自称ランシューオタク(もはや変態)からランシューを買った話
分からないジャンルの買い物をする時、何を重要視して買う決断をするかは人それぞれ。
これは私がランシューオタクの店員さんからランシューを買った時の話。
今年の夏終わりに、友達と一緒にフルマラソンに挑戦すると決め、その場で地元のマラソン大会にエントリーした。
初めての大会、初めてのフルマラソン。ちなみに私は6キロ以上走ったことがない。
そんなかなりハードな挑戦をするために、まずはランシューが必要になる。
メーカーやどんな機能性があるといいかなんて全く分からない状態で、とりあえずスポーツ用品店に行く。
とりあえず近くにいた店員さんに声をかけることにした。
「初めてフルマラソンを走るんですけど、おすすめのランシューはありますか?」
そう聞くと待ってましたとばかりにいろいろ聞いてくれた。
普段走りますか?運動は?目標は?予算は?と細かく聞いてくれた上で、いくつか選んでくれて履いてみることにした。
今のランシューは私が持っているシューズとは全然違う!進みやすい設計の物や履いたことのないほどのソールの厚みがあるものなど、いろんなものがあった。
あまりにも一つ一つのシューズについて詳しかったので聞いてみると、
「私、ランシューオタク、いや、オタクを超えて変態なんです!」
その店員さんは、家には100足以上のランシューがあり、そのランシューの良さを身をもって体験するために走っている。昔からスニーカーが好きでその延長線でランシューも好きになったそうだった。そのシューズのランナーのために設計された構造や、その背景を考えると本当に感動して、愛が止まらないそうだ。
かなりスニーカーやランシューへの愛が強い店員さんだった。自称変態を名乗るほどだし、なかなかそういった人、店員さんに会えることなんてそうそうない。
ランシューについては私は全く知識なんてないけど、この人を信用してみよう!と思った。そして、選んでくれた中から気に入ったものを購入した。(ポイントもたくさんつくようにしてくれて、物が良い商品が値引きされているものを探してくれた)
何かを突出して好き!と言う気持ちは時には人を動かす原動力になる。
好きだからこそ、調べてその想いを伝える。その愛が伝わるからこそ信用できた。
きっと、他の店員さんだったらネットで買っていただろう。
この店員さんから買いたい!と思う体験は今まで数えるぐらいしかない。信用できて、本当に購入側のことを考えてくれているんだなと伝わるような人。
そんな出会いに感謝!スニーカーオタク最高!