんにミックス協力して頂いた「アイラビューアイニジュー」が初めてのミックスされた作品となりました。ハモリ・ユニゾン部分もばっちりハマっていますね。今までの作品にはなかったミックス過程でのリバーブ処理なども初お披露目になりました。
ですが、ソフトが手に入ったとはいえ、音質が改善するわけではなく、次の欲求が私の頭をよぎります。(マイクの音割れはデフォになりつつありました。当たり前か)
他の歌い手さんたちのクオリティに近づくには、
このスカイプマイクじゃダメだ
そこで、住んでいる島から船で小一時間ほどのセブ島にレコーディングスタジオを探しに行く旅に出ます。
私が初めてレコーディングしたスタジオは、実は日本ではなかったんです。
🖊初めてのレコーディングスタジオはセブ島
ラマン・ストリート、シカチュナ・ストリートの間にある、ASC Music Studioこそが、私の初レコーディングスタジオ体験でした。
歌ってみたを始めて2年目のことです。
初めて目の当たりにする大きなPA卓、壊すと大変なことになりそうなくらい高そうなマイク、防音施行がしっかりと施された空間。
なんだここは!?
と衝撃を受けました。
オープンな場所、かつ人が後ろで行き交うネットカフェとは全く違うプロの環境(比べ物になりません)に目を輝かせながら、拙いながらも現地の言葉でコミュニケーションを取りながら2曲レコーディングしました。
とにかく、まず耳元にクリアにモニタリングできる自分の声に驚いて、プロの機材とはこういうことなのか、という初歩的なところから1つ1つ感動の嵐でした。キーボックス(自分の耳でモニタリングする音を好きに調節できる機械)の使い方もここで初めて知りました。
その時の作品がこちら👇
いや、違いすぎて笑えますね?
歌い出しから全くの別物です。
さすがプロ環境で録った作品。
エンジニアを担当してくれたPongさん、その節はありがとうございました。
(Maraming salamat po sa pag recordind Mr.Pong!)
ちなみにこちらの楽曲は私が人生で初めて英詩を担当した曲でもあります。
私が通っていた高校でも一時期流行し、校内のイベントや学校主催の外イベントなどでも歌わせて頂いたりもした思い入れのある曲です。
今考えてみると、ニコニコ動画でのこれまでの活動は、フィリピンで録った音を日本のエンジニアさんや友人にミックスしてもらっていて、国際的な作品作りをその頃から実現していたんですね。
今となってはリモート社会・ネット社会が基盤化してきて、ごく自然な流れかもしれませんが、当時の私はフィリピン・日本両国で創り上げる作品それぞれがとても嬉しく、貴重な宝物を創り上げる感覚でした。時差も1時間程度ほどだったので、よりやり取りしやすかったのかもしれません。
🖊無事に高校卒業!
無事に高校も卒業しました。
ハリーポッターや海外の映画・ドラマでよく見る卒業式の制服?を着ての卒業式。母も日本から駆けつけてくれました。本当に充実した4年間だった。
ふさぎこんでいた私を変えてくれた、大切な原点だと今でも思います。
そして、求めていたクオリティの作品の公開が実現し、プロの力に味をしめた私は、翌年の帰国を迎えるにあたり、脱スカイプマイクを心に決めます。
よし。
少しずつでいいから、プロの音質に近づくための機材を買おう。
まずはアルバイトだ!
次回は私が日本に帰国してからの活動についてを書きたいと思います!
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ではまた次回のnoteで!👋
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