座敷童は見つからない
社会人3年目、後輩も入って徐々に一人前として扱われるようになってきました。テーマを座敷童にしたのは、昔ボブヘアーにしたら和風な顔と相まって「座敷童みたい」と言われたからではない。
3年目…仕事一つとってもそうだし、社内での空気の読み方、立ち居振る舞いもなんとなく身体に馴染んできた。私は物事に動じなく見えるそうで(本当は焦ると動きが止まってしまってあたふたしないだけ)、「もう5年目だっけ?」なんていじってもらうこともあり、嬉しさ半分、焦り半分。
そんな中で3年目に入ってから始めた習慣がある。
それが座敷童チャレンジ
一日一ヶ所、誰にも見られることなく、オフィス内をきれいにすること。応接間のテーブルや給湯スペースの壁、意外と汚れているところは多い。最近はアルコールディスペンサーを使用する人が多く、その周辺が盲点だったりする。基本は朝、人があまりいない会社が好きなので早く行くのはそこまで苦ではない。
朝一ヶ所綺麗にすると、そのあともそこを通るたび、使うたびに「綺麗だな」となんとなく嬉しくなる。
「誰にも見られないこと」が私の中ではミソで、誰かに見られてしまったら…「偉いね」なんて言われてしまったら、喜びは8割減、むしろ申し訳なくなる。こういう、掃除だの雑務だのはやっていると気づかれると人に気を遣わせる。飲み会サラダ取り分け問題のような居心地の悪さに近いものがある。気を遣われるのは苦手。自己満足でしていることについては自己完結をさせたい。
だから私はまた来週も、座敷童になる。(気づいても見つけないで)
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